「ユーモア」白頭山(ペクトゥサン)大噴火 U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
ユーモア
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めちゃくちゃ大作だ。
ロケ地しかりCGしかり…脚本の筋も結構好みだ。
ただ…緊張と緩和なのか、随所に差し込まれるユーモアが俺には合わなかった。
分からなくはない。
ずっと緊張してなどいられない。人間味というのだろうが、キャラ付けというのだろうか、ついふざけてしまうアレやコレや。好みが分かれるところなのだろうなぁと思う。俺的にはもうちょいセーブして欲しかった。
何だろう…息抜きに笑いを、ではなく、そういう性分の人達に見えてしまうのだ。
じゃあ、それはラストに至る緊張感を煽ってくれるかといえば俺にはそうは捉えられなかった。
後は、もう昨今の日韓関係が尾を引いており、映画を映画として見れなくなってきてる現状が悲しい。
冒頭、主人公が反対車線に飛び出すシーンに、直感的に嫌悪感が走る。あー、自分勝手な国民性だもんな、とか。ハリウッドだって同じ事をやる。でもあちらはちゃんと現実とは切り離せて見れてるのだ。
…なんかそんな事が衝撃的だった。
物語は凄くいい。
こんな展開なんだと面食らいはするのだが、しっかりと紡がれているし、局面は二転も三転する。
白ける部分もありはするが、まぁ、そこは映画の嘘でもいいだろうと思える。
一年後のラストシーンは、定番ながらほっこりともする。
なんとかしてこの偏見を克服したい。
だって、凄い作品なんだもの!
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