「ほんわかだけではない。」漁港の肉子ちゃん HalUさんの映画レビュー(感想・評価)
ほんわかだけではない。
全体的に愛らしい画風でした。
海辺の風景は潮の匂いがしてきそうでしたし、食事の場面はとても美味しそうに描かれていました。それをまた肉子ちゃんが美味しそうに食べます。
私はミスジが食べたくなりました。
肉子ちゃん、とても愛らしいです。表情一つ一つが魅力的。
キクリンもかわいい。
小学生とわかってビックリでした。予告ではかなり大人にみえたし本編でもまだ違和感がありました。
大竹さんが本当に肉子ピッタリでした。
観る前までは違和感が少しありましたが、
さすが俳優さんと感心してしまう位肉子ちゃんが憑依してるかのように一体化していました。
キクリンの声も自然で良かったです。
有名人がたくさん出てくるので事前チェックしておくとより楽しいと感じました。
内容はほかほかほんわか~な部分と、人の汚い部分、核心をつく場面も出てきて、緊張と緩和の高低差がスゴかったです。
観た後一番の感想は下野紘さんの贅沢使いでした。
ドラマチックとは違う何気ない日常の話だけれどほんわかだけではない、大切なメッセージが込められている作品でした。
この作品に惚れ込んださんまさんにテレビからだけでは分からない、綿密なお考えの基の情の深さを感じずにはいられませんでした。
主題歌は、予告で聴いただけで本編が楽しみになってしまう位素敵な曲でしたが、エンドロールで流れるとすごく自然に馴染んでいました。本編が持つパワーがより凄かったのかもしれません。
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