「曲・映像◎脚本🙅♂️」竜とそばかすの姫 えもんさんの映画レビュー(感想・評価)
曲・映像◎脚本🙅♂️
予告編がとても面白そうだったので映画館で視聴。これまでの細田作品は全部観ているが1番ひどかったのでは?
映像と曲は本当にすごい。オープニングの曲なんて聞いただけで感動したし、最後のライブシーンも映像だけで涙が出そうになった。
ただ、脚本がほんとにひどい。感情移入できないことが多く、曲と映像がなければ見る価値はないと思う。細田監督は脚本を他の人に戻したほうがいいと思う。
以下、ストーリーで気になった点
・竜との馴れ初めやお互いが通じ合うシーン。特になんでダンスしただけで通じ合えるのか、、、
・竜の正体が虐待されていた子供。この設定いる?作中で時々出てきてはいたが、虐待の背景等の説明もされてなかったので可哀想と思えなかった。これならしのぶくんが竜で実は虐待されていたとかのほうが良かったのでは?
・虐待の子供を助けに行くシーンも理解出来なかった。なぜ周りに大人も友達もいるのにすず1人でDV父親に助けに行かすのか。周りとの繋がりを見せたいのであれば、全員で探しに行き見つけ出すのがすずではだめだったのか。せめてしのぶくんには行って欲しかった。しかも会って父親睨んで解決も意味が分からない。女子高生1人に睨まれただけで、DVやめるか?
・るかとカヌー部の恋愛。告白シーンとかあんなに尺いる?この2人もあまり掘り下げがなかったので最後仲間の一員として一緒にいるのが少し違和感があった。
・竜と話すために仮想世界で素顔を晒せと言うしのぶくん。正気か??何億人もファンがいるのに素顔を晒したら平穏な生活は送れなくなってしまうと思う。ベルで歌って竜が来たら、竜だけに素顔を晒すでは駄目だったのか。
・最後すずとしのぶくんがくっついた描写があったが、竜はどうなるの??やっぱり竜がしのぶくんのほうが良かったのでは。昔助けてくれたから今回は私が助けるみたいな。
多くの方がラストどっちを選ぶ、その後は?みたいな感想抱きやすいみたいだけど、そのへんは破綻した脚本なしにして視聴者が察するレベルで気付くべきだと思う。大袈裟かな。
踊ってもハグもしても恋愛とはまるっきり別っすね。
監督もね、そーゆーの含めて丁寧につくるべきなんだよ。親父問題。施設だって現実は相当、厳しいしな。安易に触れるなってこと。