「2回目はもっと泣けた」竜とそばかすの姫 ユキチさんの映画レビュー(感想・評価)
2回目はもっと泣けた
クリックして本文を読む
親は利害得失やエゴを越えて我が子を守ろうとする存在だが、鈴の母親はその外側にいた他人の子を助け、しかも自分は死んでしまった。そんな母親の行動を理解出来ず、長い間苦しみ続ける鈴の姿が丁寧に描かれていた。Uで得たもの全てを投げ捨ててでも知らない他人を助けたいと行動したその果てで、鈴はやっと母親の思いを受け入れることが出来たのだなと感じた。家族の物語であると同時に、鈴が解放されるための物語でもあったのかな。映像美と歌声に魅了され、展開に涙が止まらなかった。
コメントする