科捜研の女 劇場版のレビュー・感想・評価
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ちゃんと観光映画になっているのもいい。
紅葉で有名な東福寺の渡り廊下が、クライマックスを飾る。京都を舞台にしながらメインの登場人物たちはあまり関西人ではないシリーズだが、ああ、京都だなあと思わせる豪華な絵面が、劇場版らしいサービス精神を感じさせてくれる。
とはいえTVシリーズに詳しいわけではなく、かなりまっさらな気持ちで劇場版を観てみたが、『ワイスピMEGA MAX』的オールスターキャストによるほどよいお祭り感、ときおりブッこまれる映画ならではの決めまくった攻めのビジュアル、長年演じ続けてきた面々による安定感、超バカバカしい事件や展開なのに登場人物がセリフツッコミをしたりはせず、終始本気でやり通すテレ朝事件ものイズムなどがいい塩梅で配置されていて、初心者でも楽しく観た。
もしかして昨今の映画に足りてないのは、こういう気軽なお祭りムービーではないか。今後、毎年一回劇場版が作られるなら、たぶん毎回観に行くことになると思う。
20年以上続いているだけはある
20年以上シリーズが続いているのは伊達じゃない。キャラクターが立っているし、関係性も初見でもすんなり呑み込める。リアルな人間像ではないが、20年演じ続けているせいか、やや荒唐無稽なキャラでも自然な佇まいで演じられていて、違和感を感じない。冒頭の伊東四朗が登場する場面は、ただのサービスシーンかと思いきやちゃんと伏線だし、所見の人に主人公の人間性を的確に伝えていた。
画もきれいだし見やすい。殺人事件が起きて人がよく落下するが、紅葉や番傘、書類など何かブワッと人の落下の勢いで舞い上がるのが良いなと思った。殺人とか苦手の人にも見やすい。話の展開のテンポ感もダレることないし、総じて質の高いエンタメ作品だった。
それにしても沢口靖子はすごい存在感のある役者だと改めて思った。彼女を観るだけで1900円の価値はあった。
ドラマ版を見ていない人にも世界観の面白さが分かり、ファンにはより楽しめるように脚本が練られている作品。
1999年の放送開始から20年以上にわたり人気を博してきた「科捜研の女」シリーズ。実は私は今ではかなり少数であろう、ドラマ版「科捜研の女」を一度も見たことがなかった1人なのです。
どこまで理解できるのか少し不安もありましたが、「なるほど、これが人気の秘密か」と、本シリーズを初めて見た私でさえも面白さと人気に納得できました。
本作で注目したのは脚本家・櫻井武晴。劇場版「名探偵コナン ゼロの執行人」などで大ヒットを飛ばし、「相棒シリーズ X DAY」では財政破綻問題に鋭く斬り込むなど才能のある脚本家です。
本シリーズには初期から関わっていたようで、医療などの専門分野を詳細にリサーチし物語を論理的に構築する能力は本作においても健在でした。
加えて本作では歴代の登場人物らも綺麗にまとめ上げ、ファンには、より楽しめる作品となっているのは「映画」ならではの仕組み。
「医療サスペンス」と「20年超にもわたる多くの登場人物」という2つの複雑な軸を108分でまとめ上げるのは、かなりの難易度だったと思われます。
劇場版だからと気負い過ぎずに、あえて普段通りの京都を主軸にするのも無理がなく好感を持てました。
台詞が多く、話が頭に入って来なかった!!
出だしの伊東四朗とのやり取りで、主人公のキャラが伝わって来ました。皆が協調性があるというか独特のノリがあり、良く言えば女性が活躍している世界でした。ずっとシナリオを読み続けているだけで、TVの作風なら良いのかも知れませんが、ストーリーが頭に入って来ませんでした。沢口さんのファン向けだと思います。最後のオッサンは良いキレ具合でした。何で、グルタミン酸ナトリウム(神経毒)を入れるのでしょうか。ワクチンと製薬会社に立ち向かって欲しかったです。
研究者VS科学捜査官の図式
☆☆★★★ 兎にも角にも、沢口靖子の可愛い某な台詞回しを堪能すべき...
☆☆★★★
兎にも角にも、沢口靖子の可愛い某な台詞回しを堪能すべき作品(笑)
但し、それも60分程が限界かなあ〜(^^;;
以後、あまりにも薄っぺらいストーリーゆえに、何度も何度も眠りに落ちかける羽目に(完全には寝てはいないが)
まあ、テレビ朝日系のドラマって。元より《馬鹿にしながら》見るとより楽しめる作品しか無い、、、ってところがあるのは明白なんですがね(u_u)
2021年9月17日 TOHOシネマズ錦糸町楽天地/スクリーン10
ウーン
マリコファンの書くレビューをあまり信用しない方がいいですよ(^^ゞ
1999年の放送開始から20年以上にわたり、世代を問わず愛され続けている人気ドラマ「科捜研の女」シリーズ。実は同じく放送開始から20年を向かえている『相棒』よりも少しだけ早く、ドラマ史上最長のシリーズとなっています。マリコにとって右京さんは、永遠のライバルなんですね。
常に最先端の技術を取り入れ、解決した事件は250を超える“科学捜査ミステリー”の最高峰といっても誰も否定しないでしょう。その集大成として待望の映画化を迎えたことにファンとしても、観無量の境地です。
それだけに20年に渡るこれまでのストーリーから細かく伏線が引き出されており、20周年を飾る物語にふさわしい脚本となっていました。また登場人物もこれまでのシリーズでマリコが濃密に関わったことがある懐かしい面々が、続々登場していることも、ファンとして嬉しい設定でした。
脚本を務めるのは、シリーズメインライターの一人で「劇場版 名探偵コナン」シリーズも手掛ける櫻井武晴。メガホンをとるのはテレビシリーズの中心的存在であり、「相棒」「刑事7人」なども演出してきた兼﨑涼介監督。音楽・川井憲次のエネルギッシュな楽曲に彩られ、鮮やかな最新科学トリックと濃密な人間ドラマが映画ならではのスケール感で展開する本作は、ファンのみならず、初めて観る人までも極上のミステリーの世界に誘ってくれることでしょう。
物語は、 科捜研の法医研究員である榊マリコ(沢口靖子)とともに洛北医科大学法医学教室の教授で、科捜研の解剖も担当している風丘早月(若村麻由美)が、屋上から落下するウイルス学研究室の教授である石川礼子(片岡礼子)と偶然目線があってしまうところから始まります。府警上層部は自殺で処理しようとしたのですが、風丘は石川教授が落ちていくとき、「助けて、殺される」という声を聞いたと主張。捜査一課の刑事である土門薫(内藤剛志)は、風丘の訴えを認めて、事件として捜査を開始します。マリコたちも賢明に事件性を遺留品や検死から調べようとするものの、事件性を解明できませんでした。
捜査が行き詰まる中で、石川が死ぬ直前に会っていたとされる京都医科歯科大学の生体防御研究室准教授で歯周病の細菌を研究していた斎藤朗(増田広司)が、石川と同様に「助けて、殺される」という声を残してビルから落下してしまいます。
さらに科捜研からカナダの科学捜査センターへ転職していた相馬涼(長田成哉)からカナダの細菌学の教授が、石川同じような落下事故を起こして死亡していたという情報提供を聴き、世界同時多発不審死事件として、ますます事件性の疑いを強めるマリコたちでしたが、肝心の死因すら特定できないでいたのです。
そんな中で、二人の着衣に共通してついていた菌を調べている内に、マリコと土門刑事は、服用するだけで体重を落とせるというダイエット菌の開発者である帝政大学の加賀野亘教授(佐々木蔵之介)に面会に行きます。いきなり参考人扱いとして任意聴取を受けた加賀野は憤慨し、マスコミを扇動して京都府警の行きすぎた捜査方法を批判させるのでした。
それを受けて、警察庁では捜査に瑕疵があったか、京都府警に対して監察官聴取に動くのでした。科捜研にも久々に科学鑑定監察所から、マリコの父である榊伊知郎(小野武彦)が科学的監査のため、科捜研に聴取に訪れるのでした。
京都を皮切りに世界中に拡がる死の連鎖。クリーンに散りばめられた謎を解かなければ、死の連鎖は止められません。なぜ、ウィルスや細菌に関わる科学者だけが、殺されるのでしょうか?
これはシリーズ史上最難関の事件といって過言ではないでしょう。現代最新科学では絶対に解き明かせないトリックを操る史上最強の敵に直面して、いつもに増してマリコの人をウムをいわさずに駆り出して使ってしまう強引さが目立ちました。科捜研では検出不可能な微量の分析を求めて、 科捜研の元所長で、大型放射光施設「SPring-8」の技官となっていた宮前守(山崎一)にまで押しかけて、微量物質の原子鑑定をせがむのでした。
確証となる死因や物証が出てこないなかで、ダイエット菌の副作用が怪しいと当たりを付け、究極の決断を迫られたマリコが最後にとった行動とは…。
そして犯人の仕掛けた罠にかかり、マリコ自身も石川たちと同様に「助けて、殺される」という声を残して、紅葉の染まる清水の舞台から飛び降りてしまうのでした。マリコは死んでしまうのでしょうか。シリーズは劇場化を最後に終わってしまうのでしょうか!
緊迫感あふれる謎解きの過程の中にも、本作ではテレビシリーズ以上に笑わせてくれるシーンが満載でした。冒頭の伊東四朗が老紳士に扮し、マリコをナンパしようとするシーンは吹き出してしまいました。論文に熱中するマリコは、ナンパされていることすら全く気付かなかったのです。
またマリコに京都医科歯科大学の学内のことを情報提供する法医学研究室の佐沢真(野村宏伸)は、過去にはマリコにプロポーズして相手にしてもらえなかったものの、本作ではマリコへの思いは一段と過激に募らせていたのです。佐沢の本作での狂言回しぶりにもおかしかったです。
最後に、今回の映画化にあたって、担当プロデューサーは「コロナは意識していますが、安易に煽ったりしないのが、この番組の責任ではないかと思っています」とコメントしていました。細菌を扱った題材を2021年という時期にあえて公開することにしたものの、安易にコロナネタにせず、今風に迎合しようとしなかった点は評価できます。(公開日:2021年9月3日/上映時間:108分)
破天荒なようで理詰めの安定感
実は最後まで犯人が分からなかった。
何となく気付いていたら見てしまっているTVシリーズも同じくだ。
20年も続いているなら、主人公マリコのキャラが徐々に過激化してゆくのは仕方なしとして
そちらへ逃げることなくサスペンスとしての造りがしっかりしているから
そんな具合に最後まで楽しめるのだろう。
つまりキャラは破天荒でも、筋書きはかなりの理詰め。
テレビドラマの映画版で気合を入れ過ぎて変な方向にスベる場合も多々あるが
本作はその点、本当に映画版としてパワーアップ。
見栄えもし、映画版として見ごたえもあった。
しかも動機が「情」ではなく、「信念」にあるのは、うまい。
うん、盾鉾対決。
納得です。
これまでの登場人物、総出演での事件解決は圧巻。
ただその旨味が分かるのは、TVシリーズを知る者のみはもったいないか。
それ以上、主人公らの活躍を引き立たせる悪役、佐々木さんの悪役ぶりがまたよかった。
「アキハバラ@DEEP」を観た時も光っていたが、時を越えてなお、か。
今秋、リニューアルで新シリーズスタートの事。
また気づいたら見てるんだろうな。
まさに名作!
同窓会
1999年の放送開始から、なんと20年以上続く秘密の一端が分かった気がします。
今季でseason21。国内最長のTVシリーズ。
楚々としたおとなしげな沢口靖子さま。
実はテキパキ、ハキハキ、言いたいことはハッキリ言うかたなんですね。
後半に暴走して危険を考えない無茶も、
暖かく見守るキャストの皆さん。
このチームワークの良さが、20年続いた秘訣なのでしょう。
《ストーリー》
細菌研究の科学者が、次々と謎の転落死。
海外のロンドンやトロントの科学者まで、謎の死を。
この連続死には、ダイエット菌を研究する天才科学者・加賀野(佐々木蔵之介)が
関係しているらしい。
加賀野に疑惑が向けられるが、鉄壁のアリバイがあるのです。
天才らしい完全犯罪なのか?
沢口靖子や内藤剛志そして懐かしい過去のメンバーたちが、
協力して難事件に挑みます。
(マリコさまって結婚歴が、あったのですねー。)
(元夫って、渡辺いっけいさん、だったんですねー)
(内藤剛志さんとも、いい雰囲気ですねー)
京都の紅葉の名所、東福寺の渡り廊下が、
クライマックスシーンを飾ります。
テンポ良く、サクサク進み、
2時間がアッという間でした。
ダイエット菌は開発中で実用化されてない
意外と面白かった。日本の警察、特に所轄は地方公務員だから国家公務員のキャリアと違い低学歴故にいざとなればお里が知れる。科捜研の女みたいに科学者として科学に基づいた理論武装が出来れば日本の刑事ドラマも少しは面白いのにと思った。内藤剛志はいかにもノンキャリアらしい昭和の体育会系のデカで「お前がホシに決まってる。吐け。」なタイプが科学者対決の中では浮いてる(苦笑)。ちなみにダイエット菌を研究中の微生物学加賀野亘教授は犯人ではありませんでした(内藤剛志が悔しがっていたが真犯人は別にいた)。警察と観客はミスリードされました(真犯人は意外な別人)。昭和の体育会系デカが違法だと訴えられて監査に捜査されても仕方ないと思います(これだからノンキャリアは…)。
ファン映画に振り切ったのは、良かったと思う。
豪華キャストで楽しめる
ドラマは好きですが映画としては...
ドラマの「科捜研の女」は普段から良く観ています。さすが長期シリーズと言った感じで安心して楽しめるいいドラマだと思います。ただ、映画となると話は別です。
まず、登場人物がレギュラーメンバーに加えて、ドラマ版で過去に登場したであろうキャラが、さも当たり前のように次々出てきますが、誰が誰やらわかりません。長年のコアなファンなら「あ!この人は!」「なつかしい!」と楽しめるかもしれませんが、映画で初めて科捜研を観た人からすれば、どいつもこいつも「誰やねん?」と首をかしげることでしょう。自分もそうでした。
また、テレビドラマだとあまり気にならない部分が映画だと気になります。特に気になるのが演技の下手さと、演出のチープさ。主人公は棒読みだし、他も演技を作りすぎていて観ていて恥ずかしくなってきます。演出でも、ほっぺたに米粒をつけながらおにぎりを食べてたり、大学にある容疑者の研修室が秘密基地みたいな作りになっていたり。ドラマだとある種のお約束みたいなところもあるので許せますが、映画となるとテレビ以上のクオリティを期待してしまうので、この安っぽさは正直きついっす。
ドラマの劇場版なので、ドラマファン向けに作られているのはある程度仕方ないですが、映画館でお金を取る以上は、映画作品単体としての完成度をもっと高めて欲しかったです。これなら2時間のテレビスペシャルで十分です。
初めての科捜研
今季でseason21。国内のTVドラマシリーズで最長。
テレビ朝日の人気長寿作の初の劇場版。
邪道ながらTVシリーズは全くと言っていいほど見た事ない。たまたまTV点けてて放送したのをチラ見程度。
でも、おおまかな概要は知っている。いつぞやの『博士ちゃん』での特集も面白かった。
京都府警科学捜査研究所、通称“科捜研”。法医研究員の榊マリコと仲間たちが、数々の難事件を科学を駆使して真相解明に迫る。
科学のスペシャリストチームによる犯罪捜査ミステリーとして鑑賞。
マリコの仕事仲間の同僚が建物の屋上から転落死。事故か、自殺か、殺人か…?
死の直前、帝政大学の微生物学教授・加賀野に会っていた事を知り、彼と彼が研究する“ダイエット菌”が事件に関係している…と、推理。
マリコと仲間たち、京都府警の土門刑事は早速捜査に当たるが、同様の転落死事件がまた一件、さらにロンドンやトロントでも発生し…。
面白味充分のプロット。
奇々怪々、非科学的な超常現象のような事件。
解決の糸口や決定的な証拠もまるでナシ。それが世界中でも発生。
非科学に科学で挑んでいく入りで、捜査を進めていく内に、事件に“科学”が影響している事を知る。
科学の犯罪に科学の力で挑む。
やはり見ものは、“科学捜査”。
解剖、体液検査、CT画像スキャン、コンピュータ計算による落下時シミュレーション…。
“科学は嘘を付かない”。
刑事捜査とは一味違う面白さ。
勿論、刑事捜査とも連携。
事件の肝である転落死の謎。本当にそんな行動を?…と一瞬思うが、科学捜査で紐解かれた真相は納得や説得力も。
それに至った科学の“恐ろしさ”も。
非常に興味沸き、勉強にもなり、見応えあった。
長年見続けているファンにとってはビッグプレゼント、最高のお祭り作品なのだろう。
個性的なレギュラーメンバーを一人一人紹介してくれる開幕から、話始まってからもヘンな言い方だが不必要なくらい出るわ出るわの登場人物。
馴染み、久々、シリーズ彩った面々なのだろう。マリコにフラれた歯科教授、マリコの父親、元夫まで。(今もTVシリーズには出ているキャラなのかな…?)
演者も豪華。
だけどやはり、座長の沢口靖子。
科学の事しか頭に無く、研究の為とグロい写真すら臆することなく、小難しい専門用語も興奮的にペ~ラペラ。ちょっと風変わりで、捜査時しばしば強引な時も。
しかし、静かながらも内に熱い思いを込めたヒロイン。
熱血タイプの土門刑事とは対称的だが、名バディ。ほんのり大人のロマンスも…? 安定の内藤剛志刑事。
沢口靖子って吉永小百合タイプの女優だと思う。つまり、見た目の美しさは変わらないが、正直演技力の方は…。終盤の“アカデミー賞ものの演技”には思わず失笑。
でも、作品が長く続き、榊マリコが最大のハマり役なのは、沢口靖子の凛とした魅力と真摯な演技から。
対する加賀野。
天才、高慢、科学や科学者の明暗合わせたような役柄。
佐々木蔵之介がさすがの巧演と存在感。
遂に解明された真相と、犯人。意外性を突いた真犯人であったが、ちと動機が弱かった気もする。
科学捜査の面ではリアリティー充分だが、話展開的にはご都合主義も多々。捜査に行き詰まっても、必ず誰かしらキャラが登場して、その得意分野を活かしてあれよあれよと解明されていく。
あくまで“鑑定”するだけのチームなのに、刑事と共に権限ナシの捜査。職務規定違反も多々。まあ、最後はちゃんとお叱り受けたけど。
京都の美しい映像は良かったが、サスペンスはあまり盛り上がらず、演出もステレオタイプ。沢口靖子は元より他のキャストもベタだったり大袈裟演技。
せっかくの劇場版だけど、一歩引いて見たら、スケールは割りと地味。TVSPでも充分では…?
まあ、難点やツッコミ所もあるが、
テレ朝のTVドラマの劇場版は『相棒』の予想を遥かに超えた特大ヒットが一つの分岐点。
その後も『交渉人』や『臨場』があったが、不発。個人的にもいまいち…。
本作はテレ朝が誇る看板番組の満を持しての劇場版。『相棒』の大ヒットよ再び!…を会社は期待しただろうが、残念ながら。
テレ朝TVドラマの劇場版ではやはりTVシリーズも見ている『相棒』がダントツで好きだが、しっかりと初めて見た本作は、『相棒』以外の中では最高とまでは言わないが、悪くはなかったと思う。
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