「「大好きだよ」と言える人が傍にいる幸せ」漁港の肉子ちゃん bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
「大好きだよ」と言える人が傍にいる幸せ
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STUDIO4℃の風景画が素敵すぎです、まずw
そもそも、漁港のグラスボートで生活する、「訳あり少女の成長物語」パートだけでも十分に切ないのに、落としどころが「昭和の人情噺」ですよ。
これは、これは、これは。昭和世代の涙腺刺激してくれるよなぁ。なんて思ってたらですよ。前列右斜め前のカップルの女子、左隣の女子中生、後列の女高生2人組、ボロボロに泣いてるやん、音立てて!
これ、平成世代にも刺さるんだ。刺さる子にはw
目の前にいる人の不幸は見過ごせないのに、自分の不幸には鈍感。
「お母さん」と呼ぶことを強要しなかったから、喜久子に「肉子ちゃん」と呼ばれてしまい。
何の迷いもなく、それを受け入れている菊子。
いねーよ、今時、そんなお人好し。
なんて気分にもなるけれど。他人の不幸への敏感さは、過ぎ去った日々の遺物、だなんて世の中になるんは嫌だよねぇ。って思う。
終わりは無いと言う二宮君の模型。ラストは母子が陸に上がった姿が再現されています。グラスボート、やっぱり冬は寒いよねぇ。って、そんなんじゃ無いってw
2人の未来を示唆する、その画で「完」にすべきだったと、真剣に真剣に真剣に、大声で言いたいw
良かった。とっても。
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