「二郎系映画」コンフィデンスマンJP 英雄編 ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
二郎系映画
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前2作、特に前作のプリンセス編がとても面白かったので前作超えなるかという点で期待半分不安半分で鑑賞。
どうしても3作目で慣れがきてしまったのもあり、前作以上のワクワク感はありませんでした。ちゃんと及第点に持ってきてくれるのは凄いのですが、期待し過ぎたのもあったのかもしれないです。
全体的にダー子の仕組みで後半にどんでん返しをする、という流れが基本ですが、「今回もまたどんでん返しするんだろうなー」とか思ってしまって、案の定その通りでした。というか登場人物の殆どがダー子の仕組みというのもあり、「その人まで協力者にしたらなんでもありじゃないか?」というのが前作以上に強く感じてしまいました。警察側を仲間に引き込んだらそりゃ強いよと。ただ、赤星を仲間サイドに引き込んだおかげでコメディリリーフとしてもやられ役としても上手に機能していたのは良かったです。
ダー子、ボクちゃん、リチャードの3視点で映画は進んでおり、そのためかドラマ的な側面が強くなっていたなとも感じてしまいました。どうしても映画は映画として観たい人間なのでこの演出には首を傾げてしまいました。
ただクスクス笑えるシーンは多かったですし、コンフィデンスマンJPシリーズの名バイプレイヤー2人に捧げるメッセージも素敵でした。役者陣の熱演は間違いなく見応えがありますし、今作がコンフィデンスマンJPシリーズ初見の方は楽しめるんだろうなーと思いました。続編がもしあったら観には行きますが焼き直しになってそうで畏怖してます。
鑑賞日 1/14
鑑賞時間 17:50〜20:10
座席 S-26
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