「認知症目線の作品」ファーザー キッスィさんの映画レビュー(感想・評価)
認知症目線の作品
認知症の父と、それを介護する娘の話。
娘の介護大変な話ではなく、認知症の父目線で話が進んでいく。
パリにいる恋人と暮らすため移住するのか、夫と言われる人が嫌味を言ったり、下の娘は世界中を旅していると言ったり(事故で亡くなった)、情報が認知症だけに錯綜する。
見ている自分たちもそれに翻弄されながら、それぞれの葛藤が描かれている。
認知症だからと言って感情がないのではない。むしろ、感情に素直になっているだけなのではないか。そんな思いもしてくる。
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