「知っていても熱い」THE FIRST SLAM DUNK デブリさんの映画レビュー(感想・評価)
知っていても熱い
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山王戦、やっぱり熱い。結末を知っていても楽しめる。忘れている部分もあったのと、分かっていてもぐっとくるのと。
さすが井上雄彦が監督しただけあって画面が美しい。TCX×DolbyAtomosで見てよかったと思った。特に海や波、屋上に降ってくる雪の描写には目をみはる。
リョータは結構好きだし、何より原作にない原作者の手になるSLAM DUNKのエピソードをこの令和に見られたのがうれしい。ストーリー自体はあまり好きではなかったけど(お父さん亡くなって何年もしないうちにお兄さんも海難事故ってなんだかな)、一つひとつのシーンや絵がよかった。
ただ、重たい過去を背負わせたせいで、リョータの愛すべきおバカっぽさ、軽い感じが消えてしまったのはちょっと惜しい。彩子との関係性も原作とは違って見えてしまった。試合中までおちゃらけていられないのはそうなんだけど。
試合シーンはキャラクターの動き以上に、本物の試合っぽい流れが感じられるところが好き。あと、褪せたような地味な色合いのああいう体育館で高校生の試合やってるイメージ、すごくある。
不満な点もあるけど、劇場公開している間にもう一回行きたいなと思うぐらいには好き。そして、それ以上に次作への期待がものすごく高まっている。
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pipiさんのコメント
2022年12月9日
プロフコメント拝見しました。
0.5以上から算出されていたのですね。知りませんでした。
これまで高評価レビュー&星無しの方々を見かけると、内心で「点数引き下げちゃってるんじゃないのかな?」と少しモヤッとしていました。
正しい情報を教えて頂き、ありがとうございます。