竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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細田監督の映画は2回観てから納得する
凄く良かった
万人向けにみえて観る人を選ぶ作品。
現実的に見えて非常に非現実的な世界観で、
物語が進行する程に、よりアニメらしさが強調され、
人物相関や物語の展開・構成に整合性が欠けたような部分が多くなる。
なので、
細かく事を考える人、論理的思考が先行する人には向かないかもしれない。
しかし、ソレを許容できたり、逆に感覚的にものを捉える人には刺さると思う。
また、
非常に『間』を重視したつくりになっているので、人によってはその部分が退屈に感じると思う。
ただ、
作品全体としての出来は非常に良く、
特に映像面では、作画の細かさや2Ⅾ・3Ⅾの振り分けだったり、端々に『これは凄い手が掛かってる』と思わせる要素が多々ある。コレだけで満足する人も居るはず。
個人的には、全体的に各部の掘り下げが不十分に感じる(というか、主に序盤において局部的に細やかな描写をしておいて、進むにつれて大味になる事によるギャップ?)なかで、特に主人公『Belle』の楽曲については、曲数を増やしてガンガン推し込んで、もっと強烈なフラグにしても良かったと思う。
スレた思考で観ると、破綻寸前でギリギリ全体像を保った作品にみえてしまうけれど、
感覚的で、よりピュアな人であればある程に、心に響く名作となる可能性がある作品だと思う。
IMAXレーザーGT鑑賞で感動!!
★総評。
全体的に曲がすばらしくて、心を揺さぶられます!!
そのままに、目の前にいる引っ込み思案でぶっきらぼうだけど寂しがり屋さんな女子高生を応援したくなる。
…そんな優しい作品。
ロジカルに観ると、そりゃ…
いろいろツッコミあると思います。
でも…
そういうのを全部チャラに出来るくらいの力を秘めてる作品でもあります。
この作品に内包されてる
全員が【いい映画にしよう!】と頑張ってるエネルギーまでもをひとつの映画として、潜在能力を表現できる【U】のシステムの如く
正面から受け止めると…
本気の涙が…
そのベルの歌声から
すずの歌声から、心を鷲掴みにされ溢れてきました。
【コングvsゴジラ】よりずっと感動しました!!
これ!感覚人間なエモーショナルな方には是非とも音と映像を浴びれるIMAXで鑑賞することをオススメします。
他の人の事をいっぱい感じられる人なら、恐らく感動できる作品だと思います♪
中途半端
映画の中に入りたかった
映像美と歌を全身で感じるぞ!と思い、前の方の席で見ました。歌声はとても感動しましたし、映像はサマーウォーズの時より遥かに密度が高くて、壮大で、台詞を聞き逃すくらい映像の細部に目がいってしまいました。
ストーリーに関しては期待値をあえて下げて行ったのですが、やはり「ん?」と違和感を覚えてしまうところがちょくちょくあり、画面に引き込まれそうになってもその違和感で自分の思考に戻ってしまいあまり集中できず…もったいなかったです。あの世界観に自分の意識が入り込めたらすごく楽しかったんだろうな…と思いました。(結局グッと入れたのは後半の歌のシーンの一部だけだったかも)
(あと歌声、感動して泣きそうになるんですけど、映画の中の人たちがそれ聴いて感動して泣いてるとなんか冷めるのでそれも引き戻されポイントでした)
後悔の念
結論。時間とお金を無駄にしました。
他の方のコメントでもあるように映像と音楽は高クオリティだと思います。
しかし、ストーリーはとてつもなく酷いです。
全ての登場人物に感情移入はできません。
キャラクター1人1人の設定の甘さ、その薄さが際立っております。
なぜこのキャラクターがいるか全く理解できず、訳の分からない行動をしてます。
伏線の回収等は全くなく、そこらじゅうに話が散らばってます。もう本当に映画中呆れて笑ってました。
本当に謎な映画です。
彼女と見に行きましたが、視聴後イライラが止まらなくムカムカして2人で帰りました。
付き合って日の浅いカップルで見たらなんとも言えず、沈黙になることが予想されます。同じ轍を踏まないようここで周知できればと思います。
すごく大変な思いをされて作品を作っているかと思いますが、お金と時間を返して欲しいと思わざるを得ない作品でした。
釈然としない
外より中が魅力的?
細田監督か…サマーウォーズは好きだけど、他はそんなに…でも、まぁ話題作だし…暇になったら…でも、シロクマを見に動物園にも行きたいし、暑いから水族館にも…
なんて、ウダウダやってるうちに時は流れて、やがて夏休みが始まり、街に人が増えたこの期に及んで、ようやく重い腰をあげたのであった。そして劇場に到着~
うーん、まぁまぁ混んでるわ…仕方ない、前に行くか…うんっスクリーンでかいね(自業自得)…はい、始まり始まりー。
~で、見終わったわけだけど、感想としては、まぁまぁ良かったんじゃないかなって感じ。
正直、「カンドーした!」とか、「サイコーだ!」とかって内容ではなかった。そもそも、そういう話じゃないね、これは。
感動的で美しい描写の多くは、「U」の中にあり。そして、外には主人公を取り巻く人間模様と日常がある。そして、物語の重心は外の世界にあると。まぁ、それが細田監督の狙いであろうし、終盤の幾つかの「うーん」に目をつぶれば、物語のテーマが分かりやすく、しっかりと描かれていたと思う。
でも、個人的にはやっぱり「U」の世界を掘り下げてほしかったなぁ。美しい「ベル」と「竜」の物語がもっと見たかった。「U」の世界で物語が完結することを望んだのは、自分だけではないと思う。感動のフィナーレは外のワチャワチャよりも、そっちの世界にあったんじゃないかって気がする。
結局のところ、「U」の世界の住人たちに「竜」が許され、守られなければ大団円とは言えない。おそらく「竜」は今後も現れるわけだから。
(´∀`=)この夏観るべき映画でしょう。
すごく評価が分かれていて若干低評価に引っ張られている感じがしますが私はこの夏観るべき映画だと思います。視聴前にテレビでサマーウォーズを観てこれは超えないだろうなぁと思ってましたが本作品細田監督の代表作になるでしょうし、世界の人に観てほしいです。
インターネットやSNSが世界を救うものか?それとも分断するものであるか?
その世界で真剣に人を救える覚悟はあるのかを問うているような気がします。
それは使いようであり生身の人間次第なのだとこの映画は語っているような気がしました。
それと映画サントラ買おうかと思います。激烈感動、聴いただけで泣きが入りますよ。
PS:脚本の低評価が多く散見。竜のに感情移入できないとのご意見が多い。竜がネットの海に隠れた弱者の象徴であり深く描かなくてもいいと思いますよ。要はその弱者に完全なる救済を我々が与えられるかが問われているんですよ。竜に感情移入が必要と考えるのラブストーリーの見過ぎであろう。
架空の話
「U」のアプリケーションを立ち上げて楽しみましょう。
近い将来、これと似たような社会が訪れるのだろうか。
もう一人の自分、アズ。「U」の秩序を守る集団、ジャスティス。今のネットの世界がそのまま進化すれば、こうなるんだろうなあ。
それにしても、細田監督作「サマーウォーズ」や、ディズニー映画「美女と野獣」との近似性が強すぎる。作画の精巧さや歌の初々しさは感じるものの、既視感が目立って新鮮味が感じられず。
"素顔を隠したままで何が伝わるっていうの?"とすずは言う。匿名性の利点、弱点を問いかけ、自らをさらけ出すことでの解放、成長を促すストーリーは、現代のネット社会にたいするメッセージ。
でもなんだろう、「サマーウォーズ」を初めて見た時のわくわくするような感激はないなあ。
曲と壮大なスケールに感動
壮大なMVとして楽しんだ
インターネットの世界を描いたアニメって結構難しい気がする。どのようにも描けるが、あまり変な世界観だと感情移入しづらくなるから。
本作に出てくる仮想空間「U」は仕組みが正直よくわからなくて最初違和感を覚えてしまった。イヤホンをつけると音がUの空間に入るのはわかるけど、視覚的にはどうなるんだろう。何人かいる部屋でUにアクセスしたすずの姿を意図的に見せなかった気がするのはそこらへんをごまかしていたのかもしれない。
ただし、Uの映像はキレイで冒頭からやられてしまった。そしてベルの歌声。中村佳穂さんの歌声は知っていたが、とにかくその美しさに魅了された。映像とあわせて、壮大なMVとして考えたらかなり満足度は高い。
肝心の話は、すずの母の話がうまく絡んでいて、すずが自分を取り戻していく再生物語としてまあまあといったところか。竜の正体はここらへんなのかなって予想をうまく外してくれてよかったと思う。
ただ、声優の演技は全般的に今ひとつ。中村佳穂さんは仕方ないとしても、主要キャラを演じた俳優たちの演技がちょっと棒読みっぽくなっていたのは残念だった。
久々の細田守だったが、楽しめたことは確かだ。
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