「とにかく萎える」竜とそばかすの姫 なまこさんの映画レビュー(感想・評価)
とにかく萎える
歌声と、それに伴うPVシーンは素晴らしかったので★1です。
・母親の死因は父親にはないのに、なぜああも親子関係が拗れているのか(母親が亡くなった当時からすると約10年?)
・毒舌すぎる友人(友達やめるやろ……というレベル。もしくは主人公はドMなの?)
・竜と心を通わせるシーンはどこに?
・あれだけ嫌われ他プレイヤーに害なす存在なら、運営が動くのでは?
・ガストンポジの連中は、なぜああもアバターを剥がすことに躍起になるのか
・オシャレなマントの柄に見えるけど、何故皆あれがアザだとわかるのか
・主人公がそこまで竜に入れ込む理由がわからない
・美女と野獣の劣化コピー
・結局、主人公とその彼氏がお互いに言いたかったこととはなんだったのか
・やたらとシミュレーションゲーム調で描写されたJKたちの大騒ぎっぷりが意味不明
・JKの眼力で腰を抜かす大人
・結局虐待問題解決してない(主人公が駆けつけたからといってなんだったのか)
・虐待親がいるとわかっているところに一人で向かわせる周囲の大人や友人たち
・竜を取り囲む謎の萌AIたちの存在
・一体いつのまに、リアルでも固く抱き合うほどに信頼しあっていたのかわからない二人
気になる点を挙げるとキリがないくらい、まったくストーリーのテンションについていけない映画でした。
本家のように積み上げた時間やエピソードがないから、ダンスシーンとても薄っぺらい……ここは、萎えるのを通り越して不快なくらいでした。
美女と野獣のシーンをいくつも真似、真似るためにわけのわからない萌キャラを取り巻きにしたのも本当に謎。
全然土台ができていないのにインパクトのあるシーンだけを真似ているので、本当に浮いて見えるというか……一体なにが起こったのかよくわからずにポカンとしてしまいます。
竜の正体の子たち、部屋の描写というか父親の話し方というか、醸し出す雰囲気からアジア系外国人かとおもっておりました。
いっそネットの世界という設定ではなく、人気の歌姫×嫌われ者の竜のファンタジーにした方がよかったのではないかと思う……とにかく全シーンに於いて萎える映画でした。
観賞を楽しみにしていたので、とても残念です。