「脱ぎっぷりの良さ!!」恋する遊園地 momo8さんの映画レビュー(感想・評価)
脱ぎっぷりの良さ!!
とにかく、いろいろな意味でふり切れた映画でした。
先ずジャンヌ役のノエミ・メルランの脱ぎっぷり!
フランス人はあんまり、ブラジャー着けないんですよね?そう、着けてない!
辺りをうかがって、サッとTシャツを脱ぐと、小ぶりですが形のいいおっぱいがポロンですf(^_^;
ジャンボと愛し合うシーンはエロチック・ファンタジー。画面いっぱいに裸の彼女が黒いオイルにまみれます。真っ白い肌に粘度のある真っ黒なオイルがとろ~りと、不思議なエロチックさです。同じフランス映画『アデル、ブルーは熱い色』を思い出しました。
そして、お母さん役のエマニュエル・ベルコ…見たことある女優さんだなぁ…なんと、『バハールの涙』の独眼の戦場記者役の人なんですね。真逆の役所で、あっちは戦場にいるんだから、女の片鱗も見せない(いつ死んでもいいように、確か、下着はラ・ペルラ=フランスでは最高のブランドを身につけていましたが…)。こっちはセクシー爆弾、エロ炸裂って感じで同じ女優さんとは思えない。おまけにカトリーヌ・ドヌーブの新作『ハッピー・バースデー』では、セリフの多い、少し病んでる長女役も演じてます。
物語はジャンヌが遊園地の新しいアトラクション、ムーブ・イット=ジャンボを人と同じ様に好きになってしまうが、新任のマネージャーがジャンヌにちょっかいをかけてくるのだが、迷惑そう。自分でも人でもない遊具を愛するなんて、異常だと、頭では理解しているけど、行動が…伴なわない。
やがて母に告白するも、理解を得ず、最後は人気の出なかったジャンボは取り壊しになる。
次から次に男を替える母に嫌気がさし、人ではなく物に恋をする…ちょっと大袈裟ですが判らなくもない。
機械なのにどうしてジャンボに意志が有ったのか?
新任マネージャーはどうしてジャンヌを好きになったのか?(単に裸を盗み見しただけで好きになるとは思えない)
色々と細部を気にしなければ、かなり面白いと思います。