「何を観せたかったんだろう?」テスラ エジソンが恐れた天才 HammondJ3さんの映画レビュー(感想・評価)
何を観せたかったんだろう?
(正直に書くと前半寝落ちしてしまったので、レビューできる立場ではないのですが…)
本作は、テレビ映画のパイロット版を観させられている、もしくは教養番組で作ったドラマシーンを無理やり映画にしたような…「この作品は何を観せたいんだろう?」という思いが、終始頭の中でクルクル回っていました。
イーサン・ホークがずーっと苦渋(というか困惑)の表情をしていて、同じく実在の人物を描いた作品「ブルーに生まれついて」と比べて、全然深みが無かったので、役者も何をしたらよいのか分からなかったのではと。
まるで監督自身がテスラに心情移入しすぎて、演者もスタッフも置いてきぼりにされた感覚。
カイル・マクラクランが出ているからなのか、「ツイン・ピークス」の亜流みたいな映像が流れていて、いっそのことテスラの終盤の妄執?にフィーチャーした方がストーリーとして面白かったかも。
どこにも足場を置いていないので、どう評価してよいのかも分からない迷作です。
この監督の前に観た作品「アナーキー」もこんな感じだったので、ある種の文脈とか鑑賞法があるのでしょうか。
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