「映像と音楽は綺麗」竜とそばかすの姫 お〜しゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
映像と音楽は綺麗
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歌や音楽、映像はとても魅力的だと思います。
でも、ストーリーが、キャラクターが、違和感ありで残念。
自分を置いてきぼりにして他人を助けに行って亡くなってしまった母の気持ちを理解して、愛されていたんだ、と強くなれる主人公を描きたかったのだろうとは思う。
だけど「U」の世界で現実と違う自分、というあおり文句の割りには、批判とか言いたいことだけ言ってる世界や、自称正義のヒーローにスポンサーが次々とついたり降りたりするのも、おばさまたちへの身バレも、可愛くて太陽のようなルカちゃんが実は自己肯定感が低いのも、しのぶくんの言動も、お父さんとの距離感も、ヒロちゃんの目的も、なんだか全部、ストーリー回しのためだけの取ってつけたような感じがする。
50億人から、竜を見つける方法も、あんな偶然なの?そしてビルが2つ見えるところにある家の特定ってそんなピンポイントでもないだろうし…1人で行かせる意味わかんないし、DV父がほっぺた引っ掻くまでした後にあんなにびびってしまうのも、あの兄弟が今後どうなるかも、きちんと解決できてないと思う。
もう少し踏み込んで描いていたら、こんなモヤモヤしないのにな。
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