アウトポストのレビュー・感想・評価
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希少なアフガニスタンもの
2009年、アフガニスタン北東部の山間のアウトポスト(前哨基地)での米軍とタリバンとの戦闘。谷底の基地なので立地が最悪。過酷な戦いとなった。
イラクとかアフガニスタンというと難しい話もあるのと思うが、今作はエンターテイメントに振ったミリタリーアクションという印象。
徹底した米軍の一人称で、タリバンについて一切語られなかったのは残念。
観終わったときは結構ヘビーな気持ちになった。アメリカ万歳という側面を感じないわけではないが、それよりここで戦わなければならなかった兵士たち、ここで死んでいった兵士たちを思った。
亡くなった指揮官の将校の歳を聞いて驚いた。とんでもなく若かった。
タリバン側から見たらどうなんだろう
2009年アフガニスタンでの米軍とタリバンとの戦闘を米軍兵士側からみた実話をベースにした作品。
アフガニスタン北東部の盆地の様な低地に設置されたキーティング前哨基地(アウトポスト)で、300人以上のタリバン戦闘員に対し約50人の米兵が戦った話。
確かにアメリカ映画なので、少人数で基地を守るという任務を遂行する中で頑張ったというのは伝わってくる。
しかし、タリバン側からみたらどうなんだろう?
他人の土地にのこのこやって来て自分の土地の様に基地を作り攻撃してきてそれを正義ヅラされてたらどう感じるのかな?
アメリがいつも正義とは限らないし、アフガニスタン戦争を始めたブッシュ大統領は根拠もなくイラクに対し湾岸戦争を始めたブッシュ大統領の息子だからというのも有り、イマイチ共感できない。
銃撃戦は史実だろうし、悲惨さも十分伝わるほど迫力はある作品だった。
臨場感あり戦闘シーンは体験するべき
前半は序章で基地内でのジリジリする緊迫感が続きます。監督が従軍経験者との事で全てのシーンがとてもリアルで
困難な現実に立ち向かう軍隊の規律の厳しさと日常生活の不自由さが生々しく描かれています。
後半の激しい戦闘シーンの1時間は爆風の中を動き回るハンドカメラ効果で自分が戦場に放り込まれたごとくの臨場感が味わえます。
この映像を体験できただけでも見る価値はあります。冷静に考えると敵の真っただ中に作った盆地の前哨基地や過酷な作戦等々かなり無理がある軍事作戦に問題があるのですが軍隊の規律は厳守されます。最後は勲章授与と本人たちのインタビューもありラストまでじっくり見れました。
爽快感はないリアルな戦争映画を見たい方にはお勧めします。
エンドロールがとても良い!
戦闘は現場で起こっているんだ、会議室じゃない!
勲章なんていらない
アフガニスタンに前哨基地を作ったはいいが、すり鉢の底に作ってしまったが故に、逃げ場のない地獄を味会うことになった55人の米兵の実話の映画。
日本人からすると、既視感のある場面でした。玉砕にならなかったのは遅くなったが、味方の航空部隊が来てくれたから。参謀がコロコロ変わるなか、勇敢に戦った兵士たちの妥結力や友情が強調されますが、一番とは言い難い。
私はケイレブ・ランドリー・ジョーンズを見たかったので観賞しましたが、兵隊さんなので、誰が誰だかわかりにくい。途中で死なないでと祈りながらの観賞でした。
臨場感はすごかったです。
アメリカ人が少数部隊でこんな地獄を経験した戦闘はたぶん初めてなのかも知れませんね。
エンドロールが退屈でなかったのと、ギターの歌がよかったので満足ですが、あの歌詞は上官にはストレスで、戦意をそぐので、とがめられても仕方ない内容でした。
なんかキレイにまとめられていてとは思いましたけど、最後のケイレブ・ランドリー・ジョーンズもすごくよかったです。
初日のシアターはミリタリーオタクっぽいおじさんが多かったような。そうゆう方には期待はずれだったらしく、すぐ出ていく人が目立ちましたが、最まで見ないといけませんです。
アフガニスタンの部族の長老たちとの交渉もなんだかインチキ臭くて、ナメていたような。それは米軍の方針だから、ひとりひとりの兵隊が口を挟む余地もないのですけど。ハンスが死んでしまって、残念でした。私もA型なもので。
なんのために、米軍はアフガニスタンに侵攻したのかなんて今さら言っても仕方ないのでしょうが、昔の西部劇のような感じは否めないかなぁと思ってしまいました。
糞尿をガソリンかけて燃やす必要あるのかなぁ?
勲章なんていらないですよね。
RPGが打ち込まれるたび、着激音が腹に響く。
戦場の臨場感
題名の「THE OUTPOST」とは、「キーティング前哨基地」のことです。
映倫区分は、Gなので誰でも鑑賞できます。
2006年、アフガニスタン北東部ヒンドゥークシュ山脈のパキスタンとの
国境付近でパキスタンからアフガニスタンへの武器の密輸や武装勢力の
流入を防ぐためにキーティング前哨基地は設営されました。
キーティング前哨基地は、四方を山に囲まれ、山から攻撃されたら、
守ることが難しい基地です。
登場人物が紹介されるので、顔と名前を覚えないと映画を理解できません。
全員同じ軍服なので、見分けるのは大変です。
登場人物については、公式ホームページで事前に確認しておいたほうが
良いです。
地域住民を敵にしたら、敵に囲まれることになるし、地域住民から敵と
なるタリバンへ情報が伝えられるのも避けたいので、地域住民への生活
支援も欠かせません。
常に、米軍はタリバンからの攻撃にさらされ、最前線基地という感じが
伝わってきます。
この場所に数か月間は駐留しなければならないと思うと、平常心を維持
することだけでも大変で、気が狂いそうです。
途中で、タリバンがどのように攻撃するのかを想定するシーンがあります。
このシーンが、カムデシュの総力戦の全体像になるので、よく聞いて理解
しましょう。
2009年10月3日、50名あまりの米軍と300名以上のタリバンとのカムデシュ
の総力戦が始まります。
映画では数十分ですが、実際には14時間も続くとなると想像を絶します。
エンドロールと一緒に、このカムデシュの戦いに参加した兵士たちの
インタビューが流れますので、エンドロールまでゆっくりと鑑賞しましょう。
各種武器については、パンフレットに詳しい説明があります。
パンフレットを事前に購入し、読んだ方が映画を理解しやすいです。
大迫力の戦闘シーン以外にも見所の詰まった戦争映画
戦争映画の醍醐味といえば、銃弾飛び交う戦場にあたかも自分もいるかのような臨場感を体感できることだと思う。もちろんこの映画も大迫力の戦闘シーンで楽しませてくれるのだが、本作をよりユニークで興味深くしている要因が「基地のリーダーが変わることで部下たちの士気が激しく浮き沈みする」ということをわかりやすく描写した点にあると思う。
自ら危険な役を買って出る勇敢な指揮官もいれば、積極的に部下の声に耳を傾ける指揮官、部下たちから「臆病者」と揶揄される指揮官まで人それぞれで「指揮官が変わることでチームの雰囲気が一変する」ところが大変興味深く面白かった。観賞後に本作のロッド・ルーリー監督が4年間の従軍経験があるということを知り、もしかしたら軍隊の現場で実際にずっと肌で感じていたことを表現しただけなのかもしれないな、と思ったりした。「chapter1」みたいな形で各指揮官の名前のトビラで区切っているのも効果的だった。
出演者では、カーター役のケイレブ・ランドリー・ジョーンズが不器用な青年が過酷な状況下で成長していく様子を見事に演じていて、同じ役でも序盤と終盤ではまるで別人のようだった。
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