コンフィデンスマンJP 英雄編のレビュー・感想・評価
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過去作より、さらに挑戦的な作品で、見終わった後に、もう一度確認したくなる構成。キャラクター愛に溢れている点も好感。
本作の舞台は、これまでのアジアからヨーロッパに進出。街全体が「世界遺産」に登録されている地中海のマルタ島の首都ヴァレッタなどは、壮大な画としてハマっていました。
さらに、本作では「ダー子目線」「ボクちゃん目線」「リチャード目線」といった感じで、「登場人物によって視点が変わっていき、全体像が把握できていく」という面白い作り方をしています。言わばパズルのピースが埋まっていくと、意外な風景などが見えてくる、という感じです。
さらには、物語は徐々に加速していくので、一つ一つの動作を検証しながら追いかけていくと、「あれ、ちょっと待って」という箇所が出るのかもしれません。
そのため、全体の流れを知った後に、もう一度確認したくなる作品になっていると思います。私は2度目の方がより楽しめると想定します。
この「コンフィデンスマンJP」シリーズは「キャラクターを大切にする作品」であることも気に入っていて、本作では終盤辺りで、あるモノを見た時は少しウルッときました。
脚本が面白く、役者の演技も良く、演出もセンスがある、邦画では珍しい相性バッチリのチームによる作品だと思います。この世界観が続くのを期待します。
前作の方がまだ良かった!!
メンバーにまつわる内輪話が延々と続き、ストーリーは前作「プリンセス編」の方が良いと思います。東出のショボい芝居を堪能できるパートがあります。薄い内容にどうにもならなくなって終盤で、こっくりを投入した印象です。
期待が大きすぎて
前作まではゲストのスター性、劇場版はそのスケールとダイナミックな動きでエンターティメントとしての完成度は高くて好きだった。そのつもりで見たら、ストーリー展開も出演者も華が不足している感じ。瀬戸さんがというより、筋立てじゃないかなあ。先読みができてサプライズもなく、むしろ冗長な作りで残念だなあ。
いや〜コンフィデンスマンってほんとにいいもんですね!
ツチノコ
もう一度みたら、もっと好きになりそう
喜怒哀楽の緩急を味わえる
各々のキャラに期待する通りに動いてくれる設定が最後にしっくりくる。また、後半にかけて盛り上がっていく展開と人間の愛・絆についても描かれていて心をぐっとつかんできた。そのあとの余韻に浸る間もなく、コメディに入っていく展開や落ちの落ちの落ちみたいな、これでもか!ってぐらい仕掛けてくる所が面白かった。今回でいうと、江口洋介さんが貴重品を割るシーンや角野卓造さんが最後登場するシーンなど。また、今は亡き三浦春馬さんや竹内結子さんに対する制作側の愛情も感じた。英語・ヨーロッパの言語・栃木弁の緩急が癖になる。俳優のいい所を存分に引き出すような設定も見られているような気がした。
色んな意味で今見て面白い映画。
内容は、TVドラマから派生したコンフィデンスマンの最新作。詐欺師達の波瀾万丈の騙し合いが喜劇として描かれる映画。
印象的な台詞は、『英雄は魔物を生む』英雄をテーマに取り上げた今回の言いたい事なのではないのかなと感じました。
印象的な場面は、マルタ島🇲🇹の景色の美しさに驚きました。地中海だけあって乾燥した日差しが強そうでもう少し、潮風の匂いと日差しの強さを映像で表現して欲しかったなと感じます。
印象的な立場は、主人公演じる長澤まさみのダー子の呪いにも似た最後の場面での言葉『あの2人は絶対離さないから』です。喜劇っぽい所が恐怖を誘います。
今回は全員集合した総集編だけあり歴代の詐欺師達のが、ご存命の方達のみ出演者されている所が今の時期に見て感慨深いです。浮気された方や暴力事件になった方や自ら死を選ばれた方まで時間の流れを感じます。
観客を騙す役者としての自身のなりきりが自らの魂まで傷つけ変容していく有様は、過度な役ほど恐ろしくも面白く感じてしまいました。
コメディとしての暴力性を隅々に感じる総集編として面白く見させていただきました。
相変わらず爽快過ぎる
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独特の構成で、ダー子視点での一連の出来事がまず描写され、
次にボクちゃん視点、次にリチャード視点・・と各時系列を繰り返す。
そんな中で少しずつ、隠されてた仕掛けの種明かしがされて行く。
まとめて時系列に直すと、3人が詐欺の勝負をする。
でもその直後、プリンセス編の渚が来て酷い詐欺師の話をする。
それはツチノコと言って、3人の師匠の名を語る輩だった。
ということで懲らしめることにして、リチャードと手を組む。
ボクちゃんだけは事情を知らされず、勝負と思ったまま参戦。
マルタ島で元ギャングの悠々自適男の持つビーナス像がターゲット。
ダー子とボクちゃんが別々に潜入しそれを狙う。
インターポールの刑事と、日本の刑事・松重がそれをガード。
やがて元ギャングの嫁が誘拐され、諦めて像を渡し、解放される。
そういう「詐欺師にあるまじき」行為をしたのはリチャードだった。
やがて3人はインターポールに逮捕され、何と殺されかける。
そこに松重が大使館の人と共に来て引き渡しを求め、助ける形となる。
でここから種明かしとなるが、インターポールも松重も偽物。
インターポールが偽「ツチノコ」でダー子のターゲットだった。
松重も詐欺師で、ダー子に弟子入りして来た仲間だった。
で最終的にビーナス像を得た偽インターポールは気を抜く。
GPSが仕込まれてるのも知らずに、自分の隠れ家に隠した。
そしてそれをダー子にそっくり奪われる。
しかも本物のインターポールに通報されてて、逮捕される。
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いやー、このシリーズは本当に面白いよね。
どうせ大体のことは嘘で、視聴側を騙しに来るのは明確やし、
ダー子がシリアスになるシーンなんて完全に嘘やと分かってたけどね。
でもその予想を上回って来るというか、
元ギャングだけでなく大使館の人や松重までもが仲間とはw
あとインターポールも終盤まで偽物とは思わんかったわ。
ここまで根こそぎ持ってかれると、さすがに爽快よな。
多分何回も見たら穴も見えて来るんやと思うけど、
一回見ただけでは気にならんかったし、素晴らしいシナリオ。
まあボクちゃんだけには事情を説明せんといて、
でも予定通りに動き、予定通りに裏切る、とかは出来過ぎやがw
そこはさすがに口裏合わせといた方が、より万全だろうw
今回は江口も味方みたいな立ち位置で、怖さが全く無く、
むしろ鈍くさくてカワイイみたいな役柄になってたわ。
あとまさかのチョイ役で真木よう子や生瀬さんが出るw
あと元ギャングのバカ嫁が誰かと思ったら生田絵梨花やった。
バカな役を演じても何か憎めないのは生田らしいな。
本当なら三浦春馬くんや竹内結子さんを見たかったが、
彼らを失ってもしっかり面白い作品に仕上がってるね。
今までで一番面白いよね
複雑ではない少年漫画的な娯楽作品は、善悪は別にして視点サイド、観ている側が共感しやすい主人公サイドが「勝つ」ことで娯楽性を生み出す。
分かりやすいのがアクション映画などで、基本的には味方側と敵側が2つに分かれて戦う。
ドラマが薄く戦う以外に何もしない場合、敵味方の二極化だとあまりにシンプルでつまらなくなる。だから裏切り者がいたりとかするわけだ。
複雑ではない少年漫画的な娯楽作という意味では本作「コンフィデンスマンJP」も当てはまる。
しかし銃をドンパチするわけでも派手なアクションが出来るわけでもないこの作品で敵と味方の二極化を避けるにはどうするか。
答えは簡単。しかし大胆。観るものが自分サイドと明白に思い込める主人公ダー子以外、誰も味方でも敵でもない群雄割拠状態にすること。
とにかくたくさんキャラクターを出して、誰も彼も何者か定かではない状態。なんならボクちゃんもリチャードも何者だか分からない。
過去に積み上げてきた作品があって成り立つ荒業であり、そんなことが可能だからこそ今までで一番面白い。
漫画的で魅力的なキャラクターが多い本作だが、個人的には江口洋介演じる赤星栄介が好きだ。
ダー子の魅力にやられてしまってただのツンデレになってしまっている赤星栄介が好きだ。
出番こそ多くはないが今回は大活躍と言ってもいいだろう。それだけでも満足なのである。
コンフィデンスマンJPシリーズでいちばんおもしろい
冒頭から怪しさ満点の“マルセル真梨邑”なるインターポール捜査官が出てきて、怪しさ満点ですね。まぁ、裏を読んではいけないですが、この手の話でこういう目立つタイプは・・・と思っていたら案の定でしたw
だいたいこのシリーズは、“お魚”自体が、ダー子の仕込みだったりすることが多いのですが、これもやっぱり案の定・・・。
でも、シリーズの映画の中では一番面白かったかも。
あと、スタアの竹内結子、ジェシーの三浦春馬を欠き、どうなるかとおもいましたが、その存在を匂わせる演出がありましたね。この二人は、欠かせないですよね。
ボクちゃんの東出昌大が、もうアレですからねぇ。このシリーズの次は無いんだろうなぁ。
❇️完成された出来すぎ感?少し慣れてしまった感否めないけど
コンフィデンスマンJP 英雄編
🇫🇷フランスパリ、マルセイユ、🇯🇵東京、🇲🇹マルタ共和国。
詐欺の仕事を営む三人。
2年仕事を休んでいた。引退して平和に暮らしたいぼくちゃん。大物ターゲットを見つけたいダー子。
カリスマ詐欺師に詐欺三代目ツチノコの引退。基本を教わった三人は詐欺テクニックで誰が一番金額を騙せるのか?大会を開く。
舞台は世界のセレブが集まるマルタ共和国!
四代目ツチノコの称号をを目指して対決!
◉73D点。
❇️面白かった。凄く楽しめた。
しかしなんだろうか?この完成された出来すぎ感は?
無理な設定なのかそうでないのかもはやわからん!整理できないほど伏線やfakeがありすぎてどうでも良くなってしまった感は否めない。
🟡見所!
1️⃣スタートから華やかでワクワクがたまらない。★彡きっと撮影の雰囲気が良いのでしょう、楽しさがこちらに伝わってきます。
2️⃣後半にドラマ『ひとつ屋根の下』のオマージュのケンケン笑いを発見!
3️⃣伏線や時間軸でネタバレしていく面白さ!
★彡ほぼ全てのシーンに裏がある凄い凝った作り。しかしやり過ぎてどうでも良くもなってくる感覚も否めない。
4️⃣大掛かりで大胆な詐欺の展開はもはやマジシャン!🎉
❌残念な点。
1️⃣ツチノコの称号をかけて始めたゲームだったのがなんかどうでもよくなってしまう展開が残念。★彡罰ゲームのくだりもサラッと終わるし。
2️⃣キャストが多くて、見たい役者さん織田さんの出番が少なかった。( ; ; )
英雄は嘘だらけ♡
"コンフィデンスマンJP(劇場版)" シリーズ第3作。
Amazon Prime Videoで鑑賞。
シリーズ集大成と云うことで、キャラ総動員で仕掛ける壮大なコンゲームの行方にハラハラ・ドキドキしっぱなし。
いったいどこから騙されているんだろうと考えながら観ているにも関わらず、結局最後は騙されてしまうんだもんなぁ…
いくつかの展開は当たるのですが、肝心なところは全く掴めておらず、「そういうことかいな!」と思わず膝を打つ。
特に今回は各視点が複雑なパズルのように組み合わさり、解けたかと思えばまた交わって、驚きのラストへなだれ込む。
騙し方が巧みで痛快だから爽快感もすごいし、観終わった後幸せな気持ちになれるのがこのシリーズのいいところ!
完結を匂わせているけれど、新作をつくって欲しい!
※修正(2024/03/14)
安心…マンネリ!?…
ピンチ…でもやっぱりドンデン返しあるんでしょと見てしまうので、いかにスッキリ爽快に騙し返すかが焦点として見てる作品。その分、ハラハラがあまり感じなくなり、種明かしされても、こんな感じかぁと。ラストのツチノコならぬミミズが生きていたというのは良かったかも
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