「『明日の記憶』と比較するとただただ悲しい」ファーザー 根岸 圭一さんの映画レビュー(感想・評価)
『明日の記憶』と比較するとただただ悲しい
認知症患者の視点から、目の前の出来事が嘘か本当か分からないスリリングな展開が面白い映画。
今作と同様の認知症患者の視点を題材にした映画としては、邦画の『明日の記憶』が思い浮かんだ。『明日の記憶』は、記憶が失われてもなお残る家族との絆を描いた温かい映画だった。今作は対照的に記憶も家族との絆も全て失っていく描かれ方がされていて、ただただ悲しい。上手いオチを作るのが難しい内容だなと思っていたが、これといったオチが無かった。そのため☆-1。
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