「【偉そうな地位にいる男程、男尊女卑思想が強く、女性の足元にも及ばない存在である事を、コミカルに描いた作品。女性は偉大である・・。】」クイーンズ・オブ・フィールド NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【偉そうな地位にいる男程、男尊女卑思想が強く、女性の足元にも及ばない存在である事を、コミカルに描いた作品。女性は偉大である・・。】
■愚かしき男達の数々
1.サッカーが盛んなフランスの田舎町にある、名門サッカーチームSPACのオーナー。
2.オフサイド判定に腹を立て、審判に怪我をさせたSPACのメンバー達。
⇒で、陥落の危機にあるのに、残り三試合出場できなくなる・・。
⇒で、慣れない主夫業で悪戦苦闘する・・。
3.この映画には出て来ないが、女子チームの存在を否定する判断をする組織。
ー どこぞの国で、つい最近、立て続けに愚かしき言動を取って、立場を失った男が2人いたな・・。ー
◆チームの危機を救おうと立ち上がった選手、オーナーの妻や、娼婦や、前科がある女性達・・。そんな彼女達を支援する男、数名。
1.チームを率いる元SPACの名選手マルコ。(カド・メラッド:”オーケストラ・クラス”も良かったけれど、コミカルもイケルネ!)
オーナーや、出場できなくなった選手や町の人たちの揶揄にもめげず、選手集めに奔走する・・。そして、オーナーの妻や、娼婦や、女性警官、前科があるがサッカースキル抜群のサンドラ達を集め・・。
2.遅刻常習犯、ミミル(アルヴァン・イワノフ:この人、最近よく観るなあ・・。)も、仲良しの娼婦と共に奮闘・・。あんまり力になってないけれど・・。
3.チームを長年支えてきた、皆に慕われる長老パピー。ラストの試合を前に、皆を結束させようとしたチームを思っての”ある行い・・。”
<愚かしき夫である、オーナーの嫌がらせに、切れたご婦人の言葉
”あの、ふにゃちん!”
ー ご婦人、それは男の態度が軟化している時には、アソコは硬化し、態度が硬化している時には、アソコが軟化するという、反比例の法則ですね・・。ー
等と、おバカなことを考えつつ、楽しく鑑賞。
最後はサンドラが、見事なゴールを決め、残留かと思いきや、チーム運営組織の姿なき(年配の頭の固い男達だろうと類推)の非情な判断。
けれど、皆、そんなことはお構いなしに、愛する女性と結婚したり、更生行為により、離れ離れになっていた愛娘と一緒になれたサンドラの笑顔であったり・・。
・不惑の歳になって、一緒に仕事をする女性の大変さが、少しだけ分かるようになった・・。
・全ての働く女性(もちろん、年中休みなしの専業主婦を含めて・・。)にエールを贈る作品でもある。>