「映像、音楽は極上。脚本は並以下。」竜とそばかすの姫 ヨシヨシオさんの映画レビュー(感想・評価)
映像、音楽は極上。脚本は並以下。
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正直、予告を見て期待が高まりすぎた感はあります。
ですが、それを差し引いてもストーリーに没入できないくらいの「なんで?」が多いです。
とりあえず箇条書きしていきます。
・仮想空間「U」の存在意義がわからない。目的は何?
・竜が狙われている理由が不明。悪者扱いされているが、どう見てもリンチされている。
・なぜか少しトラブルがあるとすぐにリアルの素顔を知りたがる仮想空間。「誰?」って誰でもいいだろ!
・クリオネみたいな天使は結局何だったの?
・方足欠損している犬…なぜ‥
・現実パートの登場人物の繋がりがよくわからない。突然出てきて知り合いでしたって言われても…
・恋愛要素の空虚さ。カミシンとマドンナがくっついたからなんなんだ。特に必要性がない。
・主人公が東京に行く!ってなってるのに誰もついて行かない。メイン男はついて行けよ…見送りにすら行かない。
・どう見てもマント(百歩譲って翼)なのにずっと背中のアザと言い続ける
・リアル竜の居場所を突き止める能力が探偵顔負け過ぎる。
・探しに東京に行って道を走ってたら都合よく監禁部屋から外に出てきた龍と弟。
・DV親父との睨み合いに勝利(特に理由はない)
・あれだけ伏線じみた主人公と父親の関係はあっさりラインのやり取りで修復
とまあ、半日前の記憶を思い返すだけでこれだけありますね。
でも劇場で見る価値はあると思います。
アニメーションと音楽は凄い。
それだけに残念。
もう脚本は本職の人に任せてください。
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