「苦手意識を払拭できず」竜とそばかすの姫 ノートルダム2012さんの映画レビュー(感想・評価)
苦手意識を払拭できず
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細田監督作品が、個人的には苦手です。特に前作の未来のミライが、自分の中で映画館で見た映画史上最もつまらなかったので、今作を見るかどうか悩んでましたが、細田監督作品に対する苦手意識を払拭できるかもしれないと思い、見てきました。
結論、未来のミライよりは10倍くらい面白かったと思います。特に歌とUの世界観は素晴らしく、歌唱シーンが多いため、一種のミュージカルと思えば、なお楽しめたと思います。ただ、苦手意識を払拭することはできませんでした。以下、特に苦手な場面をあげます。
・泣くシーンが過剰
・嘔吐シーンが謎
・アンベイルして歌う前に「あっー」「うっー」って、唸ってたけど、そんな人いる?
・男の子達の家、そんな簡単に見つかる?
・助けたいって、抱き締めること?
・男の子の父親は、世間の目を気にしているから、第三者である主人公の女の子を殴ろうとすることは考えがたい。しかも路上で。んで、見つめられただけで、腰を抜かして逃げていく。
・男の子は戦うよって言ったけど、DV父親にどう戦うってこと?何の描写もない。
なんか不自然でご都合主義で、お涙頂戴的なとこが多くて、どうしてもニュートラルに見られないんですよね。やっぱり苦手です。
ただ、音楽は凄く好きなので、特にオープニングの「U」だけは、もう一度映画館でも聴きたいなって思いました。音楽目的で観に行く人、多いんじゃないでしょうか?監督は作曲家、歌い手に感謝すべきです。
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