「美しい散文詩とリアルの心が震える調べに涙」竜とそばかすの姫 たっくんさんの映画レビュー(感想・評価)
美しい散文詩とリアルの心が震える調べに涙
54の親父です。
アンチが多いのは、ネット民に対するステレオタイプな蔑視が垣間見えたからでしょうか。危うくやめとこかとも思いましたが、嫁さんが推すので今日初めて拝見しました。「初めて」というのは、後何回か観たいと感じたから。中村佳穂さんが素晴らしいのは言うまでもないが、これまで1000本以上映画観てますが、脚本や構成、文脈なんて検証して何になんの?
君のココロに響いたかどうか。
主人公にこの親父が感情移入したか?するわけない。
けど寄り添うと共感できる。母の亡くなる瞬間に大きな疑念を払拭できずにいるすずが、排他的な竜の震える心に共鳴できることになんの違和感もない。
人は唄で心を浄化できることをアニメで表現した傑作です。皆様監督へのそれぞれの期待感からのズレにムズムズしているようですが、細田監督がそれほどマスに受け入れられるテーゼを表現してきたのかと改めて思いました。既視感のない映画なんてもうこの世に存在しない。
ココロが震えたらいいじゃないか。
オジサン評価は、合唱隊が最後もう少し活躍してくれたら嬉しかったのと、これからの作品にも期待したいので4.5です。まさか涙が溢れるなんて。。。。
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