竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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圧倒的な映像と音楽
感動しました!
もともと細田守監督のファンでほぼ全部見ていると思います。そのため今回も本当に楽しみにしていました。
美しい映像と素晴らしい音楽。終始圧倒されました。ストーリー性に多少違和感があるものの、それを全て吹き飛ばすほどの凄さがあったと思います。
またキャラクターデザインも印象的でした。主人公のBelle、ソバカスは一般的にポジティブなものとして捉えない事が多いですが、その要素をステキなデザインとして描かれていて、なんかいいな〜と思いました。Belleの衣装(?)デザインも素敵で、細部までこだわりが詰まっていました。
主人公がアバターを通して、なりたい自分を体現し、成長していくのですが、最後の方は私も気付いたら「スズ(主人公)頑張って!」という気持ちで見ていて、ストーリーで違和感がある箇所はあるものの感情移入できました。
映画の評価を構成する要素を五角形のレーダーチャートがあるとしたら、一つのカテゴリーが極端に秀でているイメージで非常にバランスが悪い映画。ただその極端に秀でている部分が刺されば、感動するし、刺さらなければ印象が悪い。そのため、賛否が分かれてしまう。私は突出した何かを持っているものは個性になり、作品の力になると思うタイプなので、すごい楽しめました。音楽とアニメの映像が好きな方は本当におススメです!
素敵な映画、ありがとうございました。
声優に疑問
細田守は宮崎駿や新海誠にならぶすぐれたアニメ作家だと思っていますが声優の配役には多少疑問がありました。
わたしは田中裕子のエボシ御前や美輪明宏のモロ小林薫のジコ坊、木村拓哉のハウルも倍賞千恵子のソフィーも敬愛していますが、細田守のばあい、声優を専門職としていない人の起用に理念がない感じがするのです。
じっさい未来の星野源やバケモノの染谷将太はへただったと思います。むろん役者がいけないのではなく、あててるキャスティングがいけないと思います。
声の演技は音質からコントロールまでプロフェッショナルがやってこそのものだと思います。専門的訓練を積んでいる声優と役者はかんぜんに別物だと思うのです。
それを承知した上で宮崎駿はプロパー外から配役しました。で、録音時、逐一注文をつけていました。じぶんは前、もののけ姫のレビューにこう書きました。
『昔もののけ姫のメイキングを見たことがあります。今もたぶんネットにあると思います。そこにレコーディングの様子がかなり詳しく撮ってあります。宮崎駿が配役者にいろいろ注文をつけながら声を吹き込む、とても興味深い映像です。おそらくご覧になった方も多いと思います。
その様子はもののけ姫のレジェンダリーなキャラクタライズを裏付けるものでした。
宮崎駿が最終的に納得するセリフは、細かい注文──たとえば「もっと強く」や「もっと弱く」、「ちょっと強すぎる」や「ちょっと弱すぎる」──などによって、調整されます。じっさい、それによって田中裕子のエボシ御前がみごとに創りあげられる行程を目の当たりにすることができます。
でも、宮崎監督は美輪明宏に同様の注文──「強く」とか「弱く」を言いませんでした。美輪明宏はアーチストなのであり、且つ年上です。そのことに対する尊重が、宮崎駿の態度からありありと見えました。乙事主の森繁久弥はもっと上ですが、森繁久弥に対する尊重とは違う尊重だったと思います。
そこで「強く」や「弱く」を使わずにセリフを調整するために、宮崎駿は別の言葉で美輪明宏に注文をつけました。
それが「モロと乙事主が昔好い仲だったことがある」です。私にはその注文が美輪明宏の年功や無二のアーチスト性に配慮した「もっと弱く」だと思えました。
実際には無い裏設定を使って、宮崎駿の理想へと、美輪明宏の声を「操作」したわけです。
この後の宮崎映画においても、これと同等のレコーディングセッションが行われたであろうことは容易に想像できます。だから宮崎駿がたびたびプロパーの声優を使わずに、俳優を充ててくることに、安易さや不審を感じません。方法論として受け容れることができます。
ただし、声優を使わないで、人気俳優などに声を担当させることが、宮崎駿以外のアニメ映画でも、潮流のようになっている気配があります。
やはり、それをするなら、宮崎駿の理想が持っていたような、そうすることの絶対的な根拠が欲しい──
あらためて観て、それを思ったのです。』
本作でもやはり配役に疑問を感じました。主人公からしてふつうにへたでした。聞こえにくさもありました。とうぜんですが声優をつとめた方がいけないのではなく、やっぱりあててるキャスティングがいけないと思います。
この映画のばあい主人公が歌姫の設定ゆえに、プロのシンガーである中村佳穂をあてたと理由づけることができますが、いやいや、主人公が歌姫なら、なおさらプロの声優をあてるのが合理だと思います。いったい歌を兼業している声優がどれだけいることでしょう。わたしならもっとうまくやれたとはぎしりした声優が何十といたにちがいありません。
声優としては素人の中村氏を使うことで、自信のない鈴と、自信に満ちあふれたベルを演じ分けた──と肯定的にみることもできる、かもしれませんが、ぎこちないしゃべりと、リアルなぎこちなさを感じるしゃべりの演技は別物だと思います。
根拠はたとえばゲド戦記の田中裕子です。あんなに素晴らしかったエボシ御前がゲド戦記ではなにを言っているのかさっぱりわかりませんでした。とうぜん田中裕子がいけないわけではありません。もののけ姫の録音風景にあったように声優でない人を使うなら演技に対して詳細な注文が必要ではないでしょうか。それこそが理念だと思うわけです。
また、おおかみこどもの雨と雪の英語吹替版を見たことがありますが、あの(すごくウザい)子どもたちのうるささが気にならずストーリーに入り込め、日本語版よりずっとスッキリした印象でした。
何も知らない素人のわたしが言うのもなんですがアニメをつくっている人がキャラクタの声に無頓着なのが不思議です。もったいなさを感じるのです。なんでこんなにすごいアニメつくっているひとが、雰囲気で声あてちゃうのかなあ──不思議でなりません。
映画は日本の地方の牧歌てきな景色と、華やかでヴィヴィッドな仮想世界が、交互に描かれます。朴訥な高校生ときらびやかなベルが入れ替わり立ち替わり出てきて、絵的にすごいアニメでした。
が、個人的には弱者主張が強すぎると思いました。善悪がたんじゅんすぎる気がします。当初竜は加害者ポジションで登場しますが、話が進み位相をずらしてみると被害者になります。鈴や竜が被害者になってみると、そこからは被害者/弱者主張が臭い感じがしました。ジャスティンなんてただの破壊者です。もっとキャラクターに両義性があってもいいと思いました。
しかし鈴の決意は象徴的でした。わたしは匿名の蓑に隠れていなければ、映画レビューさえ書くことはできません。竜とそばかすの姫はネットとそれをとりまくネット民とをカリカチュアし、その欺瞞とほんとうの勇気を描いていたと思います。
映画は、だれかを守ろうとすることで世界は変わらないけれど世界を変えるのはちいさな優しさから。──を伝えます。さわやかでした。
賛辞と嫌悪
圧倒的な色彩とアイディア。本当に技術は凄いなぁーと。スタジオ地図さんは素晴らしい仕事をされるね。
映画としては、んー、なるほどね。言いたいことはよくわかるかな。でも、普通ー。
ただ、テーマがネグレクトやら、自己肯定やら、喪失感と反抗期やら、軽ーいイジメやら。
相変わらずの詰め込み方式で、その上監督の好きなもの美女と野獣やら、サマウォーやら歌やら、鯨やら、ヒーロー的なものまで、ぎゅーぎゅーと押し込んでるから、その気概は買いたいが、ある意味やけくそ!?なのかなぁ。気が散って結果冷めてしまったという。
問題のラストについては、監督の優しいところが出ちゃって踏み込めてないのか、あんな解決の仕方出来たら嬉しいけど、あれこそファンタジーだと感じる自分もいて、本当嫌悪だよ。
ただ少しの勇気で解決することもある。ということは、あってほしい。そこは思う。
まぁ、細田監督の才能はやはり凄い。これを監督以外で形にするのは本当難しいとは思う。それでも監督は自分以外の誰かを本気で信じて任せる事が出来たら良いのにね。
すずのお父さんが1番頑張ってる。細田監督も頑張ってる。頑張ってる人程孤独だったりするよね。
賛辞は歌声
嫌悪はステレオタイプの女性像
全然残らなかった…
何を中心に話が進んでいるのかが全然分からず、キャラクターも色々出てきて、何がなんだか分からなくなってしまった。
どこに気持ちを置けば良いのか…^^;
映像も歌も素晴らしいけど、話の展開が確かに雑で、起承転結も分かりづらく、結局なにが言いたいの?
私の理解力が悪いのかな…と不安になった笑
誰か細田さんの意図を教えてください。
あと、なぜ「美女と野獣」を劇中に入れたのか、オマージュだとしても、どーゆーこと⁇⁇となる。
一つひとつの描写が繋がっていなくて、プツンプツンで、一切印象に残っていないから、最後の感動するシーンですら、気持ちをそこまで持っていくことができずに終わった。
目的は大事だなと思いました。
音楽はまじで最高。
賛否両論
映像に演出、音楽に関しては凄く綺麗で感動の一言に尽きます。
この映画の楽しめた点と、気になった点をいくつか書かせていただきます。
※あくまで個人的な一意見ですので、ご了承ください。
まずは楽しめた点から↓
・映像、グラフィックがとても綺麗で感動しました。
・曲がとても綺麗で映画の雰囲気に合っていてより一層胸が高鳴りました。
・各キャラクターの説明がハッキリしていた。
・魅せたいシーンが印象的で、凄く感銘を受けました。
全体的な映像が映画館で見てよかったと思える程、とても綺麗で感動しました。
どのシーンを見てもとても美しく、絵になるのが本当にすごいと思います。
次に気になる点↓
・映画全体の伝えたいメッセージ
主人公すずの成長、現代のSNSの危険性に誹謗中傷、家族愛。
恐らくこんな所なんですが、どれか一つに絞れば綺麗にまとまっていた様な気がします。
伝えたい事が多すぎて、重要な部分が掠れて見えてしまい内容が分かりませんでした。
・オチや疑問点
ファンタジー作品なのか、それともリアリティを出したいのかが良くわかりませんでした。
ファンタジー作品であれば、気になる点もファンタジー作品だしな…と納得できますが、
リアリティを出したいのであれば、補正が掛かりすぎて逆に違和感を感じました。
例1:すすの母の友人達は、何故すずの正体を知っていたのか?
例2:虐待を受けていた子供達2人のパソコンは何故置いてあったのか?
例3:危険だと分かっていて、すず一人に行かせたのか?(多分演出ですが)
例4:オチは結局なんだったのか、あの2人を結局助けてどうなったのか?
細々として気になる点をいくつもあげればキリがないので、とりあえず例までに上記4つを書かせていただきました。私の読解力の無さかもしれませんが、納得のいく解説もないので、結局疑問に残ったままになっています。
全体的に『U』についての説明や、キャラクターの生い立ちまでは分かりやすかったのですが、
何故こうなった?の部分があまりにも多く、それが違和感になっていた様な気がします。
こちらの作品がファンタジー作品であれば、上記疑問点は全て解決します。
その点も踏まえて楽しめましたので、あくまで個人的な感想として見ていただけますと幸いです。
退屈
細田守による3Dの試作品なのだろうか?
まずタイトルをUに変えたほうがいい。
タイトルから期待していたものと本編が違いちくはぐな気がする。
ストーリーの部品がバラバラすぎて収集しきれてない。
見せたい箇所だけ詰め込みすぎて何故そうなったのか展開が全くわからない。
せっかくの感動するシーンも全く感動できなかった。どこに感情移入していいのか困惑して
話の展開がぶっ飛びすぎて雑。
サマーウォーズ、美女と野獣
見たことあるような内容のコピーペイスト
途中、眠くなる。つまらなくて序盤途中からもうスマホをみていた。
映像と曲はいいのに、肝心のストーリーがめちゃくちゃ勿体ないことしてる。
周りで集まってガチャガチャやってて
最終的に女の子を暴力振るってる男の元へ一人でいかせるだろうか?事件だよ。
あの二人はちゃんと助かったん?立ち向かうだけ言って終わり?幸せになったの?
ユーザーあんなにいらないから、竜と姫にもっと掘り下げて感情移入できるようにしてほしい。
ミュージカルで高評価つけたりはしない。音楽がよくてもつまらないものはつまらない。
君の名はや天気の子のような感覚で見ると失敗する
音楽と映像は素晴らしいです。ただストーリーが薄いです。60分程度でまとめられるのではないかと思うくらいです。なので、内容にはあまり期待せずに、音楽や映像を楽しむつもりで見に行くのがおすすめです。
映像美と音楽はいい
映像と音楽は素晴らしかった。
ストーリーは少し微妙だった、美女と野獣のオマージュがあったり、、、
特定厨、出合い厨かよって思いながら見てた。世界観は好き。アンベールするところは泣いてしまった。
ひどく退屈
冒頭、若干既視感()のあるものだったがそれなりに盛り上がりを感じる事ができた。
世界観を説明されながら、群衆の中央で歌う歌姫。賑やかな画面が楽曲と合わさって期待値が高まる。
しかし、ここがピークだった。
Uから切り替わると布団の中からそばかすの少女がマイクを持って出てくる。
いや、仮に仮想現実の世界だったとしてもそんな状態であの音響にはならないだろうと。
(この後を考えると)どうでもいい、ツッコミを入れた時点で期待値はやや下がり。
(これに留まらず技術と世界観的な噛み合わなさは随所に見られた)
そこからは本当にひどかった。
一言で言うなら、退屈。
話が冗長で、シーンの切り方や間がひたすら悪く、あくびを噛み殺すのに必死だった。
時系列の説明も下手で、「すず」が「ベル」として認められていく過程もカタルシスが薄すぎる。
美女と野獣の唐突なパロディーには居心地の悪さすら感じた。
そもそもそれを入れる必然性すらない。なんなら入れたことによって、彼のベルへの感情とすずからの彼への感情に決定的な温度差を生んでしまっている。
龍が忌み嫌われ追われる展開にも説得力は薄く、アンベイルの設定にも無理を感じる。
現実パートでは掘り込みの足りないわき役の心底どうでもいい上に、くすりとも笑えない恋愛模様が本当に無駄な尺を使って描かれたり、すべてを知ってましたという気持ちの悪いおばさん連中の、いつの間にと思えるような友情ごっこも見せられる。
終盤の展開は噴飯もので、アンベイルしたのにわざわざベルに戻ったり、(散々言われてるが)未成年の少女を一人で虐待をしているであろう成人男性の元に送り出すなど、真剣に作品とその場面が持つ意味について考察したのかと問いたくなる場面が続く。
あの場面はおばさん連中も一緒に行くが、手分けして探す中で、すずだけがたどり着けた、という展開でもなんら問題はないのに、そうしていない所に監督の脚本力のなさを痛感した。
以前から細田守監督の脚本に関しては賛よりも否という感想を抱くことが多かったが、ここに来ていよいよ彼が脚本を手掛ける事に対する期待値は最底辺についた。
本心を言うと、二度と脚本はしないで欲しい。センスがない、テンポが悪い、気持ち悪い、自己完結し過ぎ、そして退屈。
特に脚本を細田守本人のみが手掛けるようになってからは酷さが目立つ。
今回の映画も脚本が違えばもっと別の評価をできたと思う。
現に、劇中歌は声優と言うか歌手の中村佳穂さんの歌声もあり実に魅力的だった。
また、場面場面では悪くないと思える演出も多少見られた。
アンベイルという自己犠牲を経る事によって母親が自分を置いてまで他の子供を助けた、というトラウマを理解し克服する場面など、言外にそれを描く手腕は確かであり、評価したい。
しかし、鑑賞時間の大半が退屈と感じられてしまった事は事実で、それを鑑みても私はこの作品を評価する事はできない。
各キャラの行動やストーリーの繋がりがひどい
ストーリーの繋がりとか、ベル=すずの行動とか、色々疑問が残る映画だった。
映像はとても綺麗だったけど、話の展開が唐突すぎてよくわからない。なんでそう思ったの?なぜそういう行動をしているの?など、各々の感情表現やその過程が無い中で次の展開へ行く。
特にすずみたいな控えめで地味な女の子の場合、その表現がないと変な面倒くさい子にしか見えなくて、ベルがどれだけ仮想空間で歌姫として魅力的でも、結局どちらの人格もウザい感じに見えてしまった。
結果、半分見て離脱した。
【鮮烈な歌と映像‼︎2021年秋の映画館で観ること必須映画】
内容の辻褄を細かく考えると、「あれっ?」となるので割愛。2時間ぽっきりの映画の中で、細かく描写•説明するとただの解説映像となってしまうから、これはこれでアリという前提で話を進める。
まず、この映画を総括すると、音楽、映像、映画のテーマ設定が秀逸だということだ。
①音楽と映像が綺麗
特に、ベル役の中村佳穂さんの透明感と迫力のある声が映像とマッチしていた。よくこの歌手を見つけてきたなというレベル。映画というよりも、むしろベルのLIVE映像を映画館で見ているようだった。また、映像そのものを切り取っても、細田守監督がこれまでアニメーション映画制作の中で培ってきたノウハウかふんだんに練り込まれていたのだと感じた。まるで、アニメーション映画という美術作品を鑑賞しているかのようだった。
②現実で多くの人が抱える家族の課題に言及
家族の中の自分と学校の自分。インターネットの自分と現実の自分。どちらも本当の自分だけれど、同じ人物とは思えないこともしばしばある。そんな誰しもが抱える2面性を的確に表現している。本当の自分とは何かという葛藤に関しては、平野啓一郎さんの新書『私とは何かー「個人」から「分人」へ』を参考にすると考えがまとまるかもしれない。
あぁ、この部分について観た人と語りたい。
③正義の対立をどう乗り越えるか
正義に対立するのは別の正義というように、本当に正しさを求めて対立する構造にどのように立ち向かうのかがこの映画の歌には隠されている気がする。
内容について
正直なところ、内容だけを評価したらスコアは2とかになるだろう。というのも、飛躍しすぎているところや、いくらなんでも…と思うことがあったからだ。本作は、音楽と映像を楽しめる映画館で鑑賞したからこそ、評価を3.6とした。『竜とそばかすの姫』のように映像と音楽で見せる映画は、テレビで見た時の印象と映画館で見た時の印象が異なることはよくある。今回は映画館による映像と音楽の勝利といったところか。
全体的に微妙
キャラの人数と描きたいことが多すぎて手に余ってる感がすごかった。
メインのストーリーになるはずの忍や恵との話すら全然掘り下げられてなかった。
なんか始終設定やプロットを説明されてる感。感情移入できてないままキャラや展開が感動させようとしてくるから違和感がすごい。クライマックスも最後もなんだこれとしか感じなかった。
ネット世界ではCGアニメになるんだけど、悪くはないんだけど良いとも思わなかった。
元ディズニーのスタッフを雇ったせいか、あえてオマージュしてるのか竜とベルの話はモロ美女と野獣。
そのオマージュがいい風にはたらいてたら良いんだけど、なんか取ってつけた感じが…。
竜の吠え方やベルへの詰め寄り方も野獣そのまんま。オマージュ自体が取ってつけた感に見えるから、その辺もオマージュというかパクリに見えてしまう。
自分は映画をみたら基本的にパンフレットを買う派なんだけど、この映画は迷って結局買わなかった。
ウォーゲーム、サマーウォーズや時かけは好きなのでそのレベルを期待するんだけど、最近の細田守作品は自分にはハマらないな…。
正義が暴走する。正義とは何だろうか。ネットリンチの恐ろしさ。
竜の正体とは。意外な人物だった。前半は、竜の正体は誰だろうかといろいと考えさせられた。でも、50億人の中から探し出すのは困難。前半は、主人公の少女、鈴の悩みやトラウマが描写されていて少し退屈だったが、作画が美しい。ネット世界とリアルでは絵柄が違う。ネットの世界はピクサーぽいがこれはこれで良いと思うし、リアルな世界は実写ではないかと思わせるような美しさ。
で、ネットの世界で悪者にされた竜を叩くアバターたち。正義が暴走すると恐ろしいと痛感しました。竜の正体は意外な人物だった。後半は目が釘付け。正義が人を傷つけると思いました。
正義のヒーローみたいなキャラが、悪役見たいです。あまりいろいろ書くとネタバレになってしまうが、リアル世界のパートと「U」というネット世界の描写が美しく描かれているのが目に焼き付き釘付けでした。
前半が冗長すぎて退屈なので、眠くなったですが、後半部分が見どころです。
正真正銘の芸術作品!!
ようやく観ることができました。素晴らしかった。すごかった。
僕はほとんど日本のアニメ映画は観ないのですが、役所広司など声優陣が豪華なこともあり、鑑賞した次第です。
「いやぁ~、日本のアニメーションはここまで来ているのか!」と驚きました。想像を超えていました。
圧倒的な映像美、圧倒的な音楽。それだけでも、この作品を観る価値があったと感じました。
肝心の主人公の声が誰か知らずに観たのですが、エンドロールで中村佳穂とわかって納得。やっぱり抜群の歌唱力ですね。
そして、仏教やキリスト教の思想を反映したとも思われる、慈悲に満ち、善に根ざしたストーリー。グッと来ました。
ネット社会に対する危惧も描かれていて、それにも共感したり、考えさせられたりした。
本作は、「現実世界」と「仮想空間」、「静」と「動」、「善」と「悪」、「生」と「死」、「愛」と「憎」、「美」と「醜」、「悲しみ」と「喜び」、「自然」と「人工」、「田舎」と「都会」……などなど、様々な対比によって構成されています。
たしかに少々詰め込みすぎ、「お腹いっぱい」感はあったし、多少のツッコミどころもあるかもしれません。
でも、全体的に見るとそんなことはほとんど気にならなかった。
第一あまり理詰めで組み立てていくと物語がかたく窮屈になるのではないでしょうか。
それに、我々鑑賞者もあれこれと粗探しをするのは、野暮というものかもしれませんね。おとぎ話なんだから。
この映画で監督がいちばん描きたかったことは「現実世界で奮闘することの大切さ」だと思うのですが(僕はそう解釈したのですが、違うのかなぁ。違ってもまあいいや)、そのメッセージにも胸が熱くなりました。けっきょく最後は現実世界で勝負するしかないんだよ、と。
あと、これもエンドロールを見て知ったことですが、常田大希がテーマ曲を作ったのですね。これにも納得。やっぱり才能あるな~。
衣装も素敵だなと思っていたら、森永邦彦が参加していたのか。この起用もすごい。
とにかく、観てよかった。
現代でしか創れない、日本でしか創れない、映画でしか創れない、アニメーションでしか創れない大作。
世界のどこに出しても恥ずかしくない、正真正銘の芸術作品です!!
スタッフの制作者魂、職人魂、気合、気迫がビンビン伝わって来る、胸おどり、こころ震える映画体験でした。
追記
この作品は絶対に映画館で観るべきですね!
大画面で、大音量で♫
音楽と映像が素晴らしかったです!
常田さんが大好きで大注目していた作品。
音楽目当てでいったものの、作品の内容も大満足で、めちゃ面白かったです。
映像も物凄く綺麗。
最後は涙も出てしまいました。
物凄く感動したわけですが、個人的に学びもいっぱいでした。
もう一度見たいなと思える作品です。
歌と映像めっちゃいい!
細かく内容を言っちゃえば、それは気になるところもたくさん出てくるけど
歌がすごく良かった!!
それだけで見る価値があったかな、と。
やっぱり、俳優さん、女優さん、ミュージシャンの方たくさんの声や演技のプロで固めたのは素晴らしいと思いますが
なんか、聞いていて背筋が寒い。
ヒロちゃんの「がーはっはっは!」のところとか…。
声優さんなら、もっと。と思ってしまう。
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