「面白い映画です。しかし………」コンフィデンスマンJP 英雄編 ユイユイさんの映画レビュー(感想・評価)
面白い映画です。しかし………
書くことは映画についての感想ではありません。
三浦春馬さんについて、です。
作品はロケ地も素晴らしく、どんでん返しの連続で、誰が味方で誰が敵か信用出来ない状態。最後に大逆転もあり、超弩級に面白いのだろう、と思います。
今の私は「進撃の巨人」で、漫画原作と違うからと、主役の三浦春馬さんを叩いた人達とまさに一緒だと思います。
三浦春馬さんは作品のために、自分の殺陣シーンを削ったり、コンフィデンスマンJPロマンス編でも赤星に殴られる情けないジェシーを自分から提案した方です。
この英雄編の作りにも春馬さんならば満足していると思います。
以下はネタバレの私の感想です。
映像・画像を期待していました。
ジェシーを観たい!という希望と視覚が充たされることはありませんでした。
聴覚では、「最近はジェシーも姿をくらました」みたいな噂話と、ある女性を落としてジェシーの忘れ物の赤いタイが置いてあっただけでした。
そして悲しかったのは、最後に柴田恭兵さんが写真でだけ出た事でした。
なぜ、ジェシーとスタアを出さない?
泣きそうな思いで、もう一枚買っていた次の時間のチケットは観る気にはなれずに、帰途に向かいました。
映画そのものについての感想は、ジェシーの登場を期待していただけに、頭には浮かびません。
ただ足元がグルグルしており、映画が終わった後は座っているだけで精一杯でした。
映画そのもの、映画出演者の方々、スタッフ、映画関係者の皆さま、ごめんなさい。
面白い映画だと思います。
スケールの大きな冒頭の出だし、マルタ島の魅力がいっぱい。
いつもの3人も楽しいし、ゲストの役者さんも魅力的です。
騙しも入れ子細工のような逆転の迷宮。
普通に観に来たら満足すると思います。
私のような動機で映画館に来た者は稀だと思います。
参考になりませんよ。
叫ばせてください。
もっと三浦春馬さんを出せー!
逆の考え、例えば三浦春馬さん竹内結子さんのアンチの方、自死を是としない方、亡くなり方を連想して映画を観て興ざめする方、映画の作りとして亡くなった方を出すのはどうだろう、という考え方は理解できます。
もしもお二人の映像が流れたら、コンフィデンスマンJP製作委員会に対して「亡くなった人を出すなんて動員数稼ぎで、あざとい。凄まじい。嫌だなあ。」
と、おっしゃっる事は、承知しております。
三浦春馬さんこそ、ご自分の過去映像を入れることには抵抗したはずです。
もう一度、言います。
私は映画を観に行ったのではありません。
三浦春馬さんの姿を探しに行きました。
良い映画です。
皆さまは絶対に楽しめるはずです。