「まごうことなきクソ映画」THE FIRST SLAM DUNK taKeさんの映画レビュー(感想・評価)
まごうことなきクソ映画
某エンペラーアイの彼のお言葉を借りると、
「想定は下回っていたが、ここまで酷いとは想像できなかった」
と言ったところでしょうか?
予告映像のCGを見た時からこれは酷いかなとは覚悟していましたが、
作者の「新しい視点の〜」のコメントも、公開前から言い訳するぐらいだから相当酷いのだろうなとしか思えませんでした。
映画が始まって、
「ああ、やっぱり山王戦をやるんだ」
なぜに宮城がメイン?
回想→試合→すぐまた回想、とにかくテンポが悪くてうざい。
薄っぺらい回想シーンを押し付けられて試合シーンに集中できない。
相田弥生に「考えすぎてる、自らリズムを狂わせてきてる」と言われそう。
では試合シーンが良いかというと雑に流れるだけで迫力がない。
スラムダンクはCGに向かない漫画かと。
声優については好みもあり、25年も経っているので交代もやむを得ないかなと。
所々違和感があり、全体的にレベルが低いかもとは思いましたが、
そもそも山王戦を二時間映画に納めること自体に無理があり、
早送りのような展開の中でセリフだけは漫画と同じなんてことを求めることは出来ないでしょう。
見終わって、THE FIRSTとは?と考えた時、
回想シーンにやたらと三井が絡んでくるんですよね、
これTHE SECONDの布石ですかね?
次は三井メインの翔陽戦でもするつもりですかね?
その後は赤木と海南戦、流川と陵南戦、桜木と山王戦とかですかね?
だから山王戦の大事なシーンを色々削ったんですかね?
スラムダンクファンから後4回毟り取る皮算用かもしれませんね?
もしそうなら、作者にとってスラムダンクはただの商品に成り下がったのかもしれませんね。「新しい〜」とか言う前に本来あるべき姿のスラムダンクを描いて欲しかった。
私が大好きだったスラムダンクはこれじゃない、
私が観たかった山王戦はこれじゃない、
あと、エンディングテーマがZARDのマイフレンドではなかったこともマイナスです。