「ジュブナイル映画あるいは御伽噺」竜とそばかすの姫 赤毛のルウさんの映画レビュー(感想・評価)
ジュブナイル映画あるいは御伽噺
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予告編の映像と音楽が素晴らしく、小学生2年生の息子にせがまれて映画館に行って来ました。
当方、竜の家庭と同じ死別のひとり親家庭です。
映像も音楽も素晴らしく、2時間楽しませていただきました。
ただ、リアルに竜と弟を助けたいのであれば、同じ死別のシングルファザーとして、鈴の父親が介入した方が問題解決に繋がるのでは⁇と思ってしまいました。
父親の孤独こそが虐待の原因なのではと。
おおかみこどもの時も感じましたが、思春期の子どもの感情描写には共感できるのですが、親たちの描かれ方にリアリティーが薄いと思います。
自分も当事者として遺族会など参加しますが、死別で一番辛いのは配偶者だと思います。子どもはいつしかパートナーを見つけ自分の家庭を作っていきます。
そう言う意味もあくまでも子ども達への目線で描かれた映画なのかなあと思いました。
どうしても自分の境遇に重ねて観てしまうから、こんな感想を持つのかもしれません。
一緒に鑑賞した息子は、ベルがアンベールされるシーンで感動したそうです。
他に印象に残ったのは、高知はキレイなところだな、と言うこと。いつか行ってみたいなぁと思いました。
いつかUみたいな仮想現実が出来たら、子どもが巣だっていったあと新しい人生をやり直せたら良いなぁとも。
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