「ヤジディの悲惨さを再確認させられた」レッド・スネイク りやのさんの映画レビュー(感想・評価)
ヤジディの悲惨さを再確認させられた
イラクの少数派ヤジディ教徒の村で暮らしていたザラ(ディラン・グウィン)は、ISの襲撃により父親を殺され、弟とは生き別れとなり、自身は奴隷としてISの英国人に売られてしまう。クルド人を支援している連合軍には女性だけで構成される特殊部隊があり、ISは女性に殺されると天国に行かれないと信じていることから、この女性特殊部隊を恐れていた。ザラはISから逃げ出し、自分も兵士になる事を選びレッド・スネイクというニックネームを付け弟を救うため戦っていくという話。
事実に基づく話らしく、ヤジディ教徒は他の宗教への改宗も出来ないらしいので、これからも困難が続くのだろうと悲しくなった。
クルド人国家建設も悲願なんだろうけど、出来たとしてもイスラム国家ではヤジディ教徒が救われるかはわからないだろう。
未来の展望が持てない悲しい話だった。
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