竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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何を伝えたいのか分からない
やはりいつもの細田守作品、話が進むごとに尻すぼみに面白く無くなっていく。
なんでそうなってしまうのかというと、登場人物に深堀りがなさ過ぎるからだと思う。
主人公の生い立ちや、抱えた悩みなんかを一通り説明して終わり。他に出てくるキャラクターたちとの関係性もよく分からないし、重要なはずの竜に関しては完全に赤の他人。
家庭環境や生い立ちに共通点があるからこそ不思議と惹かれ合っていったという事なんだろうけど、それを納得させるだけの説明が得られないので、途中から「なんでそこまで必死になるの?」と思ってついていけなくなってしまう。
ストーリーが重く、予想もしないような展開になっていく割にはそこに至る説得力が足りなさ過ぎて物語に整合性が無くなり、結果どうしても面白くなくなってしまう。
ただ歌と映像表現は今までの細田守作品では一番素晴らしかったと思う。それだけの為に映画館で観る価値はあったと思うがやはり「物語の整合性」という所でどうしても評価できる作品では無かった。
表面のみ
歌と映像は凄くいい。
演出も悪くないんだけど、設定やキャラ背景がペラペラ。
劇中ではほぼ語られず。体制側も龍側も。
なんか、ほら、感動する内容だろ、これで泣くんだろ、みたいな部分を切り取って繋げた感じ。
資料集やパンフ見てね、という感じなのかな。
もう少し匂わせや示唆があるだけで大分変わると思うんだけど…
あ、後声がほとんど棒でじぶんにあいませんでした。
歌と分けなかったためかとも思うけど、脇を固めてる声も無理でした。
もう、声優さんと他の人での差が酷くてw
嫌だなと思う所も、ほっこりする所も
細田作品は私が変なのか?と思う位いつもあまり共感できない。大ヒットしてるのに。。悲しい(笑)
millennium paradeのファンなので、音楽を楽しみに行ってきました
よかった所と、問題だと感じたところ、両方ありました
よかったところ
・声優陣がハマってた!バケモノの子を観ると、キャラよりその声をしてる俳優の顔がチラついてよくなかったが、今回はみんなキャラだったと思う
・かみしんとルカちゃんの駅でのシーン、からの道路を挟んだ忍くんとすずのやりとり!可愛かった〜
・竜が、子供だったこと。美女と野獣のように恋になってたら、つまらないと思った
嫌だなと思ったところ
・仮想空間を題材にしていて、それを美化しているところ。生体情報を読み取って、視覚聴覚を文字通りインターネットへ接続する世界観。
人間が、死ぬことのないもう一つの世界
実は、いま日本が目指している世界でもある。(内閣府推進 ムーンショット計画)
この作品が、潜在的に『身体はもう不要で、ネット空間に自分をアップロードしよう』を肯定するような作品にならないことを切に願います
期待していた音楽、あと意外に衣装美術、よかったです^^
超絶ファンタジー!でも難しいね~~
映像が美しい!!
サマーウオーズの仮想世界が更に進化した様な
「U」の世界は目が離せない情報量の多さ!
その中を悠然と泳いでゆく
クジラの空中ステージの描写は本当に夢の様でした。
この映画の大事なモチーフ、主人公ベルの「歌声」も
観る人によって好みの差はあるでしょうが、
それなりに力を感じました。
この映画、歌の歌詞が肝なのでしっかり聴いてね!!
監督がインタビューなどで答えているとおり
ディズニーアニメ「美女と野獣」からインスパイアされた作品。
ベルのデザインは本物のディズニークリエイター
ジン・キムさんだけにベルの表情や動きが
本当にディズニープリンセス!!美しく愛らしいね~。
また、現実の世界の鈴ちゃんの生活の描写、
級友たちとの空気感、周りの大人たちとの関係も
同じような田舎町を舞台とした「夏目友人帳」的に
とても繊細に描かれてます。
物語の決着としては正直、賛否両論あると思いますが
あくまでもファンタジー!!
そこを頭に置いて観ていただくと良いんじゃないかな~
で、月に8回ほど映画館に通う中途半端な映画好きとしては
普段はあまり気にして観ていなかったけど
今回は歌がカギとなるせいか、セリフや歌と
口の動きのリップシンクが特に丁寧に
描かれてていると感じました。
細かなビブラート部分まで唇、震えてましたね。
内容的にはネット社会の有象無象の声の恐ろしさが
しっかり伝わって来る。
ネットで「悪」とされてしまうと
よく考えもせず、誹謗中傷してしまう恐ろしさ!
ネットで「良し」とされると、その人を良く知らないのに
無条件で神格化してしまう愚かさ。
ネットの世界でしかホントの自分をさせない人
反対にネットの世界だけ偽りの人物として生きる人
人とネットのかかわりの脆さ、危うさ
と、ここまでは良いのだけど~~~
主人公鈴ちゃんが心を閉ざしてしまった原因と言うのが
自分の大事な人が利他的な行為をしたことで、
一人残された喪失感だったのですが、
同じように自分も止むに止まれぬ利他的行為を体験することで
大事な人の心を知り、大人になって行く話なんだけど
このエピソードの決着が賛否が分かれる事になってしまった。
ファンタジーにリアル社会の問題を忍ばせることで
リアルに生きる今の観客の共感を得る。
そこをみんな目指すのだけど、結構難しいんだよな~~
とにかく、仮想空間「U」の描写を映画館で観る価値は十分あります。
ぜひ劇場で。
ああ、最後に鈴ちゃんの飼ってるワンコ、
どっちかの前足が途中欠損してるのよね。
大人になって自分の悲しみから脱却できた鈴ちゃん
ワンコの残った前足に負担がかかるので
できれば早く、餌を置く台を作って上げて!!(願)
引き込まれる世界観
予告編を見てから公開を楽しみにしていました。が、始まると評価が低く...
この映画を批判してる人は…
この映画を批判している人は映画で伝えたかったことが伝わってないんだろうなと思いました。この映画で出てきたような誹謗中傷を普段から書き込んでいるのでしょうね。
前半は歌が多いなぁと思いましたが後半への盛り上がり方が良かったと思いました。
ダメージを受けました、、
精神的に落ち込んでるときは見ない方が良いかもしれません。
自分に重なって、ちょっとキツかった、、。
オープニングは、Uという仮想現実世界の入り口になっていて、ワクワクしました。高知の田舎に住む地味な女子高生すずは、幼い頃に母を亡くし、父との関係もギクシャクしていく。クラスでも目立たなく過ごしてるが、友達るかの勧めでUを始めて、変わっていく。
このるかちゃんが、めちゃいい、好き。
最初家でPCを操って、すずのキャラBELLを作り上げていくところとか、並の女子高生じゃないからー(笑)
もはやプロデュース!
両親に注意され、廃校の校舎にPC運び出すとか、、ぶっ飛んでるけど、PCのハード機材を背中に背負うところとか可愛いすぎ。
そもそも廃校で電気どうやって繋げたんだ?とツッコミつつ。
イケメンの幼馴染がやたらすずに構ってきて、学校の注目になり、SNSが荒れるとか、、まあ今どき。
でもお母さんが亡くなった時、一緒に見ていたとなると、、これはなかなかキツイ。
Uの中でカリスマ的存在になる中、暴れまくって秩序を乱す龍と出逢う。なぜかその存在が気になり龍を探す。
恐ろしい見た目とは裏腹に、深く傷ついてるのを目の当たりにして、何度か助けたいと願う。
このあたりはもう、、美女と野獣でしょう。名前もベルだし、、龍は城に住んでるとか、歌で励ますとか、パチってるとしか思えなかった。
そして、龍の深い傷の要因を知り、リアルで会いに行く。
いやー、同じ日本だったから良いけど、世界だったらどーすんの😅
同じような傷を持ってる人なんて、他にもたくさんいるだろうにね、、。すずや龍だけが特筆な傷を負ってるわけじゃないのが、少し違和感。
ありふれたものを取り上げたなら、ちょっと表現が大袈裟な気もした。それなら世界レベルの仮想現実世界にまで広げなくても良かったのかも?
まあそれはそれとして、なんか精神的に来るものがあって、涙が止まらなくて、ちょっとしばらく立ち直れないほどのダメージは受けました、、。
よかったとか、感動したとか、そんなレベルでは言い表せません。自分と重ねすぎて辛くなった、、。
細田守の限界なのかな
新作が出るたびに減っていく細田守監督作品の面白さ。
未来のミライを観た時は、もう次はないかもな…と思ったことをよく覚えてる。
そんななか公開された今作、やっぱり細田守がこの世界観で作品を作った、っていうところは誰もが期待してしまうところでしょう、自分もそんなうちのひとりでした。
(あと宣伝に前作より気合が入っていたように感じたのでまぁ大丈夫かなと思ったのもある)
Uの世界観、視覚的にはとてもとてもキレイでテンションが上がった。
音楽もよかった。映画館で観るからこその音の良さをしっかり堪能できた。(歌の多さに新海誠意識してるの?と思ったりもしてしまったけど)
得意の世界観表現を圧倒的な技術力でして見せてくれたことで、サマーウォーズを初めて観た時の感動を再び味わえたなと思う。
でもたぶんここまでって、観に来た人みんなが普通に期待してるとこで。
それ以上のサプライズはなかったな〜って。
ストーリーは細田守って結局そうだよね、って感想。
正直、今作が限界なんじゃない?って気がしてしまった。
映像はいい…
正直面白さは分からなかったです。
音楽が好きな人だけ見て欲しい
音楽好きの私にとっては迫力のある曲たちがとても良かった。
音楽家3人がそれぞれ手がけていて曲の雰囲気がどれも違うのに映像と合わさってとても素敵でした。
内容はわりとキャラクターを掘り下げないので内容メインで見るのはあんまりオススメしません。ネットの世界を軸に誹謗中傷について描いてるのにこの映画に対して誹謗中傷している人に対してとても残念です。
竜の城の壁に飾ってあったものは母親です。
これは内容を見たら分かるのにわかってない人が多くて驚きました。
そばかすの姫が「私と同じ」というような言葉を言ってますがそれは自分と同じ状況=母親がいないということも含めています。
最後が少し曖昧に終わるのですが最後は自分でその先の物語を考えることに意味があると思います。どちらと付き合うのかということが疑問なのでしょうがきっとそこは人それぞれです。
ちなみに私は竜と付き合うと思います笑
あの男の子は母親のような存在なので違うのかなと…まぁそこは個人的主観ですのでなんとも言えません笑
私的にはとても面白く号泣でしたので見て欲しいのですが誹謗中傷されたくはないし
「竜とそばカスの姫」などと書いている人もいて悲しくなったので心が広い人だけ見てください
歌と映像は鳥肌もの
面白すぎる
もう1人の自分も素敵だけど本当の自分を曝け出した時の方が多くのひとに影響を与えたのが考えさせられた。
現実でもいつでも素の自分でいられたらなーって。
あと父親との関係性が自分と似てて心が痛い。
あとノアちゃんが見た目だけじゃなくて性格も良くて憧れます。
観てきました!
レビューの中で、分かりづらいとか…、ご都合主義とか…、確かに納得出来ない点も、作中ありましたが低評価するほど酷い作品ではなかった気がしました。最後まで集中してしっかり観れて、楽しめました。
「サマーウォーズ」と違って、ちょっと重たいテーマで、終わり方も「サマーウォーズ」みたいに、大団円!みないなラストではないのが、ご不満な人もいるのでしょうかね。作品である以上、最後は観た側の印象や評価が全てになるとは思いますが…、何でもかんでもいたれりつくせりのエンタメ映画作品なんて、物足りない、他者に媚びただけのステレオタイプの作品になってしまう気がします。観る人が「お客様は神様です!」みたいな傲慢な気持で映画作品を観ても、多分つまらないし、理解出来なくなるのは当然です。受け手側の感性や、理解力も欲しいとこですね。細野監督の次回作に期待。媚びた作品よりは、突き抜けた作品を待ってます。
詰め込みすぎだけど薄い作品
まず、良かったところは歌と映像。それ以外はなんというか手放しでいいと言えるところはなかった。
多分、監督の好きなものや過去作の要素(オマージュ?)を詰め込みすぎて、肝心の本筋が散乱してる感があるからだと思う。
一つ一つの要素はいいけどまとまりがない。
歌、高知の描写(つっても人口爆発しすぎ)はいい。
ただ、何故竜に引かれたのかがよくわからないし、竜周りのご都合主義感はすごい。ヘビーなテーマを扱うのに時間が足りないのか、描き方の問題なのか?
最後の救出シーンにしたってコーラスの人たちがいる必要性が無いし社会福祉が信用ならないにしても子ども一人現地に向かうのを許可するし、主人公は会って抱き締めて終わりで丸投げだし根本的な解決になってない。そこら辺の処理がずさんすぎて楽しめない。
描写が薄いから結局、母親の死のトラウマ解消の舞台装置としか感じられない。
色々と惜しい作品。
迷走してたし雑かな 物語は分かり易さが大事
結局、察してくれじゃなくて、伝えたい人に伝わるように考えて作るのが、物語を作る上での観客への思いやりであり、かなり重要なことじゃないでしょうかね?
時をかける少女と同じ監督とは思えない、全くの別物ですね。
もう少し丁寧に作られた方がいいのでは? カミシンと人気少女が両思いになるシーンとか、唯一のギャグどころ?としてなのか尺結構使ってましたけど、あんなに尺取る必要ないし寒かったです。そんなどうでもいいところに時間使わないで、もっと登場人物の心理描写に時間取った方が感情移入しやすいですよ。
観客からしたら、登場人物は全員「初めまして」の初対面なので、キャラが何を考えて、どうしてそう思って、どうしてその行動を取ったのか、バカでも分かるくらいに分かりやすく描かないと何も伝わりません。
せっかく映像も音楽も良いのに勿体無いです。
せっかくキャラ一人ひとりが何か言いたげ、何か抱えてるのに、それを観客に開示しないなんて本当に勿体無いなあ。
登場人物の心理をもっと晒け出さないと、もっと登場人物達の気持ちを見せてくれませんかね?
私には、キャラ達がみんな何か話したいのに、スポットライトを浴びれないから喋れず口の中でモゴモゴしたまま終幕を迎えてしまった感じに見えて、可哀想だなあと思えてなりません。
キャラってそれぞれ役割を持っていて、無駄な存在は無いものだと思っているのですが、この作品は、それぞれが自分の役割を理解してないような、しっかり役目を果たせてないような、中途半端な感じ。
歌は一番最初のやつは、迫力あって好きです。
最後に一つ。どうでもいい事ですが、最後あたりの曲、めちゃくちゃ、ファ◯マの入店音に似てるなと思ったんですけど、共感してくれる人いませんかね?(笑)
細田監督の集大成?
これまでの細田監督の様々な作品のいろいろなものが詰まっていると言える。
この映画に賛否両論別れるのもわかる気がする。
細田監督にまったく新しい作品を期待した人は裏切られたような気になるのかも?
でもいい意味で細田監督の描きたかったものが詰まっているとも思う。
それはちっぽけな自分だったり、日本の田舎の風景だったり、家族愛だったり。
でもそれらを詰め込むには少し時間が足りなかったのかも?
個人的にはいろいろと説明が足りない気もしたが、それらをあえて端折りメインに中村佳穂さんの歌を持ってきたのは、さすが細田監督のひらめきとしか言いようがない。
中盤以降、ダンサー・イン・ザ・ダークのような理解できない涙に襲われて戸惑った。
それだけの力強さが中村佳穂さんの歌にはある。
この映画は細田監督が小説に書き下ろしている。
まだ未読だが、細かい設定などはそこで語られているだろう。
逆に言えば、それらをすべてすっ飛ばしてしまうほどの魅力が、中村佳穂さんの歌声にはあるし、監督の思いもそこに詰まっている。
そしてそれこそが監督の描きたかった本質なのだと思う。
なんでこれを公開しようと思った
普段レビューはしてこなかったのですが、あまりにひどい内容だった為、書かせていただきました。
映像は良かった。
歌が素敵。
褒めるとこあるとすればここだけです。
たしかに映画において大事なポイントですが、これらはストーリーや登場人物への感情移入が出来てはじめて評価されるべきポイントだと思います。
細田監督は時をかける少女やサマーウォーズの生みの親の最新作ということもあり、期待に胸膨らませ拝見しましたが、話の構成がひどすぎて怒りすら覚えるレベルでした。
スケールに見合ってない内容の薄さや構成の悪さ、場面が切り替わる際の違和感、小学生が考えたのかと疑ってしまう台詞回し。
とても評価に値するものではありません。
美女と野獣シーンが始まったと思ったら急な日常シーン…かと思ったら突然のアクション。
色々詰め込みすぎて脳内パニックです。
サマーウォーズも同様に仮想世界の物語でしたが、今作は本当に同じ人が創ったのかと疑ってしまう程違和感に包まれていました。
調べてみるとおおかみこども(細田監督の作品で大好きな作品)までは奥寺さんという脚本家が書いていたことを知りました。
なるほど。この監督には脚本の才能が全くないと理解できました。
また不必要な登場人物を詰め込みすぎな上、キャラクター性もぶれぶれな点から全く共感できません。
例として、虐待の父親が息子達を守りにきた娘と対峙する際、果敢な主人公の目を見て殴るのを躊躇うなら理解できますが、何故腰抜かしてひーひー言いながら逃げ去るのか。
あのシーンには父親にしか見えていない何かが背後にいたのでしょうか…
このようにひどい点を挙げればキリがなく、美しい映像の作品は現代には数多く存在し、音楽について言えばミュージカルに特化した他に素晴らしい作品がたくさんあります。
わざわざこの映画で満たす必要のない要素です。
全てにおいて中途半端なこんな映画を公開に踏み切った監督の諸行はとても許せるものではありません。
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