「中身は昭和臭いおじさん構文」竜とそばかすの姫 桂ジャスティスさんの映画レビュー(感想・評価)
中身は昭和臭いおじさん構文
この物語の世界にはUという仮想空間が存在する
このUはアカウント数が50億という世界人口の半数以上を占めるユーザー数を獲得している
今現在、世界のSNS人口は40億人と言われている
この数字を見比べてもこのUが大衆に支持され人々の生活に溶け込んでいるかがわかる世界となっている
まさに、もうひとつの世界と言って遜色ないだろう
そんなUはアズという自分の分身となるアバターを作成し、もう一つの世界Uでもう1人の自分として生きていくのだ
『もう一つの世界なら何度でもやり直せる』
まさに、今世間を騒がせているメタバースであり
間違いなく近い将来訪れるであろう近未来だと思う
そんなデジタル、未来、メタバース、SNSをテーマに掲げた作品である
テーマも面白そうだし映像も凄く綺麗
だが何がこの映画の評価を下げたかと言うと他のレビューを見れば明白、脚本なのだ
自分的に評価が下がった原因は
結局いつもの人間はこうあるべき
だから人間は美しいみたいな
懐古的な視点が心底しらける
せっかくメタバースとデジタルな今風のテーマを出してきたのに蓋開けたら結局アナログ作家が書いたデジタルとは程遠いアナログ物語
何度も見てきた人間賛歌の作図はもう見飽きたんだ。
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