ザ・ホワイトタイガーのレビュー・感想・評価
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A Witty, Fun, and Socially Apt Character Study on Indian Social Class
White Tiger is the story of Balram, a low-caste Indian whose Nightcrawler approach to entrepreneurship brings him to a Great Gatsby predicament with the country's elite. With a swift pace and magnificent photography, the film has the edge of Netflix original Scare Games. Balram's to-the-camera narration is humorous but also pokes fun at civility worldwide. Unpredictable, even in familiar terrain.
インドの闇…
カースト制度は2つ、腹が膨れるか、ぺしゃんこか。。生まれたときから身分が決まっており、主人か使用人か。当たり前のように使用人として一生を過ごし、その決められた檻から抜け出そうともしない。犯罪を犯さない限り抜け出せない。コメディかと思いきや、思いっきりブラックでシニカル。主人公には共感できないが、そんな甘いものではない現実がある。
檻の中のニワトリと闇の国
檻に入れられた鶏は例え目の前で仲間が殺され、そして自分もいつかは死ぬ運命なのだと分かっても逃げ出そうとはしない。
そして、それは人間の世界にも当てはまる。
圧倒的な力を目の前にした時に、人は驚くほど従順になってしまう。
インドは経済的に急成長を遂げていると言われているが、生まれによって身分が決まってしまうカースト制度がなくならない限り真の発展はないのではないかと思った。
実は身分による職業の制限は法律によって既に禁止されているものもあるのだが、地方に行けば行くほど習俗として根強く残っているらしい。
「民主主義の国で貧乏であることは致命的だ」という主人公バルラムの言葉が印象的だ。
これはそのまま民主主義の限界も表しているのではないかと思った。
アメリカも日本も韓国も、民主主義の国では近年格差の拡がりが顕著になっている。
貧乏な人間が成功するには政治の世界に入り込むか、犯罪を犯すしかない。
この映画は起業家として成功したバルラムの回想から始まるのだが、そこで彼は警察から指名手配されているのだという衝撃の告白をする。
バルラムは幼少時から極めて稀であるという意味で「君はホワイトタイガーだ」と教師を唸らせるほどの秀才だった。
しかし彼は貧しさ故に学校を中退しなくてはならなくなる。
彼の父親は車夫であり、彼の将来も車夫以外にあり得なかった。
彼の住む村人は地主によって搾取されており皆が貧しい。
そしてバルラムの家では祖母が全ての権利を握っており、兄も父親も彼女の命令には逆らえない。
下の人間ほど雁字搦めにされて身動きが出来ない。
もちろん車夫の仕事を続けても金持ちになれる可能性はない。
病気で亡くなったバルラムの父親の死体が焼かれる時に、まるで全てに抗うかのように彼の足が反り返っていく姿が衝撃的だった。
成長したバルラムは檻の中から抜け出すために地主の一家に取り入ろうとする。
彼は地主の次男であるアショクの専属運転手になる。
アショクと彼の妻ピンキーはインドの生まれだが、アメリカでの生活が長かったためインドの閉鎖的な価値観に囚われていない。
いつしかバルラムはアショクと主従関係を越えた友情を育んでいく。
バルラムの村では歯を磨く習慣すらなく、バルラムは自らの無知を思い知らされる。
彼の祖母は金の無心をするばかりで、さらには無理矢理結婚させて家に縛り付けようとする。
彼女らにとってはバルラムだけが頼みの綱なので、彼を繋ぎ止めるのに必死なのだろう。
貧しい者は貧しい者同士で足を引っ張り合う。
バルラムはライバルの弱みに漬け込んで運転手としての地位を確立していくが、より一層自分とアショクたちの間には大きな格差があることを思い知らされるばかりだ。
そしてピンキーが起こしてしまった交通事故によって彼の人生はどん底に突き落とされる。
バルラムは事故の責任を全て押し付けられてしまう。
警察に事故の届け出がなかったために、事件は表沙汰にならずに済んだが、貧しい家の子供が一人死んだとしても誰も気にかけないという社会はとてつもなく恐ろしいものだ。
「インドが光の国であれば、善意を持って生きていただろう」とバルラムは話す。
しかし彼の生きてきた世界は闇に覆われている。
この世界では地道に真面目に生きていても成功する見込みはない。
彼はアショクが多額のお金を賄賂として政治家に渡していることを知っていた。
そして彼はついにアショクを殺して金を持って逃亡する。
そうすることで家族の命を危険にさらすと知っていながら。
そして彼の顔はありふれているため、指名手配になっても誰も気づかない。
バルラムはアショクの名前を使って、タクシー会社を経営して成功を収める。
彼のやった事はもちろん犯罪だが、彼がその後に取った行動はとても人道的だった。
彼は従業員から決して搾取をしない。
彼は従業員の生活を守る。
バルラムは従業員に向かって、「ご主人様を殺して成り上がった召し使いが、その罪悪感に悩まされる。それは悪夢だろう。しかし本当の悪夢は何も行動を起こさず召し使いのまま檻の中にいることだ」と話す。
そして従業員たちは怒りのこもった眼差しで画面を睨み付ける。
決してバルラムの行為は肯定出来るものではないが、犯罪を犯す以外に檻から逃れられないという社会の在り方には大きな問題があると思った。
そしてこのまま格差社会が広がれば、近い将来の日本でも起こり得る話かもしれないとも思った。
モノローグが効き過ぎる
インド映画なのにダンスも歌も無い
活劇シーンも無い
じゃあ貧困からの成り上がりドラマ、
サクセスストーリーかと
切り替えて淡く期待しながら観続けるけど、
どうやらそうじゃ無いことが序盤から分かる
バルラムの独白が主体となって物語が動き出す
このモノローグがずっとナレーターとなるので、
バルラムによる自己の回想記だと分かるけど、
そのトーンがまるで達観したような、
抑揚が欠けたもので、
これはヤバいドラマかもしれないと
不吉さを感じさせる
1時間30分を超える伏線が重過ぎて、
結末はどうなるのか予測が全くつかない
そんな展開を一気に捲り上げるのは
物語が残り20分を切ってからのこと
搾取のスパイラルと
貧困の連鎖から抜け出すためには
ホワイトタイガーとなるしかない
そんなバルラムの哲学を
長いモノローグを経て
ようやく最後に知る
家族皆殺しって
2021年9月22日
映画 #ザ・ホワイトタイガー (2021年アメリカ・インド映画)鑑賞
インドを描いた映画だけどインド映画ではなく、踊りもない。#スラムドッグミリオネア に階級(カースト制度)の問題をより織り交ぜた感じの映画
カースト制度と大家族制度が絡み合って格差問題がなくならない気がしてきた
ダイナミック
インド舞台なので、ボリウッドだと思って見始めた。
描写がドライでダイレクトなので、ボリウッド成長したなあ──とか思っていた。
が、インドは製作国のひとつではあるが、映画はボリウッドではない。
監督(Ramin Bahrani)の見た目はインドっぽいが、来歴には、イランの移民でアメリカ生まれとあった。かれはアメリカ人。映画もおそらく純然たるハリウッド映画である。
むかし踊るマハラジャというインド映画が流行った。大流行と言ってよく主演女優が来日したこともあった。そこからインドの映画産業Bollywoodが一般に認知され、日本にもファンが増えた。
個人的にはBollywoodに、さほど感興しなかった。踊るマハラジャは、興味深い映画だったが、それはクオリティではなく「勢い」だった。
いや「勢い」というより見たことのない「やりすぎ感」とでもいうべきものだった。とりわけミュージカルの設定ではない(はずの)映画でいきなり群舞になってしまうのがBollywoodだった。なんでもいいから歌って踊っちまえ──がBollywoodだった。
それが、新鮮なのだった。
もちろん、その新鮮度は、じょじょに後退してくる。じっさい近年のインド映画は、いきなり踊り出すような脳天気はなくなって、欧米のスタイルになっている。
ここ20年間で、よく「次はインドがくる」という予測を見聞きした。「くる」のは、経済や文化や、国家間のポジション、あるいはETFのこと、などである。インドは「きた」のだろうか?
よく知らないが個人的に「次はインドがくる」には懐疑的だった。
人口はあと数年(現在:2021年)で中国を抜いて世界一になるらしい。人口は「くる」が、他はどうだろう。インド映画はくるだろうか。
個人的にインド映画には「建前」を感じる。
インドへ行ったことはなく、知っているとも言えないので、憶測にすぎないが、13億人ものにんげんがいるなら、もっと錯雑な世界があるはずだが、インド映画は、欧米に寄せた感じの映画ばかりで、じっさいの民衆を反映している描写がすくない──ような気がする。ほぼ総てエンタメの装丁で、リアル系(アートハウスやインディ)の映画を見たことがない。
憶測に偏見も交じえると「もっと貧しいんじゃないか」というのが本音。人々が絶賛するきっとうまくいくにもベタだなあしか感じなかった。多くのインド映画で美女がサリーの腰をくねくねしながらそこらへんにいるがそんなはずがない。
ようするに、この映画のインドがリアルなのはひとえにボリウッドじゃないから。である。
本編で主人公が温家宝に充てた手紙で「(インド人には)衛生観念や規律や礼儀、時間厳守の習慣もありません」とある。
わたしは、インド人もインドも知らない。外国人を揶揄したり差別するつもりもない。ただし、そっちょくに言って「衛生観念や規律や礼儀、時間厳守の習慣も」ない民族は時代が進展しても「来ない」と思う。もちろんかれが戦ってきた階級制度も、興起をさまたげる枷にちがいない。
白人は落ち目だ。茶色や黄色の時代だよ。──とかれは言うが、いやいや今後も白人の時代だろうさ。とわたしは思った。
しかし映画には、また、かれのきらきらの眼光には、心を揺さぶる迫真があった。
おいおいすごいよ!
スラムドックミリオネア想像して見てたら、太陽がいっぱいだったって感じでした。
なんか最初から妙にダークな感じが漂ってんなーと思って観てたら、想像以上に地獄見せられる感じというか。
もうね、現実とはこんなにも残酷なものかと思わされた。
特に、主人公が少女にせがまれてもお金をやらないとこで、社長妻が怒るんだけど、次のシーンではその子(だったかうろ覚えだが、貧困層の子供)を轢き殺すっていう皮肉。
主人公がお金を簡単に渡さなかったのって、この社会の仕組みを知っているからというか、少女に違うお金の稼ぎ方を知って欲しかったからで、なんも考えてない、感傷だけで生きてる社長妻的にはそれすらわかってないんだなあ。
だから、小銭うんぬんで騒いで、挙句、高級車で遊んでる時に殺すハメになる。
これって、大きく考えれば、こういう高級層の感情的な支援って(一概には言えないけれど)実は本当に貧困層の撲滅にはなっていない訳で。そんで、自分たちの娯楽で(車とか服装とか)実はそういう人たちをより一層貧困から抜け出せなくしているし、傷つけていることになるのかな。
主人公の狂っていく様とか、二面的な演技の巧さとか際立ってましたな。
なぜ教えてくれなかったんだ、と両親を責めたりするところとか、すごく胸が痛いです。
踊らないインド映画、さいこうでした。
正直、きっとうまくいくより、何倍も好きだ!!
生きていることを感じられる映画
映画が始まったときから、好きな展開だと思い始め、あっというまに観てしまった。
主人公バルラムが金持ちに成り上がるために選んだ手段は賞賛できるものではないけれど、金持ちになった後、つまり使用人でなくなった彼は、カーストの最下層でいるよりも、(たとえ犯罪により得た金でも)自分の人生を、自分の足で歩んでいることに幸せを感じているように見える。
アショクを殺害するために、瓶の山の前で適当な瓶を探すシーンまでは、
主人公がいかにして大金を手に入れるか、賢い手段でやるのだろうと
期待していたところもあったが、やはり最後は犯罪だった。
ただし、殺害を選んだと言うことは、
それ以外にはインド社会で成功する方法がなかったということであり、
つまりそれほどインドの格差や階級がとても厳しく、
出自のカーストから出るのは並大抵なことではないということなのだろう。
手段はともあれ、その稀にないことを成し遂げたということで、
この 'WHITE TIGER' というウィットに富んだタイトルが大変利いている。
彼のしたことは許されざる犯罪であるが、
この映画のポイントは正義云々ではない。
「インドで金持ちになるには犯罪か政治的手段だ」という主人公のナレーションもある通り、映画だから誇大表現はあるにしろ、生きるか死ぬか、インドはそういうものが渦巻いている社会なんだと感じた。日本社会にいては想像しがたいかもしれないけれど、これが「生きている」ということなんだと感じられる熱量のある映画だった。
主人公が何度も言っていたように、
特定の社会で生まれ育った外界を知らない人は、それが当たり前になっているため自分が搾取されていることにすら気づいていないので、外の世界に出ようなんてアイデアすら持っていない。
(この映画の場合だと主人公は外の世界を知るまでは使用人でいることにとても幸せで、使用人になるために生まれてきたくらいに感じている)
これはちょっとした衝撃だった。
それは、例えば何処かの国で人権侵害や差別が続いている場合、
第三者が指摘したり、何かのきっかけで当事者にとって外部との接触がない限り、
当事者は自分が受けている差別にすら気づく機会がないということだ。
この視点については、今まで考えたこともなかった。
別の世界があることを知ることは、自分が今いる社会を客観的に観察するために、本当に大事なことだ。
と私は海外在住者だからこそ改めて思う。
またインドでは女性蔑視や女性に対するレイプ 事件も頻繁に取りざたされるが、アショクの妻がアメリカで教育を受けた物言う女、義父に対しても自分の意見をはっきり言う強い女性像を登場させたのも象徴的で面白かった。
個人的には良い映画でしたが、日本のレビューだと海外のレビューほど評価が高くないのが興味深い。
面白い。
光の国の色濃い闇のお話。
カースト制度がこんな風に未だ残っている事すら
この映画で知った。
アメリカきら帰国した夫婦の目線を通す事で、
いかにカースト制度が遅れて見えるかも分かって
面白かった。
よくラッパーが成り上がるには
ヤクの売人かラップどちらしか選択肢がなかった。
と言うけど、
この場合もカースト制度を越えて、
主従関係め越えて、
檻から逃げ出す方法はあれしかなかったのかと思うと
切なくもある。
途中の奥さんの逆ギレには驚いた。
お前人殺しといて、人を蹴った事咎めるか?
って、そこに誰も突っ込まないのも謎でした。
ラストもカースト制度が適用されてないITの世界で
大金持ちなのかと思いきや、その職業なんだと
少し肩透かしを食らっちゃいました。
捕まったとしても檻から抜け出せた事に誇りを持ってるような気でいたけど、
この後アショクの家族から報復を受けるのではないか?
と気が気でならなかった。
ただ、最初に成り上がった自分を見せて、
染み付いたカースト制度、
従う事が生きる道みたいな主人公が
どうやって成功者に辿り着くのか最後まで分からず
面白い映画でした。
嫌な社会構造を映画で学ぶ…
映画で良かったけど
現実にあるドキュメントなのだろうな
凄まじく根深いカースト
生まれた時から決まってる将来
なのにあのsuccessはあまりにも短絡的…
いくらなんでも指名手配されてる人が
起業出来るわけないよ…白けた
シリアスなインド映画
やっぱインド映画には笑いが必須だと思う。
内容を知らずに観始めて、インド映画らしいかと思いきや、そうでもなかったかな。
人を殺めて奪ったお金、例えそれがほんの少しだとしても、それでのし上がっていくとは。後味は良くない、かな。
終わり方も、うーん?という感じ。
主人公は好み(笑)だったので、ちょっと残念。
精巧さもきらり
対比やメタファーもこめられた精巧なドキュメンタリーという印象でした。ストーリー的な意味で言えば、構成は分かりやすく、主人公の語りスタイルなので驚きや起伏が激しくあるわけではないですが、日本と全く違う環境のリアルさ故か、非日常的で飽きません。
よく見てみると、貧困さや怒り、社会主義や資本主義などのメタファー的な演出もあり、アメリカ映画っぽいなと思いましたが、インドが舞台なのでそのミスマッチが私は好みでした。
ドキュメンタリーに近いメッセージ性のある映画ですが、単純にストーリーもよくできてると思います。役者も私は好みだったので、楽しめました。
インドが舞台の映画が好みな私の贔屓目を抜いても、もう少し評判が高くても良いかなと思います。
題材は良いが、長くてつまらなかった!!
インドで身を立てる事の難しさを題材にしていて、勿論日本も同じなので興味を引きますが、前半も後半もずっと同じ調子で、折角の題材も映画としては単調で退屈でした。温家宝様宛ての手紙としてのヵ語り掛けも飽きてきます。特に尊敬していない相手にご主人様としてすり寄っていくのは、私にはできなかったので印象的でした。
ディケンズ・ミーツ・グッドフェローズ?!
インドのカーストは2つだけ --- ダブルミーニングで"参った"(お手上げと文字通り精神的に)。名著 × 名演 = チャールズ・ディケンズが『グッドフェローズ』『スカーフェイス』を書いたら(本編中盤から始まる裏社会成り上がり・のし上がりモノ)?アメリカの実態を切り取り告発してきた次はインド!今まで観客を何とも嫌な気分に沈めてきた社会派監督ラミン・バーラニ作品としてキャッチーな印象を受けたのも束の間、やはり今回も一筋縄ではいかず、彼の作品は彼の作品でしかなかった = 社会を映し出す。回想形式な作中を覆う大量のモノローグ主体の語り口を、強迫観念的な映像による真実味と共感そして娯楽性の調和によって、退屈させず観客を引き込む監督の手腕に唸った。美しく作られており、ものすごく説得力がある挑発的な表現の責務と可能性。真に迫っている。完璧なペースで決してダレない、研ぎ澄まされている。ベストセラー小説の映画化として正解。今回も、しっかりと居心地悪くなる不思議で不気味な年代記。その多くは知らない顔ばかりだが主演はじめ役者陣もいいし、ヒップホップが支配するサウンドトラックも作品を形作る。白人は落ち目だ、時代の主役は茶色や黄色の人間。
起業家への道 --- 見てるコッチの気が狂いそう。胃がキリキリしては緊張感漂う、そんな瞬間が突如としてやって来る。毎シーンのように僕たちに拳を突きつけてくる。使用人から始まり、ダークでスリリングに、かき乱される。世界に届けられるべき、そして奇しくも私達も他人事でない階級社会の内実、ボリウッド映画では分からぬ実情とでも言うか。嘘偽りない見事な調和あるいは不安定さが語りかけて来ては、迫ってくる。社会的にも精神的にも実にパワフル、見る見る内に引き込まれていった。カースト制度が、絶対的な身分差がいつだって目の前に横たわる。それは避けることなどできず、ここに簡単な答えなど無い。身につまされる問答無用な共感に目が釘付けになり、時に息するのを忘れてしまいそうなほど容赦ない。頭がクラクラとしては目眩のしそうな暗部・闇への視線、洞察。これを単なる風刺と括るにはあまりにリアルで胸焼けしてしまいそう。本作を愛しているのか憎んでいるのか、もはや自分にもさっぱり分からない。少し楽しみにしていた本作は思ったよりヤバい代物だった!激クソヤバ作品、劇薬認定。
ハエみたいに付きまとうな!
頭をかち割ってお金を盗みたいです
自分を偽れない、ここが俺の国だ
貧乏人が頂点に立つ方法は
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