ミナリのレビュー・感想・評価
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未来を信じて助け合う家族
1980年代、アメリカに移民した韓国人の家族。
南部アーカンソー州の田舎で農場を開くが、農場は前の持ち主が自殺したいわくつきの物件でうまくいかない。さらに病気、火事が家族を襲う。家族は思いをぶつけあいながら、それでも、家族と農場の未来を信じて助け合う。
祖母が韓国から持ってきたミナリ、芹の種は、アメリカの土地で芽を出してしっかり茂った。祖母、両親の努力は子どもたちの未来に花を咲かせるのだろう。
2本立て、2本目。韓国映画? 韓国では子が悪さすると、手を上げさせ...
何とも、中途半端な感じがするにだが‼️❓
最強タッグならではの作品
A24 × PlanB
とても地味な映画なのですが、「移民」「家族」「ジェンダー」を描いた良作でした。
A24 × PlanBで制作した作品です。←Bはブラピ。
う~ん、もう時代の流れですね。生物学的「男」は弱者。「女」は強い。
特に「ひよこ」のシーンは、観ていられなかったよ。あんなことになっているのね、、、。
「ミナリ」は、植物「セリ」の事。水気の多い場所で逞しく成長します。
このメタファーは、こころにグサッときます。
そしてラストシーン🥲
平坦な、ストーリーゆえに、退屈してしまう人もいるかもしれませんが、映像的な美しさや、アメリカにおけるアジア人の映り方などなど、僕は最後まで楽しめました。
久しぶりに福岡では老舗の「中州大洋」で鑑賞しました。しかも結構混んでいたので、嬉しかったです。
家族と共に、
この映画を見始めてちょっと気になったことがある。イー家がどうしてカルフォルニアに移民したかが言われていないが、1983年、アーカーソンに移民した理由に韓国の農産物を大都市に流通させたく思っていたと。ビジネスマインドなのだ。1980年代の韓国人はアメリカでクリーニング屋やコンビニの経営者になっている人が多いらしい。それに、熱心なクリスチャンも多い。田舎に行くと小さいホテルを経営している人も見かける。ステレオタイプ化した独断と偏見かもしれないが、経営者たちは、学歴が高い。そこがまた偏見かもしれないが、日本からの移民と違う。
それに、私は馬鹿みたいに、この映画は農業移民の苦難を描いているのかと勝手に解釈していたが、いやいや、ビジネスを始めて、家庭を守ろうとする家族愛についてなんだと知った。
ジェコブとモニカ夫婦の亀裂も、火事によって、元に戻った。最後のシーンは4人の親子はこれからも、ここで生きていくが、お婆さんはなくなると暗示しているし、おばあさんの残したミナリがこれからの家族の収入として支えていくという意味だと思う。
韓国からの移民の家族をとても意識してながら鑑賞したが、これは韓国だろうが、日本だろうか、メキシコだろうか家族が一つになっていくというストーリーだ。また、これからも、苦難を乗り越え家族がそれぞれ助け合って生きていくだろうというのがテーマになっていると思った。
雑草魂
「幸せとは何か?」とある家族を通して語られる、普遍的な問い。
【賛否両論チェック】
賛:移住先で奮闘する一家の姿を通して、成功や家族、幸せといったものの本質が、自然に問いかけられていくのが印象的。
否:物語そのものは非常に淡々と進んでいくので、興味を惹かれないと眠くなってしまいそう。
良くも悪くも、とある一家のとある暮らしを、とても淡々と描いた作品です。しかしその実、彼らの生活はまさに波瀾万丈。後半は思わず、
「えー!!?」
っと思ってしまうような、非常に不条理な展開が待ち受けています。
そんな中でも、絆を決して失わない一家を通して描かれるのは、“成功とは?”“家族とは?”そして“本当の幸せとは?”といった、普遍的な問いかけです。
タイトルに込められた意味も思わず考えさせられてしまうような、そんな不思議な作品でもあります。気になった方は是非ご覧になってみて下さい。
まあ、普通
如何なる世界も時代も家族はスバラシイ
アタクシ位に素朴な人間からしたら
父の (間違ってるかもせーへん) 野望とか
母の (純なる) 家族愛とか
娘の (しっかりせなアカンと思う) 頑張りとか
弟の (したい事が出来へん) 体とか
突如呼ばれて来た
おばあちゃんの (何にも動じない)
素直で素直でしかも生命力が溢れる考え方とか
その全てが、織り成すチグハグ
是がホンマにタマランんノンですゎ~涙
んな事を
ぎゅぎゅっと絞りこんで
要るモンだけ描いた
Lee Isaac Chung 監督に感服なやーつ♪︎♪︎
セリの強さ
想像している怖いことが一切起きない映画でした。
ポールの件にしても、ひよこの選別場にいた女の人にしても。
ただ、それがなんとも日本映画的というか、
昔ながらな感じで、しみじみとしてしまった。
ハンヨンジュさん、助演女優賞おめでとうございます。
ただ、これで日本の樹木希林さんが獲れなかったことが
余計に悔やまれるなあと…。
まあ、そんな彼女がやらかす話だけど、
その時に家族がどんな行動を取るかというのが
肝になっていて。
それが見ていて、なんとも現実的だなあと思った
この映画で好きだったのは、
なんと言ってもおばあちゃんとデビットの関係性。
あの仲良くなり方って、本当にリアリティがあるというか。
どのシーンも面白すぎて。
まず初対面で、栗を口で剥いてそのままあげるところなんて
本当にありそうで笑ってしまった。
それから、苦い茶を飲ましたり、
川に連れて行ったり、
おしっこ飲ませたり、
あんな歳の離れた二人がふざけ合ってるの、
平和でしかないというか。
それがデビットの世界では、本当に深刻なことのように
描かれているのが、面白いなと思った。
知らない時代
アメリカでは反響があったのに日本でイマイチっぽいのでなんでだろうと思っていたが、見てみて納得。私もそうだが、日本に住む日本人には、今の生活が辛いので、米国だったり他の国だったり、今持っているものをうっちゃって、言語も生活習慣も違う足がかりのない地に移民として移住する心境は想像しずらいと思う。
若い夫婦はおそらく彼らが十代から二十代の間に移住してきている。映画で夫婦はそれから10年くらいたっていて、レーガン時代のようなので、多分移住してきたのは70年代じゃないかと思う。当時韓国で生活するのが厳しいかったそうだ。
隣国で一番近いのに自分は知らない70年代韓国に生きるとはどういうことだったのか、などつらつら考えながら鑑賞した。
物足りない作品
アカデミー賞受賞作ということで妻と鑑賞。妻は感動していたが私は物足りなさを感じた。学歴がないと出世できない韓国社会。成功をつかむために韓国から移住し、苦労してやっと農地を手に入れた家族。そこに立ちはだかるいくつかの困難とそれを克服しようともがく家族。その家族を温かく見守る地域社会を描いた作品。
50代の私は、これとよく似たドラマを子供の頃に見ている。「北の国から」と「オレゴンから愛」だ。当時の日本のドラマは凄かった。重厚だった。この2作の記憶が鮮明すぎて、「ミナリ」が非常に薄っぺらく、終わり方も強引。そのためアカデミー賞受賞作として物足りなさを感じたのである。
たった2時間で完結させなければならない映画と片や年月をかけて何クールも続いたドラマを比べるのはミナリには申し訳ないが、この2作は、ミナリで提起した要素が重厚かつ深刻に、そして丁寧に描かれており、これこそアメリカでも通じる移民や開拓をテーマにした本格派のドラマだと思う。
ミナリを見て、もう一度、よりリアリティのあるこの2作を見てみたいと思った。
北の国からを見るべし
ミナリ
劇場公開日 2021年3月19日
ちきしょーーう。
評価4もついてたので見てしまった。
それも我慢しながら、何処で何処から面白くなるんだと思いながら終わってしまいました。
想像では「北の国から」韓国版かなと思っていましたが大きく期待を外しました。
ガッカリ度100%です。
本当わからん?何故に評価が良いのか?
アカデミー賞候補ですか。
良かったね。
真実は何処にあるのですか?
それは私です、私はウソも知ったかぶりもしません。この映画は面白くありません。
断言出来ます。
この映画は面白くありません。
評価に騙されるな。
もう一度言います。この映画は面白くありません。
マジわかんねぇー。評価、全然下がりません。
まだ公開されてないから、しょうがないか。
本当に面白くありません。公開見て後悔するが良い。
全てのおばあちゃんに捧ぐ
「賭ケグルイ」は来週水曜日に、「映画クレヨンしんちゃん」「くれなずめ」は公開未定と延期が度重なり、見たい映画がさっぱりになってしまった。
こういう時こそ、都内でしか上映していない作品や不朽の名作を公開して欲しいものです。個人的には、邦画だったら「殺さない彼と死なない彼女」や「初恋」、洋画だったら「ワイルドスピードシリーズ」や「ボヘミアン・ラプソディ」を上映して欲しいなぁと思っています。
今は人気投票で多く票が集まった過去作を映画館で上映するサービスがあるみたいですね。まだ小さな劇場でしかそういうサービスが行われていませんが、もっと全国に知れ渡りこんなご時世でも映画館のファンが増えることを願っています。
少し枕が長くなってしまいました。
という訳で、気になってはいたものの賛否両論で見ようかどうか迷っていた本作をチョイス。あまり期待はせずに鑑賞。今年のアカデミー賞は微妙だからね
どこにでもあるような家族をテーマにした映画。
割とよく出来ているなぁ〜と褒めたいところではあるが、これがアカデミー賞に選出されるのは意味がわからない。何故そんなに注目されたんだろうか。ブラッド・ピットがプロデュースしたからか?贔屓か?
大きな農場で生計を立てることが夢のジェイコブ(スティーブン・ユァン)とその家族は、アメリカの荒れた土地にやってくる。彼に不安を抱く妻のモニカ(ハン・イェリ)だが、ジェイコブは必ず成功してみせると言い聞かせる。
テンポは良く、居心地もいいので衝撃的だったりまさかの展開だったりはないけど、ドラマではなく映画向きな気がした。特に前半は最初のちょっとした伏線がいい感じに回収され、ほくそ笑んでしまう。
主人公はお父さんのジェイコブではなく、間違いなくデビッドだろうなと思った。彼の成長は著しく、愛らしく、いつまでもいつまでも応援したいな見ていたいなと思った。デビッドを演じるアラン・キムが本当に良かった。
この子と負けないくらいの演技力と絶大なインパクトを放っていたのが、今年度アカデミー賞で助演女優賞を獲得したユン・ヨジョン。藁にもすがる獣たちでも、普段は嫌な奴だけど息子が危険な目に合うと死ぬのを覚悟して立ち向かい、非常にカッコイイ姿を見せてくれたので今作でもどんなもんかなと楽しみにしていたが、やはり素晴らしかった。最初は何も分かっていないおばあちゃんかと思っていたが、だんだんと良さが増していき、今作の登場人物の中で最も好きなキャラクターになっていた。本当に最高です。アカデミー賞獲得、おめでとうございます。
ただ、先程も書いたようにアカデミー賞で作品賞にノミネートされるほどすごい映画じゃない。至って普通の家族映画だし、なんなら平凡で正直見飽きたストーリー。
喧嘩ばっかりの夫婦には呆れるし、長女の話があまりにも無さすぎるし、ビリーの扱い方は雑すぎるし、言ってることめちゃくちゃになるし。ツッコミ所はあまりにも多い。描き足らずで、見ごたえにもかけている。
韓国映画×アカデミー賞ということで、昨年受賞した「パラサイト 半地下の家族」を意識してしまったせいかどうしてもハードルは上がってしまっており、ノマドランドにせよ「パラサイト」の指先すらも見えていないくらい、行き届いていなかった。今回のアカデミー賞はガッカリ回でした。
おばあちゃんだけが魅力の映画でした。
来年のアカデミー賞では汚名返上できるかな...?
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