「悪夢の1時間43分…(予告込)」テスラ エジソンが恐れた天才 死亡遊戯さんの映画レビュー(感想・評価)
悪夢の1時間43分…(予告込)
元々低予算なのか、途中で資金が尽きたのか、板に描いた背景画や背景写真の前で役者が演技。
まぁ、そりゃ金かかりそうなシーンなら話は分かるが、背景が畑ぐらいなら簡単にロケハン出来るだろうに何故やらない!?
…と思ったら背景板に役者の影が重なっていて当然敢えてやったことだろうが、今そんな演出要る!?
そして最大の謎である、100年以上昔のシーンに役付きで出演している女優に、いきなり「テスラをネット検索すると…」などとパソコン前でカメラ目線ナレーションをさせる理由。
そういう意味では実験的作品なのだろうが、残念ながら面白くも何ともない。
極めつけはイーサン演じるテスラが突然イギリスのロックバンド「ティアーズ・フォー・フィアーズ」の「ルール・ザ・ワールド」(1985年)を歌い出す。
もちろん1943年に亡くなられているテスラが歌った訳がなく、もう次々現れる奇をてらったアメリカンジョークな実験には笑うしかない(笑えない)。
脚本も、それこそ少しネット検索すりゃ誰でも分かるような薄っぺらい内容で、しかもこの脚本、40年も前に書いて映画化を待っていたとか。
そりゃエンディングになったら半数くらいの人はとっとと帰るわな…
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