「痛々しさと信用できない感じと真実の不確かさと」少年の君 redirさんの映画レビュー(感想・評価)
痛々しさと信用できない感じと真実の不確かさと
いじめの壮絶な痛々しさで始まり,
仲間うちでターゲットがかわっていくことや勉強できるやつをじゃましたりすることなどを、たまたま重松清の小説を読んで知り恐ろしかったことを思い出し、これは見なくてと良い映画かな,とも思ったが、刑事もチンピラくんもカッコよく胡散臭く現実離れしていたのでおとぎ話としてみることにした。なんとも言えない後味。いやなかんじが残ると思ったら,中国映画なので、結局実話に基づいた話で、実際には本事件がきっかけでいじめに対する法整備が中央でも地方でも相次いでなされたと言う,国策宣伝映画に最後はなっており、街中の防犯カメラにもお墨付きと設置根拠が与えられたと言うオチつきだった。
子ども同然の若い二人が信ということを堅持してそれぞれに警察での取り締まりに臨むところがとてもよかった。
法は整備されても広い中国ほぼ閉ざされた学校という空間で、
日本と同様に、いじめられても傷つけられても暴力や勉強よを妨害されても、チェンの言う通り、誰が助けてくれるのか、いじめられてる方が疑われるのか、に尽きる。
それでも表面的であったとしてもいじめを防止じ犯罪として処する法律ができているなら日本より進歩している。
科挙のころから変わらない受験しシステム。勉強しないと良い人生おくれないのか。最低限の勉強教育は必要だが、そういう勉強じゃない方法で幸せになれる社会構成、多様性も必要だと思う。
教育も、真実も、そんなに信用できない。事実としての信実てはなく、この二人の信のような真実を生きたい。
映画としては閉じ込められた学校,社会、街、空間、立体的な街の撮り方も、演者も良かったけど最後プロパガンダ的であり5星にはならす。ら