「とても思いそれも現実」少年の君 ハンバーグさんの映画レビュー(感想・評価)
とても思いそれも現実
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学校の中で起きている「いじめ」というものをテーマにした作品。
ある生徒が自殺をした。
それは、いじめ受けている事によるものだった。
その生徒が亡くなった事によってクラスで優等生の子が今度は、いじめの対象とされてしまう。
それは、また過激なものでいじめというよりも暴力でしかないかもしれない。
そんな中街のチンピラだった男に助けられる。
それを機に段々と仲良くなっていく。
どこかシンデレラストーリーの様でもあるが、それはとても綺麗なものではなく、どこにでもあるいじめをもっと現実的に受け止めるべきだ!というメッセージだと思う。
誰かが救ってくれる?そんなものを期待していては、いつまでも変わらない。
けれども、自分が抵抗する事で全てが解決するとも限らない。
どうしたら救われるのか?
誰が本当に味方なのか?
この主人公たちのの様にお互いを思いやる関係は、素晴らしいと思った。
だからこそ誰かに手を差し出したいと思う。
それには、自分が抱える苦しみを相手に打ち明ける所から始めないといけないのかもしれない。
自分とは、関係ないと言い切れない問題に対してものすごく誠実に作られた作品だと感じました。
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