「終盤の展開に正直言って」竜とそばかすの姫 tkryさんの映画レビュー(感想・評価)
終盤の展開に正直言って
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良識を疑いました。
【大人を含む周囲「がんばれー」→少女1人で川崎へ→加害親と面会→加害親退散→周囲「おかえりー」】
「母親が英雄的な行動ゆえに亡くなった」件の主人公なりの落とし前という意味は分かります。
でも、これは頂けません。
現実と地続きの社会問題を邦画アニメ大作が無神経な描き方をしている。影響力を考えると、有害と言わざるを得ないです。
細田監督の独特さを今までほんのりと支持してきましたが、何か決定的なズレを感じました。
一見良いテーマを打ち出してしまっているだけに、不誠実な描写をするだけで、かえって有害なものに成り下がってしまうんですよ。
結果的に「U」の世界もテキトーなものに感じてしまいました。
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