竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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キタコレ!
しのぶくんと父さんが久々ヒット。いいよいいよー、時かけのチアキの再来!
しのぶくんもだいぶなトラウマを抱えてるだろうに、彼の視点では語られず、あくまでも「保護者」。つ、つらい…これからは自由に生きてくれることを願ってやみません。
ストーリーとしては、相変わらずヘンに偏ってるし、お母さんの救助シーンとか児童福祉的なあれとか、ちょっとそこ座れこの野郎くらい納得できないけどね。
ストーリーがめっちゃくちゃ
脚本細田守の時点でそこまで期待していなかったですが、予告編で気になり観ました。
ツッコミどころが多すぎて物語に没入できません。
なんで一緒に作ってる人達はこれをスルーしたんだろう。
終わり良ければまあいっかと思って観ていたら、終盤が1番めちゃくちゃ。
これまた挙げたらほんとにキリがないので一つだけ
なぜDV男がいる場所に女子高生1人向かわせといて戻ってきたらやったぜ!みたいな雰囲気になれるの?
映像美と歌は素晴らしい
楽曲が美しく、良く出来た作品
予定調和だけど、気持ちいい。
ネタバレあり【考察】責任感がないのは描写
とにかく音楽がいいです!映像も綺麗です!!
あまりにも評価が低いので悲しくなって少しあげました。
ストーリーは酷評が多いですが、個人的には考えさせられるところも多く面白い作品でした。たしかに詰め込みすぎで一つ一つが薄くなった感もありますが内容が意味がわからないということはなかったです。賛否両論あふれるネットの世界でベルという(どちらかというと)賞賛に目を向けた場合と、竜とい中傷に目を向けた場合がうまく描かれていました。
メインストーリーはすずが昔理解できなかった何かを失っても助けたいという思いから衝動的に動き母と同じ気持ちを体験するとともに変化していくというものでした。
そしてそこに
●ルールと正しさ
●母性(父性)の押し付け
●孤立と独立などのテーマと社会問題、あとありがちなネットの問題(ネットの人間も普通である、思っていた人と違う、など)も混じっていました。
●ルールと正しさ
すずの母親について
川に取り残された子にも親がいたはずだし他の方法があったにもかかわらずリスクを背負い自分で助けたいと思ったから助けた姿と、すずのも危険を冒してまで女子高生が1人で関わる問題ではないのに助けた姿にはルールに縛られない正義感があり十分重なると思いました。
また虐待していた父親は自分自身で決めたルールにより間違った正義を振りかざしてしまっていた、また助けを求めても行政はうごかない、これもルールに縛られた正義の批判として描かれていました。
現実世界ではルールの存在する正義感ない正義感、両方にメリットデメリットがあるのでどちらが正しいということはありませんがこの作品では父親はすずの純粋な縛られない正義に自分の正義が覆され倒れていました。
またジャスティンと父親は同一人物ではありませんが最後に財力、地位の象徴である時計をアップにすることでどの世界でも力の強いものが弱いものを圧迫することを表現できていてよかったと思います。
またルールについては恋愛についても感じました。奥様方はアメリカに行った際相手が中学生だったため何も無かった、と言っていますが対照的にヒロちゃんは年上の先生が好きなことを描き年齢的ルールに縛られていることを描いていました。個人的にはすずはこの作品でルールから放たれる描写が多いので、竜が実は少年であることを知った上で、年齢とは関係なく恋ではなく愛に行きついているように思えました。
●父性/母性
父との不和の解消についてですがこれはすずが父に親子としての関係を求めすぎていたことに気づいたからではないでしょうか。他人として受け入れることで初めて父を許せたのでしょう。
また母性についても考えさせられました。面倒を見ないながらも母親ぶる町内会の人への視聴者の苛立ち、お母さんみたいと言われるしのぶ、最後のすずの愛は母性ともとれること、ネットでのすずの母の行動への批判の声、自分を置いていった母への恨み、全てが私たちのなかの「母性」という固定観念を思い出させました。
●責任
まず奥さんたちについて、すずの東京への出発を止めないのは大人として無責任でダメすぎるとよく書いてありますが、その通りです。そう思います。
ただその人たちは母が飛び込んだときも、仲が良い描写(写真から)があったにもかかわらず止めなかった→今回も母と同じく危険な目に遭うにもかかわらずとめなかったことから、普通は無償で他者を助けない、責任を取りたがる人はいないことを示しています。
また虐待についての「僕も頑張るよ」もネットでも現実でも結局は他人が干渉することはほぼできない、自分で責任を取りなんとかしていくしかないことを残酷に示していたと思いました。
●その他
◯虐待されている子の場所の謎解き?
ご都合です。早すぎるし普通に無理だろってなるけどネットの情報から予想以上に早く見つかることを、誇張して描くために仕方ないかなとも思います。
◯クリオネの育てている薔薇がめちゃくちゃされるところと弟の部屋の(あまり覚えていませんが)薔薇の花瓶が割られるところはリンクしていておお…となりました。
◯ 都会に住みながらも孤立していて誰にも気づいてもらえない、田舎では過疎化が進み街自体が孤立している。加えて町の人は実際に世話を見ることはほぼないため精神的には孤立している、社会と個人の孤立問題も描かれていてよかったです。
◯ ボート少年の必要性
「なんでもできる」ネット内ではなく現実を生きているにもかかわらず現実でなんでもして、のけものにされながらも気にせず、なんだかんだ幸せに過ごしている人もいる、というコンセプトでいいと思いました。
◯ 片足のない犬
おそらく保護施設から?母が受け入れたのだと思います。すずが弱いものを守る心を本質的に持っていること、また疑問を持つ視聴者に対し、ルカがなんの疑問を感じずに遊ぶという描写によりその心のフラットさを示していたと思います。
またこれは醜い竜と言われながらもあざに見えない、色、特徴にみえる理由にも繋がっているのではないでしょうか。視聴者にとって、多様なバーチャル世界において竜は異質には思えない中、多くのキャラに批判されている、これは現実世界での多様性理解と通じるところもあるのかなと思いました。竜の場合は傷で苦しみ、犬も同じように脚がなくおそらく不便な生活をしている、また現実世界にはもちろんそういう人もいる。ただ中にはそれによって偏見を持ち忌み嫌う人も大勢いる。そのなかでただ大変さを理解するベルが犬と居るすずと重なりました。
また障害のある弟を大事にする竜と足のない犬を大事にするベルの社会的に力のない者を世話する構図の重ね合わせとも言えるかと思いました。
◯オマージュについて
途中シーンに加えて、Uがもしその精神的な状態を反映しているなら抑圧された環境と父からの心の傷で力とあざを持っていた竜が最後に精神的に解き放たれたことでUでも野獣からすこし変わったのでは…?と予想しました。
●よくわからなかったところ
◯なぜしのぶくんはベルがすずだとわかったのか◯なぜ子供達は外にでていたのか
全く分かりませんでした。
完成された物語というよりは不安定な現実世界の考え方を表しているようでした。人と人とは繋がっていることを前提で見ていた主人公が誰にも依存しないながらも周りを受け入れる、そしてネットも現実も結局は固定観念に縛られているだけで自分の心の持ちようで変わってくるという、いい映画でした。
南無阿弥陀を感じる映画でした
映像が綺麗でストーリーもとてもおもしろかったです。
これは映画館で観ないと良さが半減する映画です。
「U」の世界は、本当の自分の魂がある世界、あの世の世界だと感じました。
「U」の世界には三日月が出ていた。
この三日月は、これから新月になろうとしている下弦の月だったので、新しく生まれ変わる前の場所を象徴していたのではないと思いました。
鈴は、この世で本当の姿を隠している弱い自分を受け入れることができずにいた。
「U」の世界に入り、隠している「人前で堂々と歌える自分」と出会い、「U」には本当の自分の魂があることを知ります。
しかし、この世で依然として、本当の自分を隠して、迷いだらけの生活を送っています。
そして、虐待されている男の子と出会い、自分だけがその男の子を歌で救えることを否応なしに求められていきます。
それには「U」の世界に現実の迷いが多く、弱い自分を晒さないといけない。
現実の弱い自分のまま「U」に行って、歌える確信はない。歌えなかったら、これまでのファンを失望させ、自分の存在意義を失うかもしれない。
けれど、鈴は「U」にある本当の自分のあの世の世界に晒し、飛び込むことで、本当の自分と出会い直し、また現実世界を変えていきます。
よく臨死体験をし、あの世の世界を垣間見た人はそれまでの生き方がすっかり変わり、そこから飛躍する人が多いことを聞いたことがないだろうか。
臨死体験をした人は、「死んでもおかしくない命だったのに、助かった。これからの人生は生かされた命なので、人のために使いたい」ということをよく聞く。
この世は肉体を持っているがゆえに、自分を守ろうとする自我が誰にもある。
その自我から離れられる人はいない。
しかし、この世の肉体を超えて、あの世の事を体験し、本当の自分の魂と出会った人は強い。
本当の自分の魂で生きる喜びが自我より優っているのだろう。
これは、あの世の世界を信じて、あの世に行きたいと願う「南無阿弥陀仏」に通じると感じました。
臨死体験は、誰でもできるものではないが、近しい人の死を弔うことを通して、あの世のことを学び、垣間見ることはできる。
また、主人公の鈴は、幼い時に亡くなった母親の死の話に沿って物語が進み、「歌よ導いて」の通り導かれ、成長していく。
主人公の鈴は、虐待されている男の子を救うために自分の母と同じように自分を顧みずに「U」の世界に飛び込んだ時に、鈴が幼い時に亡くした母親の記憶が蘇り、今まで受け入れることができなかった母の死を理解することになる。
「U」で母とも出会い直したように思う。
私も、亡くなった故人によって、導かれていることを感じざるを得ない出来事が節目節目に起こるので、改めて感謝したい。
酷評されるほどではない
オマージュというより…
個人的に美女と野獣のパクリシーンは鳥肌が立つほど嫌な時間になってしまいました。
細田さんがインタビューで「現代版の美女と野獣を作りたかった」と仰ってましたが、とにかく好きなものをねじ込んだ結果、特に恋愛関係ではないはずの竜とベルが美女と野獣と同じようにダンスしたり、その後も恋愛ものみたいなシーンが続き、意味不明な流れになっていました。
竜の台詞も構図も何もかも、トレスか?と思うほどディズニーと同じ。
この部分に関してはオマージュというよりは猿まねと言ってもいいでしょう。
キャラデザインはアナと雪の女王と同じ方に依頼しているのでそこが似るのは必然的ですが、あのシーンはおかしいと思います。
海外で公開する時は、お城のシーンは恥ずかしいから全部カットして欲しかったですが、残念です。
外国の人が観たら、「日本人って中国みたいに堂々とパクるんだ」と思われてしまいそう。
物語全体としては、着眼点は良かったけど詰め込みすぎて穴だらけになってしまったという感じです。
他のレビュー通りご都合主義的なところも多く、現代社会の問題を現実味をもって描きたいのかと思いきや、問題解決に至るまでの手段や、周りの大人の対応、虐待している父親の行動も全てが非現実的でした。もう少し綺麗にまとめられたらもっといいものになった筈なのに。
細田さんの他の作品はヒットしていたため一定の期待をして観ましたが、この作品に限っていえば、引退された宮崎駿監督の後に続くような日本を代表する監督になるのは難しいだろうなと感じてしまいました。
歌と映像が良すぎたために、脚本が残念なのが惜しい😣
今更ながら行ってきました。
もう公開してから何週間か過ぎて、色々な人のレビューを見てから行ったので、あまり期待はしてなかったのですが(星3つ以下が多かったため^^;)、でも個人的には映画館で見る価値はあったと思います!
♥️この映画の魅力はなんといっても歌、声、映像でした。
♥️物語の途中途中で出てくる歌には、毎度鳥肌が立つぐらい感動しました。これは多分映画館で観なきゃ体験できないと思います。主人公が歌う時の声質が、透き通った水のようで、でも芯がしっかりしていて、たまらなく好きになりました。 もはやコンサートレベルじゃね!?ってくらい、、!!
曲もまた歌詞がストレートで、心に直接訴えてくる感じがして、挿入歌なだけあって主人公の気持ちにピッタリな所が最高でした。
♥️また、声優も良かったです。あまり声優さんに詳しくないのですが、中でも主人公のお父さんの役をしていた役所広司さんの声はさすがで、その声だけで心を震わすシーンがありました。
あと主人公の友達役(眼鏡の子)で幾田りらさん(YOASOBIのボーカルの方)が出ていたのをエンドロールで知ったので、知ってから観れば良かった!と思いました。
すごく上手で素人だと思いませんでした。
♥️そして、なんと言っても映像の迫力が凄まじかったです。他の方も言っていると思いますが、スタジオ地図さんが加わっていることもあり、…もう語彙力が皆無になるくらい凄かったです笑
これもやはり映画館で観ないと得られない迫力がありました!!
🖤しかしひとつ残念なのが、脚本です。
これだけ素晴らしいキャストを揃えて、映像も声も完璧なだけに、脚本にだけ納得いかなかったのが少し残念です。
「時かけ」が大好きなのですが、その脚本を手掛けたのは細田守監督ではなく他の方らしいですね。確かにこの映画を観たら納得してしまいました。細田守監督が脚本したのなら、時かけはあそこまで面白くならないはずです。
🖤今作に話を戻すと、都合よく進むストーリーに、「そんなピッタリなことあるわけないでしょ!!」と突っ込みたくなるシーンがあったり、主人公の気持ちがたまに分かりにくく、感情移入出来なかったりと細かい点で色々と疑問を持ちました。あと美女と野獣をモチーフにしていたらしく、私はそれを観た後に知ったので、観ている時は「何これパクリなの?何なの?」と戸惑ってしまいました。
♥️とはいえ、本当に歌、曲、映像は最高でした。
最近のアニメでもトップレベルに完成度が高いのはもう言うまでもありません。これだけ酷いレビューが多くても、ランキング上位にいるのは歌と映像のおかげだと思います。
あとはストーリーは空っぽにして、映像体験と歌だけ楽しめば、それなりに満足は出来ます!(個人的には!!)
泣いた人はきっと、ほぼ歌で泣いていると思います!
それくらい主人公の歌声に感動しました。
最後に、観るなら前の方をオススメします。一人で見に行ったので、チキって後ろの方の席にしてしまったのをすごく後悔しています。
(ストーリー無しで)大画面で、素晴らしい映像と歌を体験してみてください。
きっと感動で心震えること間違いなしです!!
ここまで長い文を読んでくださってありがとうございました!!
もやもや
竜に固執するBELLE。なんで?
高知から川崎?あたりに行って、すぐ竜を見つけられるの、なんで?
BELLEが竜のDV父親に顔ひっかかれ出血してたけど、それ立派な傷害罪だから。
ちゃんと警察に言わなきゃ!!
ずぶぬれで高知に戻ったんだとしたら、ちょっと制服臭くない?
(女子高生だから、いい香りの設定なのかな・・・・)
話が進むにつれて雑になっていくのがしんどい
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