竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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よくできた先進感動アニメの類か
超美麗な映像、気持ち良く力強い歌、
“美しく・切ない”ストーリー展開
でも‥ あざとい。独善感ある。
ごめん、異世界Uにも田舎の高校世界にも浸れなかった。
期待してただけにストーリーはつまらなかった
歌はうまい、映像がきれい、それだけ
結末も無理やり、あのあとハッピーエンドか、さらに激しくなって最悪のバッドエンドになるかは想像次第。
アバターの名前、アンベイルザビースト、城に入り火を放つ演出、ご主人様と慕う妖精、大広間でダンスするシーンのカメラワーク、まさにアレのパクリ。
三度寝ちゃいました
"金ロー"で録画したものを鑑賞しました。
一度目寝落ち、二度目寝落ち、三度目寝落ち。結局最後まで見る事は出来ず消去しました。
何故だろう?ツカミが良くないのかな?ワクワク感を感じる事ができませんでした。
細田守監督は"時をかける少女""サマーウォーズ""おおかみこどもの雨と雪"の三作は大好きです。でも"バケモノの子"で「んん?」、"未来のミライ"で「地上波待ちで良かったな」と思い、今作は「最後まで観れば面白いんだろうか。。。」
なんか映像美を極めようとされてるのかな?結局最後まで観ていないので、批評をできる立場ではないのかもしれませんが、最後まで飽きずに観させる作品力は最低限必要だろうと思います。
一時期の「予告にツラれて、劇場でガッカリ」を繰り返した角川映画の記憶がよみがえります。散々な評価ですが、あくまでも私見という事でご勘弁を。
厳しい評価にせざるを得ない。
映像は美麗であるし、売りのひとつである「歌」も大変に素晴らしかったことをまず評価しておこう。
ネット上の仮想現実で他者と繋がることの良さを描きつつ、それだけではどうにもできないのもまた事実であることを寓意的に描こうとしたのだろうが…残念ながらシナリオに説得力がなく、キャラクター達も過度に単純化(記号化されるほどに)してしまっていて真実味がなく、感情移入が難しかった。
観るものを作品世界に導くには、作品を引っ張る感情移入できる魅力的なキャラクター達と説得力あるシナリオが必要だという基本の部分に立ち返るべき。この程度の出来では厳しい評価にせざるを得ない。
PTSDを克服するストーリーだけに絞ってたら良かったのに
作中に診断の描写なんてないけど
母の死を目の当たりにして絶望し、すずはPTSDは発症したはず
幼少から思春期に至るまで ずっとそれに苦しんできた
Uの世界で歌うことがきっかけとなって治癒に繋がり、
完治の決定打として 素顔を晒す→閉じた心を開く為のプロットが
作品に必要だったのは分かった
けど、そのための伏線を詰め込み過ぎて、その結果、哲学が渋滞してた
マスク美人を嗤う匿名モブ、の描写は有りだったけど
アバターじゃ信用なくて虐待から救い出せないプロットを混ぜてしまった結果、
哲学が多重になり、作品のメッセージがボヤけてしまった印象が強い
・母の死の受容と克服→分かる、物語の根幹
・Uのモブ描写とSNSへの警鐘→これも分かる、すずの心を開くことへの伏線
・竜の救出劇→ これが余計だった、虐待問題を混ぜてしまって 渋滞の原因に
映像はとても美しく、朴訥とした中村佳穂さんの演技も良かったのに、
終局の展開のコレジャナイ感が強くて残念
竜の救出劇は無くして、
異なった素顔を明かす代替プロットがあったらもっとノレたと思う
あまり意味がわからない
私の理解力がないのかもしれないけど、鈴がUのアカウントを作って歌姫になる流れまでは理解出来たがなぜ鈴が龍にこだわって危険を犯してまで龍の正体を暴いて会いに行くのかが理解できなかった。
面白いがサマーウォーズと似たような感じ、二番煎じみたいな感じがした。
Belleのキャラ性と歌声だけで映画の存在は支えられている
音楽◎表現◎映像◎脚本△製作陣の器×
映画館では見れず、アマプラでこの1ヶ月で5回は観ました。
結論から言うと、
とっっっっっっっっっっても、勿体ない作品。
ここまで映像や音楽が仕上げられていて、世界的なキャラクターデザイナーと音楽のために生まれてきた日本の最高のシンガーの力を借りながら、なんでこんなことになってしまった?
どんなに映像と音楽がよくても、脚本が悪ければ伝わるものも伝えられない。
視聴者が想像して楽しむのは伏線だけでいいのに、想像を楽しむどころか脳内フル活用してストーリーの背景を補填しながら観なきゃいけないなんて、見ていて疲れるだけ。
やりたいことが一杯あるのはわかるが、そのやりたいことを主人公と主人公の親友に詰め込みすぎ。全部主人公と主人公の親友だけにやらせて、都合の悪い部分は作中何回しゃべったかもわからないAI、友人、母の友人らが助ける。
周りをちゃんと動かせてないから、背景が生きない。背景が生きないと人はちゃんと共感できない。
描写されないストーリー背景を脳内補填し疲れた上に、最後があまりにモヤモヤする終わりなので、達成感もない。
今回は歌の天才が主人公なんだから、歌の力で解決や平和を示唆するエンドになったのなら、一貫性があってもっといい評価がついたはず。
終わりよければすべてよしってのは映画にももちろん言えること。
サマーウォーズはネット世界の混乱を先輩の花札で解決ではなく、数学の天才が200%の力を使って問題解決した。花札という意外性で温度差が開いたところに再び天才が通常以上の力を発揮して解決っていうエンド、という最後に調整が加わってまとまりができた。だからこそのあの評価。
難しいテーマに取り組むのはいい、その難しさで葛藤があるからこそ主人公の歌声にリアリティーがでる。歌に没頭できた。
まあ脚本がダメな時点で、結局歌で支えられてる。
個人的には何回も見て努力して理解したいと思える好きな作品だが、テーマを絞って脚本をしっかりさせればもっといい評価を貰えたはずの映画だと思う。
細田監督率いる製作陣の器は、テーマの難しさと、Jin Kimさんと中村佳穂さんという才能を、受け止めるには小さ過ぎた。
非常に悔やまれるし、お二方に申し訳ない気持ちだ。
製作陣は反省してほしい。
終盤の展開についていけない
気になってはいたものの観れず終いだったので、地上波での放送を録画してやっと観れました。評判が微妙なのもなんとなく知っていて、あまり期待せずに。たしかに、ベルという名前も竜が城で孤独な様子も、美女と野獣を思わせる部分がありますね。なぜベルが竜に惹かれるのかはよくわからないものの、歌も歌声も良く、終盤までは、竜が誰なのか、竜は何に傷付いているのか、ベルと竜はどうなのか、ワクワクしながら観ていました。しかし、竜は全く関係のない虐待されている子供で、主人公が一人で助けに行くけど、本当に助けられたのか、彼らは幸せに暮らせるのかわからないまま終了。終盤まで悪くなかったのに、最後付いていけずに残念な気持ちになりました。わざわざ虐待されてる子供達を出してきておいて、あんな終わり方でいいんですかね。あの子達の今後が気になってモヤモヤ感が残ります。
名作になれた可能性は十分にあった惜しい作品
まず第一に、映像、演出、キャラクターの表情による台詞に依存しない心情表現など、単純な映像としてはピカ一の出来栄えです。
比喩表現や台詞で度々キャラクターや出来事の二面性を強調して、視聴者に物事を複数視点で考えさせたりキャラクターの成長を表現したり、素晴らしい演出・表現も多々あります。
しかし全体を通して見ると、要素要素があまりにも「浅い」
一番致命的なのが「Uという世界観の浅さ」
単純なネット世界の視覚化・映像化ではなく、感覚まで共有したメタバース、もう一つの現実と表するような、ネットと一線を画する世界のはずが、Uとは結局何なのか?という描写が致命的に不足している。
広大なメタバース空間に林立する構造物、その間を飛んでいくデフォルメされた人々、しかし彼らはUという世界で一体どんな事をしているのか?どんな娯楽があるのか?などと言った事は一切説明も描写もされません。
代わりに何度も何度も繰り返されるのが、現実での動画サイトやSNSといった視聴者にとってごく身近なインターネット媒体を彷彿させる描写の数々。
視聴者にとって異世界も同然のはずのUの設定がことごとく「セリフだけ」で語られる一方、肝心の視覚からの描写は1シーン見れば一発で想像できる「ありふれた」「俗っぽい」インターネット世界。
せっかくの広大な世界が一気に小さく身近な存在に成り下がる上に、悪い意味でのリアリティを植え付けて「Uの中での出来事」と「現実のインターネットでの出来事」を比較させてしまいます。
しかし現実と比較するとあまりにもチグハグで齟齬を感じるシナリオばかりが続き、視聴者はひたすら置いてけぼりや腑に落ちない感覚を味わいます。
一例として、現実のネットと比較してしまうと、竜は別に悪い事なんてしていませんし、逆に追いかけている自警集団こそがネットでは犯罪者も同然の行為を繰り返しています。
一方で、すず達の現実世界の表現はリアリティを欠如させ過ぎて浅さを浮き彫りにしています。
自分は、ご都合主義も奇跡もドンと来い!で悪いシナリオだとは欠片も思いません。
しかしこの作品は、視聴者がニュースで見るような現実のネット問題・社会問題を、現実と同じ形、同じ悲しさ・汚さで表し、視聴者に生々しいリアルを思い出させますが、
その問題に関する知識・見識が明らかに欠如しており、うわべだけの批判と揶揄を繰り返したすえにご都合主義の奇跡が起こって全て解決します。
現実的な表現を多用しながら非現実的なご都合主義で解決させては、当然カタルシスなど感じようはずもなく、「これはリアリティの無い創作である」という一番感じさせてはいけない感覚を視聴者に叩きつけてしまいます。
物語の最後に、冒頭のセリフが再び流れ、視聴者がこの作品を観る前と観た後で「変わった」あるいは「変えよう」と思わせるのでしょう。
しかし、リアルに寄り過ぎた創作世界と、リアリティが無さ過ぎる現実世界の描写をくどいくらいに繰り返された結果、「現実ではありえない、創作だからこそ出来た」と植え付けられた視聴者には、果たしてどれほど響く物でしょうか?
最初に語った通り、映像や演出、場面場面の表現の数々はとても素晴らしいです。歌に至ってはもう言う事無いです、聞こえてきたら劇中のキャラクターたちと同様に振り向いて聞き入ってしまう自信があります。脚本だけが足を引っ張っていると言わざるを得ません。
あれもこれもと要素を詰め込み、大事な話をセリフのみで淡々と語り、世界観を膨らませる描写よりもどうでもいいユーモアやギャグシーンに時間を割き、大した見識も無いのに現実の社会問題を提起したがるなど、
まるで素人脚本家のような尺の使い方で、もっときちんとした脚本家に任せれば限りなく名作に近付けただろうと考えると、とても惜しい作品だと感じました。
良かったです。毛嫌いしてる人こそ、見てほしい
レビュー評価があまりよくなくて、
過去作と同じじゃんとか。
そんな評価を見ていて、この作品を毛嫌いしていました。
地上波で放送されていたので、
期待値0で視聴。
結果としては、とても感動して涙が出てくるほどでした。
この内容であれば、劇場で見たかったとも思いました。
展開の破天荒さや色々なダメ出し(一人で東京に向かった件)の酷評が目立ちますが、
私ももちろん気にはなりましたが、
この作品の一番のポイントはほこじゃないと感じています。
ラストの虐待ではなくて
主人公が、
自分の心の中のトラウマと、戦い続けて、
仮想世界や現実世界での出来事などから成長し、自分の心と向き合い、克服したこと。
自分一人では無理だった。
誰かを救いたいという、自分の中の別の気持ちから、克服することができた。
自分の心を、他人に曝け出すことが出来た。
自分の心と向き合うことができた。
そういう映画だったと思います。
人の、想いは、
必ず伝わる。
とても良い映画でした。
私もフィクションの中にも、
その世界の中での辻褄合わせ、はかなり気になる方ですが、
この作品の中のコマかなことは
気がつきはしましたが、そういう世界観の映画なんだ。と納得しながら見ることができましま。
説明不足すぎてモヤモヤ
クチコミを読んでいたから期待値は低い状態で観たのに、モヤモヤし続けて最後まで「?」で終わった…。
仮想空間にするなら、ログインデバイスはスマホやイヤホンにしないでもっと今は開発されてない想像上のテクノロジーにしてほしかった…。
中途半端に現実味のあるデバイスにすると、整合性が取れないってことや仕組みを考えちゃって破綻部分が想像できちゃってしんどい。
ベルと竜のアバター(AS)は普段抑圧されてるからキレイだったり大きかったりするから、アバターなのに醜い姿や小さいヤツがいっぱいいるのはみんな抑圧されてないってことなの?そんな人がもう一つの世界に生きたいって思う?ここも謎。
初めてのデカいライブを邪魔されて、ぶつかりそうな速度で飛んできて危ねぇっ!!ってイラッとするんじゃなくて「あなたは、誰…?」ってなんないでしょ。
なんでAIは竜のこと知ってて、ベルには城を案内するん?そんで、なんで竜だけあんな立派な城持ってるの???????
んで、美人と野獣のオマージュというかそのまんまな感じとか大丈夫なの????????
忍くんに手を掴まれてやっかまれたあたりの陣取り合戦みたいな映像、必要でした??ノイズに感じてしまったし、女子のやっかみは本人に知られないように水面下で巨大化していくから、そもそも本人はすぐには沈下できん。女の集団心理がわかってないな…もっと粘着質なんよ、こわ。
もう一つの世界を生きよう、っていうわりに、そっちも結局、陰口・ヘイトだらけの世界で埋め尽くされて圧迫された空間だし、だったら空と海がある現実世界だけを生きてる方がよくない?って思っちまった。
ジャスティスも、昔のヒーローモノっぽくてテンション違うし、なんでスポンサーついてんの?金銭授受できるの?バーチャルシンガーとかも、放送メディアでインタビュー受けてる感じだったけど、そのメディアはどこが運営してんの?ほら、こういうのもデバイスを未知のものにしとけば、ああそうゆう世界がもうあるのね、で終われたのに…
最後の兄弟を助けにいくのも、高知の田舎から大田区のビルが目印の家にいくって非現実的すぎて。二つの大きいビルなんて死ぬほどあるわい。
しかも高校生といえど、初東京なのに大人は誰もついていかない、忍くんも行かないんかい!!急いでるのに高速バスだし。お金はおばさまが貸したとして、いや、一緒に行こうよ。パパに伝えます、じゃないでしょ!いくとしてもパパに一緒に行ってもらいなさい!でしょ。
んで、調子よく見つけるものの、なんで雨の中傘もささずに外出てるんよ、少年。
虐待パパがほっぺたに指引っ掛けたくらいで頬の肉裂ける?どんだけ爪が鋭利なんよ??
そんで常時虐待してる男性で外ならもっと猫かぶりして子供だけ家の中に連れ帰るでしょ。
最後、土砂降りの中で制服も濡れたし頬の手当ては誰がしたの?!普通に帰ってきて「おかえりなさーい」って一件落着♪って感じでお出迎えしてたけど、いや、もっと心配しない??
めっちゃ大きなツッコミどころだけでもノンストップでここまで書いたけど、細かいところはこの10倍あるな。
作画も背景がリアルすぎて、キャラクターが貼り付けみたいに見えるのよ、逆に残念。背景はキャラクターに合わせたレベルでもいいのでは…?
唯一いいところは、歌は美しかった。
(PROレビュアーの方々は評価高いから、私の知見が浅いのかもしれないけども…)
あまりにも駄作
金ローで鑑賞。
ネット世界の話だということで、サマーウォーズや僕らのウォーゲームみたいな感じなんだろうなぁと期待してましたが、「みたいな感じ」というか「まんま」でした。
公開当時、「あまりにも駄作」という口コミを見て映画館で見るのをやめましたが、やめてよかった。これはレイトショー1200円の価値もない。
登場人物の掘り下げが少ない…というかほぼ無くて、話全体が薄っぺらく感じる。
幼馴染、マドンナ的な子、カヌー君、竜の中の人、その弟、全部不要。
竜の中身は幼馴染のスカした彼でした!とかのほうが収まり良くないですか?
あと、おおかみのときも感じましたが、細田監督は行政職を悪者に描きすぎ。
児童相談所は、映像証拠あれば即動くと思いますよ。世間知らずなのかな?
映画館で観たかった
今更ながらにTVで鑑賞
わざわざ映画館にいくまでもないかなぁと思ってた作品
テレビでやるなら、、と思い観ました
ストーリー的には展開に??がつくことが多いが、そこは置いといて、画像が素晴らしかった
歌と映像、是非大きなスクリーンで見たかった
酷評と聞いてからみました。
美女と野獣のパクリとか、ストーリーが唐突過ぎとか、展開がなんやかんやとか、演技うんぬんの評判を聞いてから見ました。期待もせずに1.3倍速で観ていました。でも、飲みながら観て行くうちにどんどん、引き込まれて行きました。主人公を見守る、周りの同級生や近所の人やサークルの人が後押しして協力して、ラストに繋がる展開はああ、いいなあと思いました。気がついたら通常の再生で観ていました。賛否両論あるとは思いますが、いい映画だったと思います。
なぜそうなる、、、?
まじで思考の変遷が謎すぎる。
そしてあなた誰って映画。
なぜ竜に惹かれた?竜の素性を探ろうとする?
小説は読んでないから、もしかしたら小説には書かれてるのかもしれないが。
主人公がバズる過程も、その過程と現実世界のリンクも薄い。
話が全然きれいに流れない。全然乗れない。
最後もなんだあれ。まじで虐待問題に対する思いが軽すぎる。
ここからは素人の妄言です。
例えば竜との関係も、主人公と好青年と悪竜用意して、
Uに初めて来た主人公の歌に好青年と悪竜が共に惚れる。
好青年は純粋に、悪竜はこの歌は金になるって風に。
自身のない主人公に素直な気持ちで勇気を与える好青年。
惹かれ合う2人。
そしてここでネットよろしく、悪竜が好青年のアカウントを奪い入れ替わり、
主人公の歌で稼いでいく。売れるにつれ今までの好青年ではないことに、入れ替わっていること気づく主人公。
主人公は悪竜の罪を着せられ、いなくなった竜を探す。
竜になってしまった好青年は主人公の歌が聴きたくて、竜のままでUの世界にはいるが主人公の前にはいけない。
再会する2人。竜の姿でも好青年であることに気づく主人公。
そして本当のアカウントを取り戻す。とかならベタだけど、現代風美女と野獣のオマージュっぽくなるし、流れも素直。
導入で主人公の家庭の不幸を入れておいて、竜が本当のアカウントを取り戻した後に、実はこの青年も家庭の不和を抱えていることを知る。しかし彼には勇気がない。ネットの中で勇気をもらった主人公は、現実で勇気を与えるため現実で会いにいく。そこで父親に対峙。父激怒。そして青年が勇気を手に入れ父ボーン。とかなら現実での葛藤や、ネットと現実の温度とか自然にできたんじゃなかろうか。
素人の思いつきでお目汚しすいません。
しかし「俺の考えたストーリー」の方が良いと言いたくなるくらいキツい映画だった。
絵と歌は素晴らしい
美しい映像、圧倒的な歌声、映像エンタメとしては素晴らしかったと思います。
脚本、設定、絵作りでは、もう一歩でしょうか。
昔のSF小説は、ツッコミどころを潰しまくりリアリティを高め、文字だけで想像させて異空間へ誘うことに長けていました。
映像は、絵と音を高めることで脳を麻痺させることができるけど、結局は「あれ?」が点在すると映像世界へ一体化しにくいものだと思います。
・母は、自分の命が危ないと思われる環境で、夫もいない?状況で、自分の子供を置いて、見知らぬ子を助けにいったのか? どんなに水泳が得意でも泳げる速さと深さでないと瞬時に分かるはず(むしろ得意ならなおさら)。仮に正義感が勝ったという設定だとしても、この伏線はどこで回収されたのか。すずが塞ぎ込み「U」に行くための動線なだけなのか。
・「U」の世界では、皆んなは何を楽しみに集まっているのか? ゲームとかSNSとか何か楽しめる要素があるのかな? 画一化された空間は、映像美の追求を優先してデザインされたためか、エンタメ的なVR空間としてはリアリティを感じなかった。
・SAOは、身に付ける装置とゲーム内の世界のバランスが良い気がするけど、耳にイヤホンをつけるだけで全身スキャンは無理ではないか?
後半、イヤホンをしながらすずは河原を走る。その後の廃校のひろちゃんや、合唱隊のおばさんたちもそうだけど、イヤホンをしたら何が見えてるのかな?
・CGの彩度や解像度とセル画調アニメのそれらのバランスが気になりました。アニメの動きがイマイチだったからかな。
・他の映像作品の主役が、美男美女でなかったならどれだけ感動が薄くなるか?と余計なことを考えてしまった。すず=普通の少女が、歌の力だけであれほど人々を魅了できるかな? つまり、すずの背景、生活、竜への思い、何も知らない人々があそこまで集まるかな。
・最終的に現実世界に落とす必要があったのだと思うけど、DV親子(の子)が竜や天使だったことは、うまく脳内処理できませんでした。
・高校生が初めての東京へ行く時、周りの大人や幼なじみは一人で行かせるかな? 少なくとも大人は。脚本的には、そうすればエモーショナルになると考えたのなら、詰めが甘い気がします。
・歌で押し切る映画なのに、エンドロールがインストゥルメンタルで静かに終わる。色々詰めきれていない映画は、勢いで終わらないと、考えさせられると色々考えてしまう。
想像以上に重かった。
サマーウォーズ的な感じかと思ったら、遥かに重いお話で、、感動と悲しみの涙なしでは見れませんでした。
現代の切ない冷たさというか、悲しさに胸を痛めるシーンが多々あり、正直つらい気持ちが占める時間が長かったように思います。
それでも、観たあとは清々しい気持ちにはなり、明日から私も誰かのためになにかしたいと思える作品でした。
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