サンドラの小さな家のレビュー・感想・評価
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『メイドの手帳』はこの映画をリスペクトしている
見たことがあった。
去年、新宿で見ていた。
今後、二人の子供が心配だが、女のコで設定している。やはり、DNAを考えれば、仕方ない。
良い人しか出て来ない、偽善的に作られた話だが、馬鹿な男と戦う『彼女自身』がテーマだから仕方ない。簡単に家を完成させてしまう訳にはいかない。
"メハル"の精神
皆が集まって助け合う結果自分も助けられる!ほぼ他人同士だったのに人の優しさが繋がる感動的な映画で良かったんじゃないかなぁと思う。
ラストの展開はちょっと着いていけなかった!
ホテル
DVについて深く考えさせられた。子供に会う権利を主張するが、子供の会いたくない権利は保障されないのだなぁと。
互助の精神なんだろうけど、周りの皆さん優しい。そんなに知り合いでも無いのに、文句言われても手伝ってくれる。
ハウスキーパーとして働いている家主さん、最初嫌な人かと思っていたらなんともいい人。いつ倒れてしまうのかと思っていたら、いつの間にやら主人公と逆転。元気なおばあさんになって、あらよかった。
最後は悲しい結果になったけど、次はもっといい家になるさ。しかし、きれいに全部焼けたものね、近所の家が全焼したけど結構ズタボロ状態で焼け残っていたけど。
色々とうーん🤔の部分もあるけど、家作り楽しそうだったので星⭐️一つプラス。
しんどいなぁ〜
しんどい話ですね。
こういうDVによる家庭崩壊は、国を問わず、世界中にけっこうあるんだろうなぁ。
映画のようなエンターテインメントの存在意義は、日々の現実を忘れるためにもあると思うけれど、本作は現実の厳しさや残酷さを突きつけられるようで、ちょっとしんどかったです(ケン・ローチ監督の『家族を想うとき』を思い出しました)。
「勇気を出して行動すれば、天が手を差し伸べてくれる」のだなぁ、と思って観ていたが、さいごにあんなことになるとは……。
ラスト・シーンに希望が見られますが、それがなかったらほんとうに救いようのない話。「ひどすぎる~」と観たあと、しばらく気分が落ち込んでいたでしょう。
監督たちは、この、ラストに見られる希望を描きたかったのかなぁ。
それはそうと、雇い主の「先生」はともかく、サンドラと関係性の薄い人々が、あれほど好意的に家づくりに協力する、その動機づけがちょっと弱いようにも感じましたが……。
余談
劇中歌の使われ方が『ライド・ライク・ア・ガール』に似ていると思い、本作のスタッフとかぶっているのかなと調べましたが、無関係でした。
ちなみに、『ライド~』と本作、どちらも『ドリームス』という曲が(中途半端な感じで)劇中歌のひとつとして使われていますが、オリジナルはアイルランドのロックバンド、クランベリーズで、フェイ・ウォンの『夢中人』のほうがカバーだったのですね。ずっと逆だと思ってました。
You’ll Never Walk Alone.
サンドラが得たものはなんだったの
でしょうね?
きっとサンドラはこれまで、厳しい
社会を肩肘張って、半ば意固地に、
強迫観念にも似た想いで、一人で
なんとかするんだ!と突き進んで
きたのでしょう。
母親としての強い責任感と
世間への不信感と一緒に。
孤軍奮闘のシングルマザー。
味方がいないと思えば世の中を
恨みたくなるし、頼りたいとも
思えない。だって敵だから。
そりゃ自分でなんとかって考え
ちゃいますよね。
もしかしたら、社会的弱者と
言われる方々はそう考える
ケースが多いのかもしれません。
やはり、世の中は努力したから
報われるが無いなぁと。
しかし、拾う神はあるし、
動いて見なければわからない
事ばかり。
世の中捨てたもんじゃ、無いん
ですな。それに気づかされる
きっかけが母ってのがニクイ。
努力は報われないかもしれない、
しかし、人を信頼し共に努力
した時間はかけがえのない
目に見えない宝物を与えて
くれます。
コミュニティ。
中身が伴うそれこそが、人間生活には
必要なんだと思います。
今は軽んじられたり面倒がられたり
します。人づきあいは大変ですから。
けど、それなしでは生き辛いと思う
のです。
サンドラは小さい家を作りながら
大きな、大きな自分達を受け入れて
くれる場所を手にいれたのですね。
人間にとって大事なものを。
ラストは明るい明日が見えます。
良作です。
herself(原題)
タイトルから、自分で家族の家を建てるDIY系の映画かなと思い観賞
周りのちょっと癖のある仲間と一緒に一から家を作り、
職人のおじさんがいい感じで、感動的
音楽とも相まって楽しく感動的
っていう面と
もう一つが、家を建てる経緯が、DVで、なおかつシングルマザーという
日本だけでなくどこの国にもある格差が描かれる
一人で2人の子供を育てる中での、様々な葛藤あるけど、
家を作るメンバーとの交流で、まだまだ捨てたもんじゃないなと思わせてくれる
ラストは、家に住むハッピーエンドかと思いきや、完成間近の家に火をつける元旦那のクズさが凄いけど、
原題がherself
だから、家自体が彼女自身で燃えることによって、彼女自身の再生になるのかなと
トイレ、風呂、流しなどの水回りは?
幼い娘2人を連れてDV夫から逃げ出した妻のサンドラ。しかし公営住宅は長い順番待ちのため、ホテルでの仮住まい生活を続けていた。ある日、サンドラはインターネットの情報で、家を自分で建てる事を思いつく。サンドラが働いている家の土地を借り、建設業者の協力を得て建設を始めるが、完成間近に元夫に妨害されてしまうという話。
出来た家を放火するなんて元夫は狂ってる。サンドラはこれからもう一度作ろうとするのかな?
あと、焼け跡からコンクリで打った基礎や水回りの形跡がなかったが、特にトイレ、風呂、流しなどの水回りの工事が気になった。まさか無い訳ないとは思うけど。
それと、ボランティアに頼るのって自分で作ったと言えるのか?も気になった。
まあまあだった
家を自作するノウハウを楽しく知ることができるかと思ったら、深刻なドラマが展開され、ノウハウはあまり語られない。主人公の、タダ働きの親切な人たちへの態度がひどくて、あんまりだ。お礼は結局ビールだけなのではないか。家が燃やされたまま終わって、いくら子どもが明るくてもやりきれない気持ちになる。
【”メハルと言う、アイルランドの共助の精神が、心に響く・・” 幼き二人の娘との安住の地を創るために奮闘するサンドラと”「メハル」の精神”を持つサンドラを支える人々の姿が印象的な作品。】
ー ”皆が集まって助け合えば、助けた自分も救われる・・。俺は今まで大した仕事をして来なかったが、今は良い気分だ・・”
大工のエイドが完成間際のサンドラ(クレア・ダン)の家を前に言った言葉である。
サンドラの家をたった3万5千ユーロで建てる事に協力した仲間たちの顔が、皆、誇らしげだ。
可なり心に沁みるシーンである。ー
■感想
・サンドラは、愚かしきDV男ガリーと結婚して、10年目。二人の可愛い娘もいる。だが、冒頭描かれるのは、ガリーによるサンドラへの激しい暴力シーンである。
ー 非常に不愉快になる。上の娘に”ブラック・ウィドウ”と告げ、警察に告げるよう送り出すサンドラ。下の娘は、窓のある小さなクローゼットに隠れ、父親の所業を怯えた表情で見ているのである。PTSDになってしまうだろうが!、と思いながら鑑賞。ー
・二人の娘を連れ、家を出たサンドラ。だが、アイルランドだけではないだろうが、公営住宅の空きはなく、仮住まいの家として提供された部屋も住める状態ではない。仮でホテルに住み、昼夜清掃作業やパブのアルバイトをするサンドラ。
そして、週末になると二人の娘を迎えに来るガリー。この男は実家に戻っているようだ。俯き加減の母親の姿。
ー 何故に、接近禁止令が出ないのか! 何故に毎週末、DV男の実家まで、サンドラが二人の娘を送り届けているのか! アイルランドの法制度が、実の娘に暴力を振るっていなければ、接近禁止令を出せないのか・・、サンドラが被害届を出していないのだろう・・、と中盤のシーンから推測。
サンドラの母が長年仕えていた、ペギーの態度も、最初は良く分からず・・。モヤモヤするなあ。ー
・ペギーが、自分の土地の一部を貸し、そこに家を建てる事を許可するシーンから、物語は進み始める。ガリーを知っている大工のエイドやパブの同僚や、移民の女性達の協力の元、家は着々と出来上がって行く・・。
ー 協力者たちが集まって来るシーンをもう少し、丁寧に描いて欲しかったなあ・・。けれど、皆、社会的弱者だろうという事は、分かる。そして心優しき人たちであるという事も・・。ー
・サンドラが、昔の優しかったガリーの事を思い出し、涙を流す姿。
ー 未だ、未練があるのかなあ・・。あんなに酷い事をされたのに・・。それで、被害届を出さなかったのだろう・・、と推測。ー
・DV男ガリーの裁判所への親権申し立てのシーンも、可なり苛苛しながら、鑑賞。
ー ガリーの弁護士の言い分に対し、サンドラが言い放った”事実”のシーンで、少し留飲を下げる・・。
それにしても、ガリーは精神的に問題を抱えているのではないか・・、と思い始める。ー
◆ガリーの”許されざる行為”の後、ベッドに臥せるサンドラにガリーの母親が申し訳無さそうに言った言葉。
”あの子は、全てを失った。長い間、世間には出て来れないだろう。小さい頃から、父親の私に対して振るってきた暴力を見て、
”夫は妻に暴力を振るっても良い”
と思ってしまったのね・・。私は我慢してきたけれど、貴女には自由な世界が待っている・・。”
<サンドラは、幼き娘と暮らす家をどんな妨害があっても、何度でも建てるだろう。独りではなく、共助の精神を持った心優しき人々と共に・・。
彼女は、自分自身の強き意思を、自分の力で取り戻したのだから・・。
作品構成の細部の瑕疵が少し気になるが、サンドラの家を建てる時の、”メハル”の心を持った人々の爽やかで、誇らしげな表情と、夫のDVに屈せずに、戦うサンドラの姿がとても印象的だった作品である。>
家を建てる
よりも、旦那のDVから逃れるための経緯が中心で、怒っていたものとは違ったかな?最後に家を再構築する前向きな感情だけで無く、もっと大勢の協力を得て家も人生も立て直す感じで終わって欲しかったです。
僕には、いい作品でしたよ。
夫からのDVから逃れるために、
ホテル住まいを娘2人としているサンドラ
住宅は、すごい順番待ち
家政婦や仕事は掛け持ち
夫に週一面会
俺は変われると言うが、死んでも治らないやろな。
男は、ほんま弱い!
あることから自分で家を建てようとする、
ある言葉が出てきた
絶望するには、いい人がいて
希望を持つには、あまりにも悪い奴らが多い。
しかし、人々の助けを借り家は、できあがる。
ラストは、絶望感がただようが
娘たちをみると
希望がわく!
タイトルは、Herselfだ!
メハルは人の為ならず
暴力夫と離婚した二児のママが、安い公営住宅への入居がままならないことを切っ掛けに、自分で家を建てる話。
飲食店ウエイトレスとハウスキーパーを兼業しつつ小さな娘二人を育てることになった主人公が、ネットでみつけた自作の家に興味を持ち、周囲の人達の手を借りて動き出すストーリー。
そもそもの取っ掛かりとなった土地の問題から始まり、日頃の行いや態度は大事だよねとあらためて感じさせる主人公を取り巻く仲間たち。
一部は元旦那を知る人物からの同情というのも面白い。
これだけじゃ話が単調になるかなというところに、週に1度の子供たちと父親との面会や、親権争いにまで話を膨らませつつ、みせるドラマも、上げ下げがうまいし弛みが無くてとても良かった。
モヤモヤ少々の上塗りをするかの様な母親のどこか他人事の様な発言が、また妙にリアルだった。
「大きな庭の小さなお家」〜🎵
「初めて人に信用されて嬉しかった!」
家作りを手伝う寄せ集めチームの中の1人である男性が言った
D V夫から逃れても住宅問題や貧困に喘ぐ2人の娘を持つシングルマザーの主人公サンドラだけでは無く、偶然出会った建設業の男性と障害を持つ青年….移民や医師…多様性豊かな登場人物達…現社会で居場所が無い人々にも喜びや幸せ誇りを与え
登場人物1人1人の存在感も実に丁寧に描かれている
結末の展開には驚きましたがこの母娘の次なるホーム造りに注目とエールを!!
大丈夫!神様がサンドラの居場所を知っているからね!
重いテーマでありながら決して悲壮感だらけの作りになっていない所がいい!
観た人それぞれが色々な視点で何かに気付き思う事があるかもしれない
厳しいこの時代を生きて行く為に希望を照らしてくれる前向きな物語でした
にしても腰の悪かった先生がいつの間にか歩いてる😵のにはビックリ⁉️
家を建てるワクワク感がもっと欲しかったかな?な作品です。
予告編を見てた時から結構気になっていた作品を鑑賞しました。
で、感想はと言うと、個人的には悪くないかな?と思うんですが全体的に重い感じです。
DVの旦那の暴力から耐えきれず、娘二人を連れて別居状態になるが、公営団地の順番待ちもかなり先。
ホテルでの仮住まいも金銭的には危うくなる中でサンドラはふとした事から自分で家を建てる計画を実行しようとするが、何の知識も無い事に壁にぶち当たるが、様々な人の協力もあり、家の建築は順調に進んでいく。
だか、旦那が親権の違法をたてに裁判を起こす…
ざっくりと言うとこんな感じのお話で初っぱなから旦那のガリーがサンドラに暴力を振るうシーン。
暴力を振るいながら「自業自得だ」と言うセリフに吐き気がする。夫婦の問題があるかは置いといたとして弱き者を暴力を振るうのは大嫌い。
弱者を痛めつける事を正当化する事自体に嫌悪感がします。
自分の家を自分自身の手で建てると言うのはモノ作りが好きなDIY系の人には目標と言うか理想の1つ。
それを行うと言うのはもっとワクワク感があっても良いと思うんですが、そんなワクワクを置いといて結構どんより感が漂いますw
サンドラが娘を連れて家を出たのも旦那のガリーが圧倒的に悪いのですが、この作品のなかなかダメな所はサンドラが結構ワガママと言うか身勝手に映りますw
何の知識も無い状態でいろんな人達に協力を要請するが、正直きちんとした手当てを払っているとは思えない。
殆どの人が無償もしくは微々たる賃金で働いていると思われるだけに建築の中心にいるエイドにもいろいろと口論になりますが感情的になると「手伝ってくれて感謝」感が物凄く薄くなって上から目線になるんですよねw
勿論、サンドラもいろんな事があって情緒不安定と言うのは分かるが、それを協力してくれている人達にぶつけるのはどうかと。
「ちゃんと仕事して!」なんてセリフはきちんとした対価としての賃金を払っている人が言うセリフで、それをボランティアに近い人には言っちゃあいけないと思うんですよね。
なので、劇中であんまりサンドラに共感出来ない部分も多数ありますw
クライマックスの親権に関する裁判もいろいろと不利になる場面が多々ありますが、サンドラのミスと言うか、不手際で不利になるのがちょっと多い。
それがサンドラへの共感を薄くさせてるんですよね。
また、いろんな登場人物も割りとそれ以上でもそれ以下でもなくて結構おざなりと言うか存在が雑。
もっといろんな役割と言うか、意味があっても良いキャラがいても良いのにその他大勢にしているのは勿体無いかな。
一番はサンドラの左目下にあるアザはサンドラのアイデンティティでもあるんですが、言う程意味が成してない感じです。
他の方も言われてますが、ケン・ローチ監督作品に近しい感じがあります。
ケン・ローチ監督の作品は貧困などの社会問題に焦点を当てて、報われないのが多いですがw、この作品も割りとそんな感じで予告編とかタイトル程ふんわりした感じては無いw
なので、予告編のイメージで観ていくと結構ビックリします。
娘2人がなかなか健気で頑張り屋さん。ちょっと大きめの安全ヘルメットを被るのなんて可愛らしい♪
でも、完成した家は中は良い感じなのに、外の色は紺色ってどうなんでしょうか?もの凄く重い感じですw
裁判で逆転不利になったガリーが出来たばかりの家に放火をすると言う暴挙には予想が出来ていたにしても観た時には口がアングリしました。それぐらいビックリ。
その後、ガリーは捕まり、長いお務めになる訳ですが、ガリーの母親がサンドラに話したガリーの性格も幼き頃に形成されたと言うのもケン・ローチ作品な感じなんですよね。
燃えた家の灰や砂を親子で救っている所なんかも、また立ち上がるしかない…的なメッセージがケン・ローチ作品っぽいし、なんか「ミナリ」みたいにも思えます。
真となるメッセージはDV、シングルでの子育て、貧困と言った現代社会が抱える問題であっても良いのですが、もっとDIYでの家を建てよう!のワクワク感を醸し出してくれても良かったかなと思います。
良い部分が多いだけに、その良い部分が活かせてないのは「ブラック・ウィドウ!」ですよw
でも、いろんな事を考えさせてくれる作品ですので、ご興味がありましたら如何でしょうか?
自分の居場所は自分で作る
ユーロライブにて試写会鑑賞。
2人の娘を持つ主人公のサンドラは夫から激しい暴力被害を受けてる所からストーリーは始まる。
警察の介入により法的にサンドラと娘たちは夫と別々で暮らすことが認められ自宅から離れるが、金銭的な余裕もなくホテル暮らしが続く。
2人の娘の面倒も見ながらサンドラは昼夜ともに働かなくてはいけない環境となりとても苦労している姿が描かれる。
そんな厳しい生活の中で低予算で自分で自宅を出る事ができることをネットで知り自分もマイホームを建築することを決断する。
もちろん技術も知識もないわけだから1人では無理である。
そこで同じ街に住む人たちがサンドラの現状を理解し協力する事を決断し半ばボランティアでマイホーム作りを協力する事となる。
そして勤務先の雇い主の人からも事情を理解され土地を譲られ資金援助も受けることとなる。
この辺は主人公に都合が良い展開が続くがまぁ周囲の優しさ、そして優しい言葉が魅力的に描かれている。
そこから家を建築するのがストーリーと主となるが建築作業にスポットを当てるというよりかは、家を作りながら娘たちの面倒も見て、そして生活費を稼ぐために働く…加えて夫との娘の親権問題も発生し、行政の手続きも行いと自分の居場所を確立するのに必死なサンドラの姿が終始描かれる。時には一人で抱えきれずパンクしかけても娘の存在や仲間の存在が優しく描かれサンドラを立ち直らせてくれる。
最後は家を完成させたが完成直後に夫に放火されあっという間に家は塵となってしまう。
夫は逮捕され刑期も長いことから、娘の親権問題をはじめとした夫からの圧力が解放されようやく自由となり再度新しい一歩を踏みはじめるところで作品は終わる。
ストーリーとしては上でも書いた通り少しサンドラに都合の良い展開が続き飽きを感じる。
裁判シーンとかは特に感じた。
ただこの作品の良いところは人の優しさや、DV夫から離れる事ができてもさらに苦労するサンドラの姿、そして娘の健気な姿がとても美しく描かれた作品である。特に娘のセリフが妙にリアリティがあったりして心を擽られる。
物凄く心に響く作品とまではいかなかったが心が少し温まるハートフルな作品ではあった。
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