「苦悩顔の連続のちカラオケ」テスラ エジソンが恐れた天才 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
苦悩顔の連続のちカラオケ
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会話劇で、始終テスラ(イーサン・ホーク)が苦悩している顔のアップばかり。
まるで下北沢あたりの小劇団による舞台みたいな演出で、安っぽいことこの上なし。
テスラが突然カラオケで自分の人生を歌い出すとか。
1952年に亡くなったはずのモルガンの末娘・アンが現代に生きていて、web検索しながらテスラを回顧して語るとか。
実際のテスラの発明品や、万博での展示、ナイアガラの滝を利用した発電所などを再現せずに、書き割りや当時のモノクロ写真で終わらせるとか。
エジソンとの争いや、発明・事業の「何をやったのか」を画として説明しないため、わけがわからん人も多いかと。
特に、直流vs交流の「電流戦争」に関してはあらかじめ知識が必要で、歴史か科学の文献にあたったことがあるか、過去のエジソンがらみの作品(映画なら『エジソンズ・ゲーム』あたり)に触れたことがあるかすれば大丈夫ですが。
逆に、この辺りの知識があると、テスラ苦悩舞台として割り切って楽しめるのかもしれませんが。
自分としては、楽しめませんでした。
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