「それぞれのドラマ」THE FIRST SLAM DUNK きささんの映画レビュー(感想・評価)
それぞれのドラマ
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1日目、1回目で見てきた。前回のアニメなど見ていない。原作を読んだのみ。何も情報がないまま行った。
始まったのはあの試合!こんな大きな大画面、映画館で見れて夢のよう。だって原作終わったの何年前?令和の時代にこんな楽しみがまだ残されていたなんて!ワクワクした。はじめから、いきなりのゾーンディフェンス。ボールを持った宮城リョータが図体のデカい奴らにぐいぐいディフェンスされる苦しみがリアルに迫った。こんなに試合って苦しいのか。みんな苦しい顔、疲れた顔をしている。その中でやはり雰囲気を盛り上げるのは桜木花道。1回ドリブルしてボール持つ。そしてまたドリブルを始めた時は1人で笑った。ダブルドリブル!って取られたけど、そうか、花道ってまだバスケ始めて4ヶ月なんだよね。その素人のマインドなんだけど湘北高校の大きな力になる。原作を読んだだけではわからなかった皆のしんどさ、汗、息づかいまで聞こえてくるような映画だった。息を飲んで画面を見つめ続けた。最後の花道のシュートのゴールの網の揺れ方があまりにリアルで驚いた。最後の流川と花道のシーンは感動!原作に忠実に描かれていて一切のセリフがないシーン、映画でも無音で描かれていてすごくよかった。時間の制約がある中で、このエピソードの盛り込み具合が限界だろう。
5人それぞれに沢山の見えないドラマがあっただろう。いやいや安西先生も彩子にもヤスにも、登場人物全ての人に。今回、宮城リョータの過去が描かれたけれど皆の人生それぞれにいろんなドラマがある。私にもそして、この映画を観たあなたにも。そしてそのどれもが本当に素晴らしい。そんなことを感じさせてくれる映画だった。
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