「ドリブルこそ宮城リョータの生きる道なんだ。」THE FIRST SLAM DUNK 颯さんの映画レビュー(感想・評価)
ドリブルこそ宮城リョータの生きる道なんだ。
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今作品は視点を宮城リョータに据えた意欲作。
山王戦がリョータにとってかつて死んだ兄弟との果たし合いの場所であったというイフストーリーを隠し味に進むスラダン最高峰の試合のアニメーションだった。
原作未読者には今の体格に恵まれない少年が日本最高の選手とマッチアップするという痛快さが心地良いかもしれない、原作読者にはとても新鮮で現代風にすら感じる視点によって、よりこの作品について深い洞察をもたらしたと思う。
スラムダンクの恐ろしくリアルな人間の感情描写に心臓すらも響く低い重低音によってもたらされるカタルシスはもはやアニメの域を超越している。
手放しに最高の映画だと褒められる。
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