劇場公開日 2021年4月23日

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スプリーのレビュー・感想・評価

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5.0SNSを利用したホラー映画

2021年4月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

タイトルの「スプリー」は、架空のライドシェアアプリです。
「スプリー」には、「やり放題」という意味もあります。
短時間に殺人を行うことを「スプリー キラー」と言います。

映倫区分は、「G」なので、誰でも鑑賞することはできます。

画面は、スマートフォンの縦長で表現されるシーンが多いです。
映画の画面に酔う人も避けた方が良いです。
車内をスマートフォン等で撮影するので、映画の画面はブレまくります。

ホラー映画が嫌いな人は、鑑賞しない方が良いでしょう。
SNSが好きな人が、楽しめる映画ではありません。

SNSにはまっている人、承認欲求が強いが承認欲求が満たされない人を
更生させるような映画です。

10年間、動画を配信し続けて、チャンネル登録数は1桁という人が、
どのようにすれば、チャンネル登録数を増やせるのかを視聴者に
「レッスン」と称して、配信するというアイデアを思いつき、
実行します。

このアイデアが、「スプリー」というライドシェアアプリを利用して
自動車に乗せた人を殺して、殺す様子をライブ中継するというものです。

観たくない人には、全くお勧めできない映画です。

私もブログを始めましたが、全くアクセス数が伸びないので、主人公の
気持ちがよくわかります。
ちなみに、公開日の4月23日のブログのアクセス数は「2」です。
ブログ上でどこまでやれば、問題なのかは、曖昧です。
例えば、あるASPからは問題のあるブログだとして広告の掲載を断れました。
別のASPからは、電話がかかってきて「ぜひ広告を掲載してほしい」と言われ、
広告を掲載しました。

私はブログを始めたばかりなので、アクセス数がなくても少し気になるだけ
ですが、10年間ブログを続けて、アクセス数が伸びなかったら、どのような
気持ちになるのかは、想像もつきません。

普通にブログを止めるなら良いのですが、一発逆転を狙って人生を賭けて
しまうと危険なことになります。

日本でも、「バカッター」が2013年ネット流行語大賞の4位となり、社会問題化しました。
その後も、TwitterやYouTubeなどのSNSに投稿して炎上する事件は絶えません。
2020年6月、紳士服販売店が「透けハラ」をテーマにキャンペーンを実施し炎上しました。
2020年7月、専門商社が性別を理由に就職説明会の申込を一方的にキャンセルして炎上しました。
2020年8月、大学の専任講師がSNSで暴言を投稿して炎上しました。
2020年9月、生活情報サイトが科学的根拠に乏しい記事を配信して炎上しました。
皆に、共通しているのはSNSを利用して、情報を拡散したいという気持ちです。
この気持ちをなくすことはできないので、炎上が無くなることはないでしょう。
Twitterを利用している日本人は4,500万人、LINEを利用している日本人は8,200万人、
Instagramを利用している日本人は3,300万人、Facebookを利用している日本人は
2,600万人もいるそうです。
多くの人が利用しているSNSほど、色々な人に伝わり、炎上する可能性が高いです。

受け狙いで失言をする政治家や芸能人、出世するために不祥事を起こす人もいることも
忘れてはなりません。

日本では、法規制の関係で、サービスはタクシー配車のみになっています。
日本人が外国に行く場合は、配車サービスを利用する場合には、日本ではする
必要のない注意が必要になります。

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ノリック007