「面白かった、批判はわかるが酷評するほどではないと思う。」竜とそばかすの姫 ラミーさんの映画レビュー(感想・評価)
面白かった、批判はわかるが酷評するほどではないと思う。
なるべく見るか迷ってる人に見て欲しいのでネタバレなし、オブラートに包んで話していきます。
酷評をちらちら見ていたけどなーんか気になって1人で観に行きました、結果面白かったです。酷評気にせず観に行ってよかった。
粗はあるんだけど低く見積もっても星2はあげてもいいと思うよ、批判書いてる人はあまりに極端な印象。
まず歌と映像が最高、後半の予想外の展開と鈴の過去がリンクしているところも鈴の成長を感じられてよかったと思う。後半のミュージカルシーンは泣きましたね、実際のライブでもよくあるよねああ言う感じ。
細田守は人生をコマ送りで魅せるのはうまいよねおおかみこども然り、母親と鈴の関係が2,3分ですごいわかるんだ、いいねあれ。
令和の歌姫の幾田りらさんを声優だけで使うなんてなんて贅沢なんだと思った、いうて声優上手い。
細田守監督作品はバケモノの子以外はワンピース含め観てるけど、個人的にサマーウォーズより好きだな、ときかけおおかみこども2トップだけど、これが並ぶ感じ、未来のミライでやっぱ原作ないとあかんなーと思いつつ、細田守まだいけるじゃんって感じ、音楽が好きだからってのはあるかな。
こっからは気になったとこの話。
やっぱ脚本は他の人が書いた方がいいかもってのはある、やっぱ細田守監督は絵がすごくて脚本は素人が言って申し訳ないけど飛び抜けてるわけではないから、いうて粗に目を瞑ればよかったんよ。
個人的には美女と野獣にわざわざ寄せなくてもよかったんじゃないかとは思った。監督が寄せたかったらしいから仕方ない。
せめて他のものに置き変えて美女と野獣と同じ展開をやるんならわかるけど、城も見た目も従者達のリアクションもみんな美女と野獣と一緒なんだよね、、まあ公式公認みたいなところあるからパクリとはまた違うとは思うけど、もう少しうまくオリジナル感を出してくれたらよかったのにって感じ、そこがやっぱ脚本のパワー不足を感じる。美女と野獣と被る度に集中が途切れてしまったんだよね、、いうて面白かったですよ。
気になったのは美女と野獣と被るシーンが結構多いのと、脚本かな。悪役や2人の距離の縮め方とか気になった、けど、他がいいからオッケーみたいな、粗よりいいところ探したほうがいいよ。
これは映画館で見てほしい、音楽とか細田守好きならまー酷評レベルに見なきゃよかったってなることもないと思うし、全然見る価値あり!