「これは…。誰を対象にしているのかわからない…」かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦 ファイナル yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5これは…。誰を対象にしているのかわからない…

2021年8月22日
PCから投稿

今年103本目(合計167本目)。
前評判が良くなかったのか、大阪市でもtohoシネマズのみという寂しい状況。
しかもその中で一番狭いシアター3(ミニシアター並み)が割り振られているという状態。

ストーリーとしては…。理解はできるのですが(この点で、理解ができない樹海村やDAUナターシャ(※1)とは明確に異なる)、かなりの部分で字幕による妄想シーンへの突入などの描写が描かれているため、どういう層を想定しているのか判断が難しいです(小学年高学年、中学生?)。

その割に「軋む」(きしむ)といった漢字には字幕はないし、誰が見に行くと理解できるのだろう…という状況です。
ストーリーが伝えたいこと自体は前半はかなり「変な展開」ですが、後者はうってかわって「自分の思いを伝えたいこと」に収束します。これは見ていればわかります。ただ、前半の「変な描写度」がかなり高いので、その格差が多すぎ、途中で寝たり帰ったりという人が多かったです(シアター3でも、最後には6割しかいなかった)。

原作ありとのことですが、原作をしっていれば5.0評価になるのか…という点も不明。または、原作を知らなくても「こういうおバカ映画」が一つの枠にあることそれ自体に意味があると考えると解することも可能です。

なお、最後、「協力者」として「国土地理院」が表示されるのですが、国土地理院、どこに協力してるんでしょうか…(まさか、各国語で「愛している」という表現がどうこうとか、各国語の国旗を提供した「だけ」では協力者とは言いづらい)。
色々謎が残るというか、ある意味「ネタ枠」して見に行くんじゃないかと思います。

 採点は下記の3.5としました。

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 (減点1.5) 正直、前半は字幕が過多な上にギャグ映画か何かわからない上に(かつ、幼稚な表現が多すぎる)、一方で後半はシリアスな展開になるので、アンバランス感がすごく、観る人全員混乱するんじゃないか…とさえ思いました。

 (しかも、協力に「国土地理院」が出る当たり、何をどう協力したのか謎…。
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 次の投稿「ベイビーわるきゅーれ」(大阪市では3週間遅れ)
 ※1 ここで散々な低評価を受けた「DAUナターシャ」の続きが来週(29日(土))に出るのだけど(もちろんR18)、なんと「6時間9分」(369分)。
これ、どこの映画館で放映するんでしょうか…。

yukispica