劇場公開日 2022年10月14日

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スペンサー ダイアナの決意のレビュー・感想・評価

全82件中、41~60件目を表示

3.5ひたすら孤独

2022年10月20日
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ダイアナ妃の苦悩や孤独を、1991年のクリスマスイブから3日間をとおして描いた、実話に基づく寓話。

とにかく孤独、孤独、ひたすら孤独。この孤独は実話だろうな。うまく寓話と絡めていて、全部実話といわれればそうだし逆もまたしかり。
でも自分らしく生きる為、離婚を決意したような表情に少し救われた。

ダイアナを演じた女優の目、悲壮感ただようあのダイアナの目にそっくりで、何度も本人に見えた。女優魂、すごい!

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yuka

3.0寓話

2022年10月19日
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鑑賞方法:映画館

本作、冒頭の但し書きは「事実を基にした“寓話”」。
これが作品のすべてを物語っていると言っていいかもしれません。
(他のジャンルも同様ですが)伝記映画には、自分が見たいと思う主人公の人物像、背景、周辺人物とよく知るエピソードなどを求め、それに共感や感動することを期待しがちです。さらに、出来ればなかなか知りえないエピソードなどもあったりして、仮にそれがやや「盛り気味」だったとしても、ストーリーさえ巧くまとまっていれば、より興奮したりするものです。
果たして本作はどうかと言えば、はっきり言って意外性や新鮮味は感じない「さもありなん」と言った印象で、おそらく、普通に淡々と物語れば実に退屈な内容になったと思います。
実際、ダイアナとイギリス王室に関することは、既に色々な媒体で(虚実)語りつくされています。
だからこそ、そこに作品として成立させるアングルが「寓話」という表現方法なのでしょう。
他者から見ると「我儘を通り越し、最早奇怪な言動をとるダイアナ」が、彼女自身の混沌とした精神状態そのままに見せられる映像は、最早、何を信じていいのか、誰の身になって感じ、考えればいいのか、どう解釈したらいいのか、結果として誤魔化されているようにも感じます。
確かに、クリステンの好演、怪演は見ごたえあり、アカデミー賞主演女優賞ノミネートも伊達じゃありません。
また、ダイアナが「ウィンザー家」と一緒にいる唯一の理由であり救いの息子たちとの時間は、観ている私にもやはり救いでした。
元々、それほどに期待していなかったとは言うものの、疲れもあったせいか途中眠気に襲われるほど、正直「面白みに欠ける」仕上がりに思います。残念。

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TWDera

3.0カカシと真珠のネックレス

2022年10月19日
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鑑賞方法:映画館

 自分でポルシェを乗り回しているなんて、結構自由が与えられてるじゃん!といった描写の冒頭部分。遅刻魔として、王室の写真撮影にも平気で遅れちゃったりするダイアナ。決断のクリスマスの3日間ではあるけど、すでに決意していたような気もする。

 ドキュメンタリー映画はまだ観てないけど、俄然観る気満々になったし、『わが命つきるとも』(1966)や『ブーリン家の姉妹』(2008)をもう一度見たくなった。アン・ブーリンに喩えるところなんてゾクゾクしました。それにしても身につけるドレスが全て決まってるのもすごいエピソードだ。

 そんなダイアナのおかしくなる精神状態描写の中でも真珠のネックレスをぶっちぎり、スープと一緒に飲み干すところは衝撃的。多分、このシーンだけは記憶に残りそう。

 市民にも愛されたダイアナ妃。あの事故の当時は泣いた・・・2枚組CD「ダイアナ・トリビュート」も持ってるし、彼女の記憶は永遠だ。そんな苦悩の3日間の後、マギーにも会えたし、KFCも食べることができたし、ホッとした。ワンピースでもチキン早食い競争があっただけに、食いたくなったぞ。

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kossy

4.5エレガンスの中に渦巻く闇

2022年10月19日
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本作の凄いところは、プリンセス・ダイアナの人物像と半生が、エリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウスで過ごす3日間に凝縮し、描いているところ。

時は1991年のクリスマス前後。ダイアナ妃が自ら車を運転をし、迷子になっているシーンから始まる。出だしから、“一体どうなってるんだ?”とグイグイ物語に引き込まれていく。

本作では古いしきたりや規則を嫌い、“自由”を求める子どものようなダイアナ妃が印象的だった。
夫・チャールズ皇太子には愛人がいて、ダイアナ妃との仲は既に冷めきっている。

贅沢な生活に、羨望の目を向けられる彼女は、我儘に映るかもしれません。だけど、“幸せは本人が決めるもの”。それぞれその人の地獄があるということを描きたかったのではないでしょうか?

本当のダイアナ妃がどうだったのかは分からないが、本作で描かれるダイアナはあまりにも真っ直ぐで不器用。

なんといっても、ダイアナ妃を演じたクリステン・スチュワートがとびっきり美しい。ダイアナ妃が憑依したのではないかというほど、スタイルも表情も激似。
そして、ファッションも素晴らしい!!早速真似してみたい。

芸術性、演技力、美術、音楽、衣装、全てにおいてレベルが高い。とびきり上質な映画。
エレガントさの中に、英国王室の謎や歪みが比喩的に描かれているところも良かった。
ティモシー・スポール、サリー・ホーキンス、ショーン・ハリスと大物俳優達が脇を固めているのも見どころ!

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あさ

3.0主演のクリステン・スチュワートの熱演に注目!

2022年10月19日
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ダイアナ妃を主人公にした映画は、つい先日ドキュメンタリー映画である「プリンセス・ダイアナ」を観たばかりでしたが、ほぼ同時期に本作「スペンサー ダイアナの決意」も上映していたので、比較してみるのも面白いと思い観に行きました。「プリンセス・ダイアナ」はドキュメンタリーなので、当然ダイアナ妃ご本人が登場する訳ですが、本作は俳優が演じる創作。しかしチラシや予告編を観ると、主演のクリステン・スチュワートが本物かと思うくらいダイアナ妃にそっくりなので、まずそれに驚かされました。初めて観る女優さんなので、元々ダイアナ妃に似ている方なのかと思ってググってみると、実際は全くそんな雰囲気はなく、寧ろ対極に位置するような感じの女優さんだったので、さらにビックリしました。因みにチャールズ皇太子を演じたジャック・ファーシングは、さほど似ているとは思えませんでしたが、エリザベス女王を演じたステラ・ゴネット、結構似ていたと思います。

内容については、ダイアナ妃が丁度30歳の時、1991年のクリスマス前後の3日間を舞台に、ダイアナ妃の心的風景を描いたものでした。当時ダイアナ妃は、夫であるチャールズ皇太子(現イギリス国王 チャールズ3世)の浮気に思い悩んでおり、後のインタビューで自傷行為や摂食障害にもなっていたという史実を膨らませる形で創られていて、幻覚にも悩まされているというお話になっていました。

面白かったのは、16世紀当時、自らの離婚のためにイギリスをローマ教皇圏から独立させ、英国教会を設立したことで有名なヘンリー8世と彼の2番目の妻であるアン・ブーリンにまつわる話と、チャールズとダイアナの話がリンクされて創られていたところ。ヘンリー8世は生涯で6人の妻を娶った稀代の好色家でしたが、そうした自分は棚に上げ、アン・ブーリンを不義密通などを働いた廉で処刑しました。本作の中のダイアナ妃も、チャールズ皇太子がカミラ女史(現 カミラ王妃)と通じているにも関わらず、他の男性と通じているのではないかと疑いが掛けられ(実際ダブル不倫することになる訳ですが)、周囲から窘められます。
この辺りは、イギリスの歴史を知っているとより楽しめると思いますが、知らなくても充分に楽しめる創りになっていたかと思います。(実際私も映画を観た後に調べました(笑))

ただ、ダイアナ妃の混乱した内心を表すため、アン・ブーリンの幻覚が登場すると同時に、ホラー映画チックな音楽が多用されていたのには、ちょっと違和感を覚えました。制作の意図は分からないではないですが、完全なホラー映画ではない訳で、あのホラー調の音楽は中途半端感が満載でした。

また、本作が描かれた3日間の体験を通じてダイアナ妃が離婚を決意し、自由に羽ばたくということで締めくくられていましたが、鳥かごを飛び出た「雉」が、その後どうなったかを知っている我々としては、非常に複雑な思いを抱かざるを得ないことも事実でした。

そんな訳で、主演のクリステン・スチュワートの熱演には大いに拍手を送りたいところですが、作品全体としてみると手放しで称賛できるものではなかったため、評価は★3としました。

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鶏

3.0どこまでが事実?

2022年10月19日
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現在の国王を映画に出来るって、英国王室は開かれてますね。
主演も綺麗な女優さんで、ファッションショーとしても楽しめます。

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やまぼうし

3.0ダイアナ妃のワガママ、放蕩ぶりは否めないと感じた

2022年10月18日
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世界最古の王室に民間から皇室に入った雅子様の令和の涙に国民が涙した映像、エリザベス女王の崩御に世界が感涙した映像。この物語が真実に基づく物語ならダイアナ妃のワガママ、放蕩ぶりは否めないと感じた。キャサリン妃ってそう思えば立派な方だなと・・・。

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masayoshi/uchida

4.0苦悩描写が凄い。

2022年10月18日
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ダイアナの苦悩描写が凄い。
どこかの国のベタなサスペンス映画より緊迫感がありました。
しかし王族がああも簡単に離婚できるとは。

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あらじん

4.5少女の自由な心のまま生きるダイアナを演じるスチュワートがなりきりが素晴らしい

2022年10月18日
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 「実際の悲劇に基づく寓話」。「スペンサー」は悲劇の皇太子妃、ダイアナが主人公。没後25年を迎えた英国のダイアナ元皇太子妃が、まだ王室にいたある3日間を描くにあたり、物語の冒頭、こんな文章が掲げられました。
 悲劇とは彼女が王室に入ったことでしょう、そしてタイトルの「スペンサー」は彼女の生家の名前です。これは、王室という森に迷い込み、出口を見失ったスペンサー家の女性の物語なのです。そこから導かれる教訓とは何だったのでしょうか。

 エリザベス女王逝去を嘆く英国民をニュースで見るにつけ、女王がいかに慕われたかを実感しました。しかし王室が居心地のいい場所とは限りません。
 本作は、1991年のクリスマス、女王の私邸、サンドリンガム・ハウスで王室を去る決意をするまでの3日間を描くもの。といっても王室を去る決意をするという具体的な事実を再現するのではなく、王室という制度の牢獄にとらわれた一人の女性の、絶望と孤独を描き出す物語でした。

 勢いよく邸宅に乗りつける車列。手際よく降ろされてゆく食材がキッチンに積み上げられます。シェフ長の命令一下、軍隊のように規律正しく、居並んだ料理人たちが整然と調理をこなしていきます。軍事オペレーションのように進行するのは女王の私邸サンドリンガム・ハウスにおけるクリスマス・ディナーの準備でした。
 エリザベス女王(ステラ・ゴネット)が王族を集めて執りおこなう食事会は、ある意味では国家を滞りなく運営するための儀式なのでした。
 準備が進められる女王の私邸に、一人遅れて到着するのがダイアナ皇太子妃(クリステン・スチュワート)でした。
 チャールズ皇太子(現国王/ジャック・ファーシング)と離婚する前の1991年、クリスマス前後の3日間を過ごすため、ダイアナ(クリステン・スチュワート)は女王の私邸に招かれたのです。

 けれどもダイアナはクリスマスの行事がイヤで仕方ありません。自分で車を運転して道に迷ったうえに寄り道までして大遅刻。遅れたダイアナをとがめるでもなく、義母(つまり女王)や夫(皇太子)をはじめ居並んだ王族たちは冷ややかな目を向けるだけ。3日間の行動は着る物まで定められ、ぐずるダイアナをせかす侍従たちは決して逆らおうとしませんが、ダイアナが従うまでその場を動こうとしないのです。一挙手一投足が見張られ、しかも筒抜けの状態でした。
 加えて、しきたりを守らず、パパラッチに追い回されるダイアナを王室の面々は快く思っていません。チャールズとの仲も冷え切っていたのです。

 壮麗だが温かみのない屋敷と、その中の無表情な人々。逃げ道のないダイアナは追い詰められて文字通り食事も喉を通らず、次第に正気を失って妄想と現実が混然となっていきます。その姿はまるで、不条理な迷宮に迷い込んだホラー映画のヒロインのようでした。
 ダイアナにとって心を許せるのは衣装係のマギー (サリー・ホーキンス)ただ一人でした、彼女とのあいだも引き裂かれてしまうのです……。

 戦争でも始まるのかという物々しさで、大勢の軍人が女王の私邸にクリスマスの食材を運び込む冒頭から目がくぎ付けになりました。そんな珍しい英国王室のクリスマス映画”としても興味をそそられたのです。ラライン監督はダイアナの主観的な視点で全編を物語り、抑圧された彼女の内面を巧みな描写であぶり出しました。ヘンリー8世に処刑されたアン・ブーリンの亡霊、夫チャールズの裏切りを象徴する真珠のネックレス(カミラ現王妃と同じものが贈られていた)。さらにダイアナが自由だった少女時代へと回帰する終盤は、情感とサスペンスが時を超えて混じり合い、出色のシーンとなりました。

 豪華な装飾やきらびやかな衣装、食卓に並ぶ極上の料理が織りなす現代の宮廷絵巻。王室の伝統孤独な3日間その中で、王室にとって重要なのは伝統を守ることです。
 クリスマスに集う面々はまず体重を量ります。楽しい時を過ごし、帰宅時には1㎏太っていなければならかったのでした。3日間の場面に応じて衣装が用意され、順番に着ていく決まりも奇妙に感じました。チリ出身のパブロ・ラライン監督は王室の冷静な観察者といえそうです。

 ダイアナは、写真撮影でエリザベス女王より遅れて現れました。しかも予定の服も着ていません。使用人たちにとって迷惑な存在。でも公然と非難はしませんが、無言の圧力を与えてくるのです。ダイアナの視点に立つ映画は、軍隊のように厳しいキッチンの準備を王室の非人間性の象徴として描いたのです。

 助ける人はいません。一人廊下を歩く姿、ドレスを着て洗面所でうずくまる姿、いくつもの映像が重なり、孤独があぶり出されていきます。格調高いバロック風の音楽、疾走感のあるジャズ調の音楽が混ざり合い、壊れそうな彼女の心を表現し、息が詰まる思いでした。

 終盤、近くにある閉鎖された生家に無理やり侵入した彼女は、幻想と現実が交錯する中で、幼く無邪気に自由だったころの自分を思いだします。幸せだった時代の記憶が今の苦しみを浮き出させ、白眉の場面となっていました。

 ところで、映画の中でクリスマスを仕切るグレゴリー少佐(ティモシー・スポール)はダイアナに「英国軍兵士は人間ではなく王冠に忠誠を誓う」と諭します。先ごろ公開されたドキュメンタリー「エリザベス 女王陛下の微笑み」では、王冠に人生をささけた女王が気高く描かれていました。対照的に本作では、王冠に自由と希望を封じられた皇太子妃の苦悩が克明に描かれているのです。制度と個人を巡る寓話。日本人が見れば、「菊のカーテンの向こう側」にも想像が巡ってしまうのは、不謹慎でしょうか(^^ゞ。

 自由を希求するダイアナに、口調や振る舞いだけでなく、メイクや衣装も総動員し、スチュワートがなりきって素晴らしい演技です。きっとダイアナを知らない世代やダイアナを忘れたしまった人たちにも、ダイアナはどんな女性だったのか、伝えてくれることでしょう。今作で米アカデミー賞主演女優賞にノミネートされのも納得です。
 スチュワートばかりが注目されそうですが、少女の自由な心のまま生きるダイアナに、つねに変わらずはぐれ者を愛する役まわりのマギーを演じたホーキンスが味を見せてくれました。

 ダイアナの心象を反映し、重い雲が常に垂れ込めているような作品。支えは2人の息子だけ。彼らとの、現実にはありえないラストシーンは、悲しみに包まれた元皇太子妃への、ラライン監督からの供花に見えました。

 最後に、本作でクレア・マトン撮影監督はフィルムで撮り、奇麗な軟調でまとめました。導入部で、かかしを見つけたダイアナが小走りで確かめにいく場面、晴れていても日本画の「臓朧体」のような柔らかさ。邸内の多数のロウソクは装飾で、見せ場の晩さんの広い空間から、暗い息子たちの寝室まで、巧妙な照明で軟調表現を作っていたのです。要所を締める美しいダイアナの大きいアップでピントが甘く見えるのは、軟調用フィルターやレンズの絞りを開いて、見た目の柔らかさを作ったからだそうです。とにかく悲劇の物語を包む柔らかくて美しい映像が印象的でした。

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流山の小地蔵

4.5目が離せない

2022年10月17日
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泣ける

悲しい

怖い

責任、義務、伝統に縛られ、精神的にも追い詰められていくダイアナ王妃を演じるクリスティン・スチュワートの演技が素晴らしかった。いつ壊れてしまうのか、ずっとハラハラしながら観ていました。マギーの今のあなたには医者よりも「愛」が必要という言葉が印象的でした。
ダイアナ王妃については、幼かったこともあり、あの交通事故で亡くなった時の宮殿前に手向けられた献花の山や残された王子達を報道でみて子供ながら悲しい気持ちになったのを覚えています。この作品がみれて本当に良かった。

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こんぺいとうR

3.5伝記映画というよりは、サスペンス・ホラーか?

2022年10月17日
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「伝記映画」というよりは、「心理サスペンス」時々「ゴシックホラー」というべきか?陰鬱な映像だけでなく、耳障りな音楽が、いやが上にも不穏な雰囲気を盛り上げる。
だが、映像や音楽よりも、なんといってもクリステン・スチュワートの存在感が圧倒的である。
確かに、実際のダイアナ妃の表情やしぐさ、しゃべり方を見事に再現してはいるのだが、似ている、似ていないといった問題以前に、元々のどこか影のある彼女の個性が、精神のバランスを崩していく主人公のキャラクターに、見事にマッチしているのである。これは、クリステン・スチュワートにしか体現できなかったダイアナであると言えるだろう。
夫の不貞や、王室の堅苦しいしきたりや、パパラッチたちの好奇の視線によって、追い詰められていく女性の物語ではあるが、特定の個人や王室を批判する内容にはなっていないのも良い。当然、実在の人物や制度への配慮があってのことなのだろうが、開放感に溢れたラストシーンと相まって、後味がとても爽やかなのである。

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tomato

3.5ダイアナ妃のことは何も知らずに観ました。

2022年10月17日
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かなりしんどい思いしていたんですね。観ていてつらかったです。医者より愛が必要なんです、よね。
クリステン・スチュワート美人だな。

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Giovanni

3.0ダイアナ妃の苦悩はいかに・・・

2022年10月17日
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悲しい

あの、ダイアナ元皇太子妃の映画。
どこまで本当の話かはわからないが、実際にあの方の苦悩は常人には
わからないレベルだったんだろうな、とこの映画を見て改めて思う。

イギリス王国の日常、息苦しさ、孤立無援のダイアナ妃。
二人の息子だけが生きる源。
そして、離婚への決意。・

息苦しい、というか、息が詰まる映画でした。

それにしても、ダイアナ妃を演じた女優さん、ダイアナ妃に負けず劣らず
スタイルよく、とても綺麗な人でした。

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あさやん

3.0見ているのが辛い!

2022年10月17日
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泣ける

悲しい

ある程度はフィクションなんだろうけど、
当時のダイアナが、精神的にここまで追い詰められていたのかと思うと、痛々しかった
庶民の私達でさえ、
お正月にダンナの実家へ泊りがけで出掛けるのは、
気が重い…
けど!これが英国王室となると、レベルが全くちがう!
伝統、格式、全てが決められた通り…
唯一頼りになるはずの、夫の愛情は自分になく
孤立無援…
苦しかっただろうなぁ

がんじがらめの鉄の英国王室でも、
支えてくれる愛情さえあれば、
ケイト皇太子妃のように、未来の王妃として生きていく覚悟ができたのかもしれない…
母の苦しみを、見て育ったウイリアム皇太子は
今、全力でケイトを護ろうとしてるにちがいない!

そういう意味では、最初から別の女性を愛していたチャールズ国王の罪は本当に重いと思った

クリステン・スチュワートの表情演技は秀逸でした
サリー・ホーキンスはやっぱり上手い!

あと、印象的だったのは王室の犬たち!
エリザベス女王のコーギーたちが、まるで王室のメンバーみたいに扱われ、当たり前みたいに一緒にいる!
狩りに行くゴールデンレトリバーたちは、
さながら、皇族にお供する護衛みたいに規律正しい!

ロイヤルァファミリーの習慣や英国王室の文化を垣間見られたのもおもしろかった

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ぴーちぱい

2.0クリステン・スチュワート主演という事で期待して観に行ったんですが、...

2022年10月17日
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クリステン・スチュワート主演という事で期待して観に行ったんですが、ただ淡々と物語は進行して、全く盛り上がりに欠け、つまんなかったです。この手の映画は苦手です。
人によって評価は違うかも。

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モロボシダン

5.0見るのが辛い…

2022年10月17日
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そう寓話だけど、もうずっとダイアナを見てると辛い…

救いは“mike&the mechanics”

訳詩を見ないとわかんないけど、そうだったんでしょうねって…

デート映画には相応しくない?
チャールズとは違うを、アピールするチャンス?

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みけ

4.0寓話、とのこと。

2022年10月16日
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クリステンスチュアートがアカデミー賞にノミネートされたのが納得の説得力。ダイアナプリンスの人生って実際はどうだったのかなー、なんて思っていたけれど皇太子妃になるってことはこういうことかとうなづかされる。
こういう結末だったら良かったのに。

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peanuts

5.0真実の歴史を目撃せよ‼️❓神は永遠に死んだのだ‼️❓

2022年10月16日
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この映画を観るために、事前にドキュメンタリーのダイアナ映画を遠方まで観て、愕然としていた。
原爆を落とした人はなんの罰も無い。
プーチンやチャールズやカミラもなんの天罰も無く、のうのうと生きている。
ダイアナの苦悩や怒りは、観るものの心の臓を引き裂かんばかりのものがある。
アカデミー主演女優賞にノミネートされるだけのことはある。
今年最高の映画であることは🎞間違いない。
映画史に金字塔を築く映画にリアルタイムで出逢えたことに感謝したい。
映画ファンなら是非。

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アサシン5

3.0王妃を捨てて一人の人間として生きる決意

2022年10月16日
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実話に基づくダイアナ妃の苦悩と決意の三日間を描いた物語。約束された未来の王妃を捨てて一人の人間として生きる道を選んだ生き様と決意は本当に気高くて素晴らしい。ダイアナ妃を演じたクリスティン・スチュワートの演技にも魅了された。
2022-186

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隣組

4.0ダイアナの哀しみと苦悩

2022年10月16日
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悲しい

怖い

知的

先にドキュメンタリー映画『プリンセス・ダイアナ』を観ていたので、ダイアナ妃の悲しみや孤独感もさらに感じた。

メンタルの異常は食欲にも現れる。
マギーがいて少しは救われたかな。

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ほんのり