劇場公開日 2021年11月5日

  • 予告編を見る

アンテベラムのレビュー・感想・評価

全109件中、41~60件目を表示

4.0シャマランも過去の人

2022年3月25日
Androidアプリから投稿

半分ぐらいまで、差別の非道さに目を奪われながらも、心底では何がなんだかわからなかった。
それ以後の怒涛の展開はキレキレで圧巻。
シベンジアクションの小気味よさは「ゲットアウト」に勝るとも劣らない。

結局サイコーでした。
この二人はこれから映画界席巻するでしょうね!

コメントする (0件)
共感した! 4件)
百万両

4.5予想だにしなかった展開

2022年3月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

完全に想像の遥か上を行くストーリー、緊迫感、爽快感と超一級品のホラー!!

昨年11月の公開時スルーした作品を今更ながら名画座のスクリーンで鑑賞出来て本当に良かった!!

コメントする (0件)
共感した! 2件)
死亡遊戯

4.0すごかった

2022年2月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
くそじじい

4.0現代と過去の黒人女性の視点が交差し、リンクする新感覚スリラー!!

2022年1月20日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

タイムスリップして過去に戻りたいと言う人もいるかもしれないが、アフリカ系アメリカ人においては少し違ってくる。

アメリカ映画において、タイムスリップ映画といえば、主役は白人が相場となってくる。それは黒人を主人公にしてしまうと、エンターテイメントとして消費できない人種問題が関わってきてしまうからだ。

マーティン・ローレンス主演のコメディ映画『ブラック・ナイト』の場合は、14世紀のヨーロッパにタイムスリップするという設定。人種差別という点では、あやふやに描かれていた部分もあったが、比較的近年のアメリカとなれば話は別。

『ブラック・ナイト』のようにぶっ飛んだ設定だったり、30年ぐらいのスパンであれば、良くも悪くもあまり変わってないかもしれないが、50年以上前となってくると、「公民権運動」「奴隷制度」などの問題が色濃く反映されてきてしまい、事情がかなり変わってくる。

今作で描かれるのは、対照的な2人の黒人女性の物語。

現代の人種問題について研究する社会学者ヴェロニカと150年前の南北戦争前の南部奴隷農場に囚われているエデン。

どちらも歌手であり、映画『ハリエット』においても南北戦争時代を生きた女性を演じたジャネール・モネイが1人2役を演じ、この2人のキャラクターの意識がリンクする部分が今作の見所である。

そこには、ある事実やギミックが隠されているのだが、「白人至上主義者」というのは、現代においても表に出さないだけで、心に潜む潜在的な概念として根付いてしまっている者もいれば、保守的な場所では、差別的態度をあからさまに表に出す者もいる。

「奴隷制度」が当たり前とされていた頃は、それが堂々と行われていた時代。白人の中にも「支配欲」「所有欲」といったものを黒人奴隷に対して見出していたこともあり、差別を行っていた白人の概念を狂わせてしまったことを思えば、「時代」が作り出してしまったものであり、その潜在的概念が自然に受け継がれてしまった現代人もいることを、対照的な時代に生きる黒人女性の視点から描くことに今作の意義があるのだ。

BLMが騒がれる昨今、映画やドラマとしても様々なアプローチがされてきた。

プロデューサーのショーン・マッキトリックは『ゲット・アウト』も手掛けただけに、今回も共通するテーマも感じる部分があるのだが、人種差別問題を誇張されたホラーやサスペンスに置き換えることで、より問題点が浮き彫りになる。

描かれているテーマとしては、決してエンタメ映画として軽く観るジャンルではないが、ストレートに人種問題映画としてしまうと、社会問題色が強調され、敷居が高くなってしまう。

『クィーン&スリム』やアカデミーを受賞した『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』であっても、日本では劇場公開されない。日本がそういった人種問題が身近ではないこともあるのだろうが、これは他国でも同じ。

幅広い層に、改めて人種問題について考えてもらうには、こういったハイブリッドな作品にする必要があるということだ。

結末を知ったうえで、もう一度観ると、さらにこの作品の深さを感じることができるため、2度鑑賞することをおすすめしたい。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
バフィー吉川(Buffys Movie)

3.0社会風刺

Kさん
2022年1月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

予備知識なくふらりと映画館に入ったおかげでトリックを堪能することができたが、これは反芻したくなるような唸るような巧妙さとはまた違う、一度きりの瞬間芸の面白さだ。内容は社会風刺と受け取れた。人種や性別の垣根は未だ根深く脈々と続いているものなのだということが分かった気がする。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
K

4.0ちょっとユニークなサスペンス

2021年12月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
ミーノ

4.0【"忌まわしき過去、思想は、決して死なない。"構成の妙に唸らされた作品。KKK思想が無くならない現代アメリカに強烈な怒りと警鐘を鳴らす作品でもある。】

2021年12月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

"アンテベラム:アメリカ南北戦争以前を示す言葉”

ー 南軍の旗が掲げられた綿花農場で、自由に話すことを禁じられ強制労働をするエデン(ジャネール・モネイ)達の姿を見て、「ハリエット」や「それも夜は明ける」を想起したのは、私だけではないであろう。ー

<Caution !内容にやや、触れています。>

・男性優位社会における黒人女性の地位について、舌鋒鋭く語る現代作家ヴェロニカ(ジャネール・モネイ)の姿とエデンの姿の対比。この時点で、私は見事にミスリードされていた。

・構成と脚本のトリックに、もしや?と気が付いたのは、現代パートで南軍の高圧的な兵士を演じた俳優が居た時点である。

・そして、驚きの後半の展開。目が離せない。グイグイと物語に引き込まれていく。

<ジェラルド・ブッシュとクリストファー・レンツ共同監督の見事な二つの世界を一気に一つの世界に収斂させる手腕には、脱帽した作品。
 そして、見る側は、”南北戦争から150年経っても、世界は何も変わっていないのではないか!”という想いに駆られるのである。>

<2021年12月12日 刈谷日劇にて鑑賞>

コメントする (0件)
共感した! 18件)
NOBU

3.5この手のは、読めたら醒める。

2021年12月9日
Androidアプリから投稿

ポスターのコピーにもあったが、シャマランの「ヴィレッジ」的なシチュエーションサスペンス。やや腑に落ちない部分が多すぎて。観客をミスリードさせるのが、作為的すぎるようだ。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
t2law

4.5現実にあり得なくない、と思わせるリアリティがマジで怖い

2021年12月4日
スマートフォンから投稿

怖い

興奮

ネタバレ厳禁のトリックありきの映画でありながら、決してトリック頼みではない、筋がしっかりとした良質のサスペンス

冒頭の古きアメリカ南部のシーンのリアリティが、この映画の成功のカギだと思う
謎が解けた瞬間に鳥肌がたった

何より怖いのは、今現在、アメリカのどこかで同じことが行われていても不思議ではない、と観賞後に思えたこと
そう思わせるほど、良くできた映画でした

コメントする (0件)
共感した! 4件)
shiho

4.0脚本秀逸シャマラン映画思い出す。

2021年12月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

人種差別はここまで根深いのか……
南部恐るべし❗

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ムロン

4.5現実的な怖さ

2021年11月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

上映期間中に駆け込みで見れて良かった。
ネタばれなしで見るのが最良。
日本に住んでいると意識しないが日本人も立派な非白人なんですよね。
(過去の黄色い猿呼ばわりを見ても)
白人至上主義者にとっては白人以外(日本人含む)は人間ではないのでしょう現在でも。
パンフレットも良くできていた。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
モトモト

3.0微妙に逸れた感。

2021年11月28日
iPhoneアプリから投稿

手堅い小品。
ネタバレ回避要。
撮る方も見る方も仕掛けに気を取られて、肝心のテーマ、キャラ、感情から焦点が微妙に逸れた感。
ま、楽しんだ。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
きねまっきい

3.5誰かがスマホを鳴らしちゃったのかと…

2021年11月27日
Androidアプリから投稿

悲しい

怖い

興奮

時は現代。リベラル派の作家として地位を確立する女性、ヴェロニカ。
時は南北戦争時代。南軍の白人達に奴隷として虐げられる女性、エデン。

見た目は同じ顔でありながら、真逆の境遇にあり、立場を超え、そして150年もの時も越え、2人の心と体がシンクロし、やがて壮大なクライマックスを迎えるタイムサスペンスムービー‼

…と、思うじゃん?

蓋を開けてみれば、これが中々、人種差別や復讐心を複雑に織り交ぜた闘う女性のドラマ作品だった(そこかいッ!!)。

序盤からエグい展開。自分の名前くらい言えばよいじゃん‼なんか奇妙だな、なんて思ったが…。成程。状況が分かってからも、よくある洗脳や記憶喪失ではないことに驚き‼思えば色々な伏線があったのかな。喋ることを禁止されていたのも、寧ろ「我々」へのある意味配慮だったのかな?なんて思ってしまう程。

その他にも、人種問題や女性軽視への切り込みも中々。
何気ない女子会でも、友達って所が引っ掛かる…って、あなた達の中でもそういう意識は何だかんだあるのね。ここにはハッとさせられた。酒のプレゼントに上から説教してくるのはイライラしたけどw

そしてエリザベス、この狂気は良かったですね。彼女は彼女で、尻拭いはいつも…なんて、思う所がある模様。そういった点でヴェロニカと分かり合えたりは…しないか。。

最後はちょっと微妙かな。どれくらいの敷地なのかわからないけど、そんな場所じゃすぐバレちゃうのでは??ここはちょっと拍子抜けだったかも。

それでも、全体を通し社会的な問題を投げかけるとともに、映画作品としてこちらを驚かせてもくれるし、エグい仕返しもあり良かった。変に一方を寛大な正義みたいに描くのは好きじゃないしね。とても良い作品だと思った。

思えば、怒っているようにしか見えなくても、実は怯えているだけ…ってのも、広義的な伏線だったのかな。

だって、途中までは絶対そういうシチュにしか見えなかったもんw
中々の良作でした♪

コメントする (0件)
共感した! 10件)
MAR

3.5今、そこにあるレイシズム

2021年11月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「アンテベラム」ドラマ「地下鉄道」で描かれた様な強烈なレイシズムの描写から始まり、レイシズム、セクシズムに抗おうとする人たちを憎悪する連中の狂気も描かれていた。現実にいる連中だよね、BLMに憎悪を燃やしていたあの顔この顔。そしてスリラーとしても一級作品でした。

この映画、いろいろと伏線があるんだけど、ジャネール・モネイ演じる2人の主人公のひとり、ヴェロニカの部屋の様子はしっかり観ておいた方が良いですね。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
ピンボール

4.0【アメリカの分断】

2021年11月23日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 13件)
ワンコ

4.0あなたは、この映画に潜む意外性の謎を解き明かせるかな?

2021年11月20日
Androidアプリから投稿

これは、スリラーに入るのかな?

でもこの映画、設定がユニークで個性的。

映画の場面に違和感のあるものを配置して、謎解きのヒントを小出しにしている。

そしてやがて、映画全体のすべての意味が解き明かされる。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
hide

4.0ドキドキハラハラして、でも考えさせられた

2021年11月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

以前、マンガの編集をやっている友人が、序盤にこの作品はどんなマンガ(どんなジャンル)なのかを知らせないと読者は戸惑うんだと言っていた。たしかにこれ何の話?と思う作品は困ることが多い。
そんなことを思い出した本作。予告編を観ていたので、ホラーみたいなものをイメージしていた。「シャイニング」的な映像もあったし。でも、序盤は黒人の奴隷がひどい扱いを受けるシーンが長くて、思っていたのとは違う!と若干戸惑ってしまった。それはそれで緊張感があって面白かったんだけど。
中盤からも思っていたのとは違う展開(いい意味で)。エデンが序盤でとる行動の意味が判明したり、いろいろと伏線が回収されて痛快だった。ホラー映画はあまり好きではないのでこういう話の方がいい。
サスペンスとしての緊張感があって、飽きさせない展開があって、上質のエンタテインメント作品なのに、黒人差別の問題をキチンと考えさせる、ものすごい映画だった。序盤にどんなジャンルなのかわからない映画でもたまに面白いものが出てくる。そんな映画の一つだ。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
kenshuchu

3.5不条理さが漂う2重構造

2021年11月17日
Androidアプリから投稿

21148.人種、性別、貧富の対立をエンターテイメントに仕上げている

コメントする (0件)
共感した! 4件)
movie

3.5途中で、「ああそういうことか」、と。

2021年11月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

事前に『ゲット・アウト』を復習してから鑑賞。ゆえに。どんでん返しへの期待マックス、前のめりに鑑賞。というか、その期待なしには、ねっとりジワリとくたびれる話の展開だった。南部の旗って今でもウォルマートで買えるんだっけ、、、との雑念も(汗)。
現代バージョンのカットでは「そうねえ、リベラルってたって、一枚岩じゃないしね。女性も黒人も!って言われても、いろんな女性、いろんな黒人いるし、そういう風に属性で括られても当事者だってしんどいよなあ。多様性って重層的に捉えないとなあ」と現実世界に思いを馳せたりした。
人物の性格設定がとてもシンプル。それはプロット上、必然だったのだわと思った。
コットンフィールドの地平線に昇る朝日が美しかったのは『それでも夜は明ける』へのオマージュかと思った。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
Kumiko21

3.5本当に怖いのは人間

2021年11月15日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
Naofumi