「【折れない心、最後まで諦めない心。そして各々が再生する姿を描く。原作の傑作バスケ漫画に比肩するレベルのアニメ化作品。バスケシーンの高揚感と、オリジナルストーリーの融合性が素晴しき作品でもある。】」THE FIRST SLAM DUNK NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【折れない心、最後まで諦めない心。そして各々が再生する姿を描く。原作の傑作バスケ漫画に比肩するレベルのアニメ化作品。バスケシーンの高揚感と、オリジナルストーリーの融合性が素晴しき作品でもある。】
ー 直前まで一切の情報が出されずに公開された異例の作品であるが故、不安と楽しみとが綯交ぜになった気持ちで劇場へ。
結論から言えば、この作品は従来の原作漫画のアニメ化とは一線を画した傑作である。
劇場を出る時の、高揚感と、満足感を久しぶりに味わった作品でもある。-
◆感想
・今作では、原作では比較的スポットライトが当たらなかった、高速ドリブラーの宮城リョータの沖縄を舞台にした、小学生からの彼の成長していく物語が、山王工業高校と、湘北高校戦と絡めて描かれて行くのだが、この作品構成が絶妙に良い。
<2023年1月26日 追記>
■リョータが亡き兄と、沖縄でワン・オン・ワンでバスケットを楽しむシーン。
ー 初回鑑賞時には何となく違和感を感じていた、バスケのボール及びリョータと亡き兄の服装の色合い。
昔のシーンなのでセピア色にしているのかな、と思ったが、あれは、2020年1月にヘリコプター事故で急逝したコービー・ブライアントが所属していたレイカーズのユニフォームの色ではないかと思った。
そして、多くの人が連載終了後に”何故、今、この傑作漫画をアニメにするのか?という疑問も氷解した。”(私の勝手な意見です。)
バスケットのスーパーヒーローの突然の急逝。
そして、その三カ月後に突如世界を襲ったコロナ禍。
井上雄彦氏はそのような閉塞感を打破するために、この作品を今だからこそ製作し、公開したのではないかと思ったのである。
”折れない心、最後まで諦めない心”を観る側に届けたいのではないかと思ったのである。-
・海難事故により、哀しみを抱えた宮城リョータ一家が、湘北高校のある神奈川に越して来て宮城の母は、哀しみに堪える日々を送っている。
ー 山王工業高校と、湘北高校戦のバスケのスピード感と圧倒的迫力との対比が、とても良いのである。-
・更に言えば、原作では細かく描かれていた、中学時代は県MVPだった三井が、膝の怪我により荒れていたシーンを含め、夫々の選手の過去が試合途中に絶妙なタイミングで、カットインしてくる構成にも舌を巻く。
試合の緊張感が途切れることなく、それらのシーンが描かれているからである。
・山王工業高校と、湘北高校戦の試合の流れは、原作とほぼ同じで進むが、元々原作のバスケットシーンの絵がハイレベルの巧さで有ったが故に、映画化された事で、更にスピード感、疾走感、迫力が出ているのである。
ー ダンクシュートの迫力、三井の3ポイントシュートを放った時のボールの軌道の美しさ、そして、”スパッ”とゴールに入った時の爽快さ・・。-
<今作の脚本、監督を、原作漫画を書かれた井上雄彦氏が担当されている事にも、着目したい。原作のストーリー展開の面白さは、周知の事実だが、まさかここまで面白いアニメーション作品に仕上げてくるとは、感嘆の想いである。
才人とは、井上氏のような人を言うのであろうなあ。
今作は、大変に面白きバスケット映画であり、宮城リョータ一家、一度は挫折した三井寿、先輩から疎まれていた赤木剛則達、湘北高校バスケットボール部の選手たちの心の再生の物語なのである。>
■桜木花道、流川楓という、原作では2枚看板の選手を比較的、脇に持って行った井上氏の”勇気ある脚本”にも、敬意を表したい作品である。
<2023.1.26 公開後、数回鑑賞して、初見時には気付かなかった事を追記する。>
Nobuさん、ご無沙汰してます!
男バスの指導は難しく、ネットを隔てたバレー経験者からしたら、フォーメーションが無限に現れるバスケはちんぷんかんぷんでしたよ😭
日本はまだまだ上映中なんですね。スラダンTシャツ、めっちゃあるんですよ。着て街を歩きたいです😩
ここまで辿り着くのに時間が有しました。
改めて。
NOBU さんのレビューの多さと
スラムダンクのレビュー数の多さにびっくりですね。
全巻2日間で制覇されたんですね。
20冊ぐらいありますか?
映画館で展示か販売かわかりませんがありました。
読み出したらハマっちゃいますよね。
昔、韓流ドラマにハマって止まらなくて可笑しく成りかけたことがあります。(笑)
そのままこの作品に感動されてよかったです。
わたしは当時のスラムダンクを見たくていったのかな~と思います。
年月が相当経っているのに…
アニメの技術も上がってリアルな描写をみることが出来て嬉しいことです。
心の隅の片隅に
当時を思い出したいために
行ったのかもしれません。
当時の音楽を含めて。
でも。
新しいスラムダンクを観られたことはよかったと思いました。
NOBUさん、こんにちは!コメントありがとうございます☺️
NOBUさんは漫画をコンプリートされたのですね!!
漫画では桜木がメインとのこと。
通りで!サクラギハナミチに関しては名前を聞いたことありました。
観客全員が固唾を呑んで試合の行方を見守る感じ…
最高でしたね!
コメントありがとうございました
> 私は、三井と似たポジションのSGでしたので、プレスの際の疲労は半端なかったですが・・
うわ、うらやましい。スポーツ観戦が好きな俺ですが、観ればみるほどわかることがひとつ。「このスポーツに素人の俺より、このスポーツの経験者の方が、倍くらいわかって楽しんでる」ってことです。やったことがあると、観てわかることが10倍くらいありますからね。
うぷぷ。
高笑いしてないってばぁ。
私、負けず嫌いじゃないもん。
(ガチで。全然負けず嫌いじゃないですw)
ただの事実報告に過ぎないですよ〜。
ではでは、素敵な週末をお過ごしください。
Happy anniversary‼︎
うふふ♪
かつては1万冊を軽く超えていたのですよ。
現在の主人と再婚&新居購入の際に「もう増やすまい!」と誓い6千冊まで減らしたのです。またぞろ増えてきていますが(汗)
お料理上手な旦那様、羨ましいですね〜♪
我が家は家族一同、私の料理を信頼し過ぎてくれているので「これは傑作が出来たぞ!」と思っても「お母さんの料理は美味しくて当たり前」らしく、感動やお褒めの言葉が薄いのですw
ただ、娘が昨年、中3にしておせち30品を全品1人で見事に作り上げてくれたのは嬉しかったですね。毎年、少しずつ手伝わせてきた甲斐がありました。
主人の料理は元々は、アウトドア的な「男のパスタ」程度だったのですが、私の妊娠&悪阻中に随分料理をしてくれて今では冷蔵庫のあり合わせで夕飯のおかずを整えるくらいは出来ます。
でも、主人の料理はNOBUさんに敵わないけど、私の為に庭に様々な薔薇を育ててくれるのですよ。今度は料理の衣装である「一皿」の方を焼いてもらおうかなぁ。
京都仕込みの湯豆腐、良いですね〜♪
素敵な結婚記念日になること間違い無しですね。
素敵な1日をお過ごし下さい。◯十数年記念おめでとうございます♪(祝)
NOBUさんのおかげで観てきましたよー。(実は1本だけ観なきゃならないという時、スラダンではNOBUさんをガッカリさせちゃうかな?と躊躇して候補から外していたのです。本当は観たかったのにw)
私、最後まで読了していました!所有コミックスが最後の方まで揃ってなかっただけで。映画館帰りにブックオフ寄って記憶を確認してきました。
横浜では3畳の納戸に引き出し式書架をギッシリ設置して6千冊超えの収納を可能にしていたのですが、今の家は間取りが違うのでそのスタイルは出来ず、漫画はよほど大切なもの以外はケース詰めしてレンタルルームに天井まで山積みしており、容易には目当ての本を取り出せないのです。読み返したいよー。
NOBUさん、ミニバス凄かったのですね!私は小6の2学期に転校して無理矢理選抜チームに入れられた為に半年かじりました。おかげで基礎は身につきましたが。未経験者とは違うなと思って貰える程度ですw
現在の居住地には近所にプロバスケチームのホームがあるので、たまに試合を観に行きます。だから、本作の臨場感には感じ入りましたねー。井上雄彦、本当に「やってくれた!」という嬉しさでいっぱいです♪
あ、私も滅多にパンフ買わないのですが、本作は久しぶりに買ってしまいましたー(笑)
最後まで諦めない心、
あきらめたらそこで試合終了!、スローモーションでロングシュートする場面が
深く心に残りました。
バスケットボールの形のキーホルダー、リストバンドとかが映画館にて販売していてアニメ放送していた高校時代を懐かしく想いました。また、どうぞよろしくお願いします🐨