「試合シーンはCGで、バスケの動きは本当にリアルでかっこよかった。試...」THE FIRST SLAM DUNK えいみんさんの映画レビュー(感想・評価)
試合シーンはCGで、バスケの動きは本当にリアルでかっこよかった。試...
試合シーンはCGで、バスケの動きは本当にリアルでかっこよかった。試合の決着がつく最後の数十秒は映画館の全員が息を飲んで見守っていて、その雰囲気含めてとても最高だった。
宮城リョータの映画なのに、主人公的な行動を取るのは全部花道なので、ちょっとまとまりがなく感じるところはあった。花道が主人公だと、初心者なりに色々考えたり工夫したりしているのが心の声でわかるので愛着が湧いて、めちゃくちゃな行動をしても許せるけど、今回は花道の視点の映画じゃないので、どんな相手にも偉そうな態度を取っているのはただたんに憎らしい感じがした。
CGを使ったリアルなバスケシーンはたしかにすごかったけど、選手の凄さを見せるプレイは何かしら特別な見せ方じゃないと、バスケ未経験者には凄さが分かりにくくてさらっと流れてしまうと感じた。
CGは漫画的なコミカルな動きができないので、少年漫画的な要素は殆どなくなっていて、桜木のちょっとしたギャグシーンなどは大幅にカットされていて、シリアスな雰囲気になっていた。
桜木花道が主人公の少年漫画ではなく、宮城リョータが主人公の青年向けの雰囲気の映画になっていて、雰囲気が漫画と大きく変わっているけど、脚本が井上雄彦先生なので納得するしかない。井上先生は桜木花道視点のスラムダンクは漫画で全部書ききったから、映画では別のことをやりたかったのかな・・・と考えることにした。
花道の「大好きです。今度は嘘じゃないっす」だけは映画でも入れてほしかったと思った。
あとできたら魚住が板前の格好で大根の桂剥きしながら登場するところも・・・
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