「真実に基づいた寓話」スペンサー ダイアナの決意 りかさんの映画レビュー(感想・評価)
真実に基づいた寓話
決意するまでのダイアナさんのストーリーでした。
ちょっと物足りない気もしました。
その行手を誰も遮る事ができない大英帝国の王位継承第一位である大人物であるが故か、年の離れた馴染みにくい新妻を温かく辛抱強くフォローできなかったのかと。
ダイアナさんが若すぎた故、肩入れしてしまいますが、ダイアナさんの奇行の原因を改善する方向には周りの誰も動こうとしなかったのが悲劇ですね。
演じた俳優の方が斜め上に顔を上げた時そっくりでした。クリスティンスチュワートさんのwikiとかの写真と見比べるとダイアナに似せようとだいぶ努力されたのがわかります。
息子二人を大事にしていただけに現在が辛いですね。
リカさん、返信遅くなっちゃいました。
この映画はダイアナを擁護してばかりでもないし、女王と皇太子を糾てもいない。でも、王室へのアンチテーゼはなんとなく感じます。
私もそれほど深く読んではいないんですが、以下のような視点はどうでしょうか。
まず、あのキジの群を王国と見るか、王室と見るか…でしょうか。
前者の場合、道端に倒れていた1羽が明日の王室かもしれません。つまり、王室が存続できるか廃れていくか、王室自体に知恵と体力がなければ決して安泰ではないという…。
せっかく衆目を集めて人気の高いダイアナが王室にいるのに、彼女を上手く使って王室のイメージを向上させる知恵すらない王室に未来はあるのでしょうか。
後者の場合、堕ちたキジをダイアナと重ねるか、ダイアナ以外の王族の誰かと見るか…も、あると思います。
群から外れて憐れな最期を遂げるのは、もしかしたらダイアナではなくチャールズを揶揄しているかもしれませんよ。頭が悪いキジですから。
そして、体力があって自由に空を翔び回っているようで、結局は狩場からは出られず、1羽ずつ標的にされていく運命にあるのが王族の人々かもしれません。
まぁ、色々と考えてみると面白いですね。
コメントありがとうございます。
チャールズが徳仁天皇みたいに奥さんをフォローしてたら・・・って思うけど、彼はカミラと結婚できないから、好きでもないダイアナと結婚したのだろうからフォローなんてしないですよね。
国王ってもっと尊敬される人がなった方が英国のためになりそう。
早くウィリアムに譲った方が良いように思うのですが。