竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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リピはないかな
冒頭の打楽器とアップダウンの多い難解な曲を、中村さんの声が楽器の一部として溶け込んで、なのに聴き手の全身の毛穴から入り込んで浸透するような不思議な感覚に陥った。 中村佳穂さんは素晴らしい歌手なのは間違いない。以前から中村さんの歌声に注目していた監督がオファーしたのも分かる。アニメ映画でよく出る「声優以外が声優を務める」問題。その必要性。キャラクターに合っている、演技力があるなら及第点もあり得る。例えば、すずのセリフに何度も出てくる「あぁぁ〜」「あぁぁ〜」全部同じでバリエーションがない。ヒロちゃん役も演技が酷くて「イッヒヒヒィ」とか笑う度にイラッとした。その他のすずの周りのキャラクターも声優でない意味がわからない。 ストーリーも何故?と首を傾げるシーンが多く、サラ〜っと上っ面を撫でたような浅さ。 音楽と映像以外には誉める要素がないかな。
そもそもサマーウォーズも突っ込みどころだらけよ?
映像表現への挑戦とそのクオリティに関しては言わずもがなな、細田守さん。 snsの匿名性からくる「無責任さ」「暴力性」が目立ちすぎてsns自体が良くないものと世間のおじさんたちに言われる世界で、 利用者が責任を持てば、その「利便性」と「エンタメ性」を最大限に引き出し、見ず知らずの人にも善意の手を差しのべられる。という現代で必要なテーマを描いている。 仮想現実の派手な映像と対照的な確かにそこに実在しそうな現実世界が印象的で、おおかみこども等でもあった、セリフじゃないデティールにこだわった非言語的な説明はさすが細田守。 音楽を感動の中心に置くことは映画にとってはかなり博打ではあるが、そこも最低限クリアしてみせた。 この作品の賛否こそが作中のbellへの賛否のメタファーになってきているので、もっと盛り上がれ!
IMAXで見てよかった
IWAXで鑑賞しましたが、音楽と映像の迫力が圧倒的でした。 ストーリー展開やキャラクターの心情表現については、唐突すぎて「ん??」となったり、自分の価値観では素直に飲め込めないところもありました。しかし、それでも映画の世界には入り込めましたし、ラストも感動して泣けました。 冒頭からサマーウォーズを彷彿とさせる場面が連続しますが、映像技術的な面だけでなく、作品としてのテーマも現在に適応させたものになっていたと思います。それについても自分は好印象です。シンプルな青春映画も好きなので、そういった話をもう少し見たかったという気持ちもありますが、、 前作の「未来のミライ」が個人的にはあまり合わない作品でしたが、今作は見終えた時にある程度の満足感はありました。 他の方のレビューをみても、やはりこの映画の魅力は映像と音楽だと思います。なかなか難しいこともあるかと思いますが、可能な状況であれば、気になってる方は是非映画館で見ることをお勧めします。
ストーリーは期待しないように
各シーンだけ個別に観ればよくできていると思います。 ただ表現したいことを詰め込み過ぎたのか物語としては評価出来ませんね。 綺麗な映像と音楽がが好きな方にはおすすめです。逆に話がしっかりしていない方にはツッコミどころが多すぎるのでおすすめできません
美しい散文詩とリアルの心が震える調べに涙
54の親父です。 アンチが多いのは、ネット民に対するステレオタイプな蔑視が垣間見えたからでしょうか。危うくやめとこかとも思いましたが、嫁さんが推すので今日初めて拝見しました。「初めて」というのは、後何回か観たいと感じたから。中村佳穂さんが素晴らしいのは言うまでもないが、これまで1000本以上映画観てますが、脚本や構成、文脈なんて検証して何になんの? 君のココロに響いたかどうか。 主人公にこの親父が感情移入したか?するわけない。 けど寄り添うと共感できる。母の亡くなる瞬間に大きな疑念を払拭できずにいるすずが、排他的な竜の震える心に共鳴できることになんの違和感もない。 人は唄で心を浄化できることをアニメで表現した傑作です。皆様監督へのそれぞれの期待感からのズレにムズムズしているようですが、細田監督がそれほどマスに受け入れられるテーゼを表現してきたのかと改めて思いました。既視感のない映画なんてもうこの世に存在しない。 ココロが震えたらいいじゃないか。 オジサン評価は、合唱隊が最後もう少し活躍してくれたら嬉しかったのと、これからの作品にも期待したいので4.5です。まさか涙が溢れるなんて。。。。
肯定的なレビュー
話の大筋は陰キャで父子家庭の女の子が成長していく物語だと思います。話がちゃんとまとまるかヒヤヒヤしたり、あそこの結末は書かれないのか等思うとこもありましたが、私も陰キャだからか主人公に感情移入しやすく泣けました。
高速バスの役所広司にやられた
サマーウォーズをアップデートして、美女と野獣を掛け合わせた、と言ってしまえばそうだけど、新規性ではなくて、厚みというか品質というか、良い映画だと思う。 グラフィックは素晴らしい
説得力のあるご都合主義って、さじ加減が難しい
細田監督作品は サマーウォーズ、バケモノの子が好きな おばちゃんです。 我が子たちと一緒に観てきました。 面白かったけど、モヤモヤする。。。 帰ってから家にある別のdvd見て スッキリしようかな なんて思ってしまった。 ネットの世界って あんなに意地悪な人ばっかりじゃないよね? もっと優しい人たちもいっぱいいるよね? いや、優しい人ばかりじゃないのもわかるけどね。 すごく悪い面が強調されてる気がしました。 50億人もアカウントがあるなら、なおさら。 現実世界はやり直せないから Uの世界でやり直す みたいな感じのUの説明。 なんかちょっと救いがないなぁ なんで思ってしまった。 そりゃネットの世界では もう一人の自分になれるし やり直せる感があるけど。 「レディプレーヤー1」だと ちゃんと最後に現実とネットの世界の 答えをだしてたと思う。 幸せって何?って質問に 全員答えられない合唱団のおばちゃんたちに ちょっと「は?」って思っちゃった。 大人として、何か伝えようよ。 一人くらい自分の答えがあっていいと思います。 アニメ版「美女と野獣」が大好きすぎる私としては どう観たらいいのかよく分からない。。。 まんまだし、 野獣と恋に落ちるベル→ハッピーエンド だから、 すずちゃんは竜と恋に落ちる? ん?しのぶ君は??しのぶ君が竜? いやそれはない。。。 美女と野獣シーンでは映画に没入できず、 心が迷走しておりました。 同級生たちの絡みはとても良かったです。 面白かった! もっと、その関係をUの世界でも 絡めてくれた方がよかったなぁ。 恋愛要素多めでもよかったかなぁ? あとは、 よかったとこも、イマイチのとこも、 多くの方がレビューされている通りです。 いろいろモヤモヤしちゃうのは それだけ期待してたってことだなぁ。。。 前半はほんとに面白かった。 映画だからご都合主義があって 全く構わないけど、 説得力のあるご都合主義って さじ加減が難しいんだね。
また観たいと思うってことは、、、
概ね良作でした☺️ 楽曲の質も申し分なし、サマーウォーズ好きの私は好きですね 難点があるとすれば、恋愛のすれ違い模様をもう少しキレよく描けなかったかなーと思います とはいえ、「もう一回観たいと思わせる作品」って時点で、、、お察し頂ければと(笑)
期待しすぎない方がいい
まず良かった所 映像が綺麗 キャラクターのビジュアル(ベル)が可愛い 音響が良い 気になった所 美女と野獣と酷似しすぎている(名前もベル、お城でのシーンがほぼ同じ) 伏線回収ができてない、雑 話の辻褄が合わないし非現実的すぎる 特に最後のシーンは距離や時間 二人の関係性など考えると なぜそうなる?が多すぎる。 時かけやサマーウォーズ、おおかみ への自己評価が高かったので かなり期待しましたが残念でした。 話も内容ペラペラで 伝えたい事は現代のSNSへの向き合い方、 現実世界での対人関係 親子関係についてだと思うけど それにしては雑すぎました。 中盤で飽きてしまい 最後も興奮するようなシーンも無く モヤモヤする形で終わりました。
何が言いたいのか
曲はとても良かった! ただ映画自体は、中身がなく、殆どの問いが解決されないままに終わる感じ。終わった後客席にいた人たちは苦笑い。一緒に行った家族は途中から寝ていました笑笑 たくさんの要素を盛り込みすぎたゆえにこうなってしまったのか…「なにか」を伝えたかったのでしょうが…私の理解力がないのか全くわかりませんでした。 期待してただけに残念です。映画館で見ることはあまりお勧めできません…
虚構の力と、現実の力
とある心理関係のワークショップにおいて「仮面のワーク」というものがあった。 自身で仮面を創作し、最後はそれを着けて舞台でフリーダンスを踊るというワークだ。 目的は、仮面を作る段階で己と対峙し、素では表現できなかった思いを、仮面を通して開放するというものだ。 考えるとインターネットは、アバター操る「U」の世界は、そんな「仮面のワーク」とよく似ている。 だからして現実では得られない癒しが行われたり、力を発揮できたりするのだろう。 しかし一方でそれはやはり素では、現実世界では発揮が難しいことに変わりなく、 現実へ漕ぎだすための「糸口」でしかない、という弱さを併せ持つことにもなる。 本作は設定等、少々粗くて荒いと感じている。 その点から見てもファミリー向けというより、子供向けという印象が強い。 だが虚構と現実が混然一体とした日常を送るデジタルネイティブ世代をターゲットに創られたためだからだ、と思えば、納得できなくもなかった。 なぜなら最後、主人公が決断して現地へ向かったように 虚構が癒し、能力を拡張したとしても、 本当の勝負は現実にあり、 本作の打ち出したかったメッセージはそこではないか、と感じたためだ。 両の世界を平等に行き来するデジタルネイティブへこそ伝えたかったのであれば、小難しい理屈合わせより興味を持ってもらえるような分かりやすさを優先しても間違いではないだろう。 虚構と現実の強みに弱み。 今後ももっと、インターネットとの付き合い方をテーマにしたこのような作品が多く創られていってもいいんじゃないか。 本作にふと思った。 色々オマージュ探しも面白いし、楽曲も良い。 近頃、目につくクジラはアイコンなのか、ブームなのか。ちょっと知りたい。
仮想世界の映像と歌は凄い
仮想世界の中の映像は苦手な人は少し酔ってしまうのではと思うほど綺麗で迫力がありました。 その反面現実世界の時はん?となるようなシーンも多々。 ストーリーも言いたいことは分かります。 ただ何故龍がそこまで迫害されなければならないのか私には分かりませんでした。 美女と野獣要素を入れたかったという意図を知らなくてもそのまんまなのですぐ気付きます。もう少しニュアンスで留めて貰った方が良かった気がします。 後半すず1人で東京に行かせるのも、着いてから誰とも連絡を取ってない描写など少し違和感がありました。 どういう風に別れ、その後どうなったかなどモヤモヤが残ります。
とても惜しい作品
仮想現実の世界と歌はもう申し分ないぐらいに素晴らしいのですが、全体のペーシングと現実パートの描写が残念すぎて世界観に没入しきれないのが本当に残念でしかたありません。 こういう映像美の作品だと、製作時か編集段階で「もったいない罠」にハマってしまうことが多く、この作品も切るべきところに尺を使いすぎて、流れが悪い箇所が随所に見られます。 「あ… あかん、ここひっぱりすぎ。ダレる」と、現実に引き戻されてしまったことが何度か。 現実パートの脚本は十分に練られていないのか、ありきたり過ぎると感じてしまいます。また、最後あたりは尺が足りなくなってきたのか、脚本が十分練られていないのか、リアリティーに欠ける解決方法が示され、興ざめになってしまうのです(女の子一人で送り出すか?とか、そんな都合良く簡単に見つかるわけないだろとか、結局何しに行って帰って来たのかよく分からないとか、色々)。後、現実パートの下手くそな少女漫画的な流れはいらなかったと思うのです(現実世界の主人公の魅力が描き切れていないので説得力がないし、いらぬ尺を取る。もっと竜に重点を置くべき)。 でも、仮想世界のベルと竜のキャラクター造形は素晴らしいし、歌と声はピカイチです。 特に歌は本当に素晴らしい。 曲も素晴らしいけれど、情感たっぷりに歌う歌手の方も本当に素晴らしかったです。 鈴の声を当ててる方と同じなのかな?(声の演技はちょっと棒ですが…) もう少し現実パートが無難にできていたら、歌を聞くためだけに何度でも映画館に足を運ぶのに。残念。 でも、一度は映画館で見ても損はありませんので、ぜひ。
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