「不快なポイントが多い」竜とそばかすの姫 ややさんの映画レビュー(感想・評価)
不快なポイントが多い
かなり欠点のある映画だと思う
まず、ストーリーのノイズになる部分がすごく多い
欠損描写のある飼い犬や自閉症気味の竜の弟など、何故わざわざその設定を入れたのかストーリー上の必要性が一切ないように感じる
あと学校のマドンナとボートレーサーの恋愛模様、丸々ストーリーから省いてよかったと思う
こいつらのために使った尺無駄すぎる
こいつらに活躍の場与えたいのか、遠征で行っていた場所と竜の家が近いなんて無茶苦茶な偶然を作り出す羽目になって、ご都合主義が過ぎる
あとママさん合唱団も別にいらないです。
理由は鈴を東京に送り出すときにわざわざ駅まで送ってそのままバイバイって、送り出す先はDVするようなやつのところですけど~~~大人としてゴミすぎるし、意味分らないので
この映画全体的にストーリー上関係のない人に時間を取りすぎ、しかもそれをうまく使いこなすこともできず、肝心の竜とのエピソードが浅くなるという悪循環……
うすーい美女と野獣ごっこやるくらいでそこまで鈴が頑張る理由が納得しづらいものとなってる
幼馴染の男の子が鈴=ベルと知った部分ももっとしっかり理由付けすべきだし
『そこ描くの???』『そこ描かないの???』がぐちゃぐちゃな映画で気持ち悪かったです
細田さんは映画作るときに箇条書きのワードをつないでいってるだけに感じることが多い
「美女と野獣」「自閉症」「DV」「歌」とか上手く扱えないならもっとテーマ絞ってほしい
僕らのウォーゲームやサマーウォーズの頃はできてたのに……
あと歌声メインで主演の女性選んでるんだと思うけど普通に声優としては下です
けど間違いなく歌はいいです、ただ歌ってる時間って作中で20分くらいですあと100分は下の演技聞かされます